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F1ハイパーニュース


2008.05.11

F1 HYPER NEWS - 【コラム号 - 鈴木亜久里の冒険の終わり その三】


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F1ハイパーニュース [コラム号 - 鈴木亜久里の冒険の終わり その三]

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■■■■■      ■■ F1ファンのネットサーファーに贈るハイパーニュース
■             ■ ■ ○○○○ 鈴木亜久里の冒険の終わり その三 ○○○○
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■ 鈴木亜久里の冒険の終わり その三
  ・・・・・・・・・・・・・・・・ 仙太郎 : sentaroh@r3.dion.ne.jp 

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 頂いた内容は次号に掲載させて頂く事があります。
この時メールアドレスやお名前(HN含む)は掲載されませんのでご心配なく。

 また、気に入った記事がありましたら、ライターへ直接激励のメッセージでも
送りませんか。やはり反応があると嬉しいものですよね。

 アンケート回答は、以下をメールソフトにコピーして、nrf52035@nifty.com
までメール下さい。このメールニュースへの返信でも結構です。

 ●今週号は面白かったですか?

  ○はい
  ○いいえ
  ○どちらともいえない

 ●今週号の感想をお聞かせ下さい。

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■ 鈴木亜久里の冒険の終わり その三

                   仙太郎 : sentaroh@r3.dion.ne.jp

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F1チームの親会社である本田技研工業は、一部上場の会社です。
アメリカでも上場しています。
そうなると、資本関係のない他社に、正当な理由もなく、資金供与をするわけに
はいきません。
お金を外部に流出させることになるので、株主から賛同を得られませんし、利益
が減ることにより税金の減ることになる税務署も厳しく指摘してくるでしょう。
それは、技術供与に関しても同じだと思います。

私は当初、ホンダはスーパーアグリに無償でエンジンやトランスミッションを供
与しているのだと思っていました。
ただ、今回スーパーアグリの負債が100億円と言われる中で、そのうち80億円が
ホンダの債権だと報道されています。
いろいろな情報を総合しますと、この債権の大部分はエンジンやトランスミッシ
ョンを供与した費用のようです。

ただ、これもよくよく考えれば普通のことです。
先ほど、お金を供与することが難しいことを話しましたが、ホンダの資産である
エンジンやトランスミッションを無償で提供することも、利益供与と見なされま
す。
この部分は、会計の厳格化の流れの中で、ホンダとしてもどうにもできない部分
であったのではなかったかと思います。
心情的には、無償で提供したいが、それができない。

そういう理由があるので、ホンダを恨むのも、違うと思います。
ホンダとしては、債権として表に出ている以上の支援をスーパーアグリにしてい
たと思います。
栃木研究所の協力なども、その中に含まれます。

ホンダの社内でも、もっとスーパーアグリを支援すべきだと思う人もいたと思い
ます。

しかし、もはやホンダは昔の中小企業だったホンダではなかったのです。

私は今のスーパーアグリのチャレンジング・スピリットは、昔のホンダがF1に挑
戦した時と同じだと感じています。
当時、日本の工業レベルでF1に挑戦するなどということは、スーパーアグリ以上
に無謀だと思われたことでしょう。
彼らの挑戦も結果的には、二勝しかできずに終わりました。
それでもその二勝は、エンジン供給をした第二期F1活動の数々の優勝よりもはる
かに価値があると思っています。


このように見ていくと、この活動停止が一つの要素によって引き起こされたこと
ではないことが、おわかりいただけると思います。


F1は経済的に見ると戦争と同じです。
F1チームは軍隊と同じ構造を持っています。
会社であれば、うまく経営すれば100億円を投資して200億円、300億円を回収す
ることが可能です。
だから、出資してくれる人もいますし、お金を貸してもくれます。

これは、F1以外のスポーツでも同じです。
自分たちでチームを立ち上げ、リーグに参加して、試合をやれば入場料収入が得
られます。
この入場料収入の範囲で経営すれば、チームが強いか弱いかは別にして、経営は
成り立ちます。

しかし、F1は違います。
F1は大金を投資して、速いマシンを作りますが、直接の収入はグッズなどのマー
チャンダイズなどであり、それだけでチームを運営することはできません。
また、前年のコンストラクターズのランキングに基づきTV放映権料の分配金が配
布されますが、それとても下位チームには少額しか分配されません。

F1は金を集め続けて、投資し続けなければならないのです。
そうすると、技術だけあってもうまくいかないですし、お金だけあってもうまく
いきません。
その両輪が回らなくては、ならないのです。

そうなると、マーケティングをうまくやらなければなりません。
お金を集められなければ、活動を続けることはできません。
お金があれば、優秀なスタッフを集めることもできます。

ただ、現在のように活動するのに巨額に費用がかかるとなると、趣味でサポート
するというわけにはいきません。
大企業の世界的なマーケティング活動の中での、F1スポンサーとなります。
そうなると、ほとんどTVに映らない、小さいチームを支援する理由がありません。

現在、F1に参加している10チームの内、ワークス系はマクラーレンも含めると6
チーム。
プライベータで老舗のウィリアムズを除く3チームは、大富豪が所有しています。

こう考えると、今のF1は巨大な自動車会社か、大金持ちしか参加できないスポー
ツになってしまいました。
それが、F1のステータスを高めることに貢献していることは間違いありませんが、
かつてのプライベータが支えていたF1を知っている人間からすると、残念でなり
ません。

彼らの活動を無謀と片付けることは簡単です。
ただ、不可能を可能にした実行力は、賞賛に値すると思います。
何事も、できるかできないかを考えていれば、新しいことは何もできません。
結果だけ見て失敗というのは、あまりにも単純な結論だと思います。
彼らのおかげで日本のF1はどれほど盛り上がったことでしょうか。

ただ、日本のマスコミが、スーパーアグリが苦境に陥っていた時には、ほとんど
報道せず、撤退が決まった後に大々的に報道しているのは、残念です。
もう少し、早く報道されていれば、スーパーアグリの商業的価値も上がり、スポ
ンサーの獲得にも役立ったのではないかと思うと、残念でなりません。


恐らくスーパーアグリは、過去に消えていった小さなチームと同じように扱われ
るのでしょう。
今までF1から消えていったチームは、星の数ほどあります。
あの名門ロータスやブラバムさえも、消滅しました。

チームがなくなることは、F1では珍しいことではありません。

ただ、恐らくF1では最後の純粋なプライベータであるスーパーアグリを私は、忘
れません。
彼らが復活することはまず、ないでしょう。
復活して欲しいとは思いますが、鈴木亜久里代表のこれまでの苦労を考えると、
復活してくれとはお願いできません。

今はただ、ゆっくりしてくださいと言いたいです。


【編集後記】

スーパーアグリ支援プロジェクトを始めたものの、ほとんど何もできずに終わっ
てしまいました。
100人以上の方から、ご支援のメールをいただいていながら、さしたる実績を残
せなかったことは、お詫びするしかありません。
もう少し、早く活動を始めていれば、また違う結果もあったかと思うと....。

ご支援のメールをいただきました方には、本当に感謝しております。
ありがとうございました。

トルコGP以降のF1は何か違って見えそうです。


【緊急オフ会のお知らせ】

オフ会のお知らせです。
「スーパーアグリを語る会」を開催します。

日 時:2008年5月17日土曜日
開 場:18時00分
終了予定時刻:20時30分頃
会 場:COMFORTABLE FOOD&BAR 蓮月
住 所:東京都世田谷区三宿1丁目8-10 山元ビル1F
電話番号:03-5779-6755

お店のURL:http://gourmet.suntory.co.jp/shop/0357796755/index.html
お店の地図:http://gourmet.suntory.co.jp/shop/0357796755/coupon_map.html

最寄り駅:
東急田園都市線 池尻大橋駅西口より徒歩12分
東急田園都市線 三軒茶屋駅北口より徒歩15分

入場料:無料
※入場後、お好きな飲み物と食べ物を各自ご注文下さい。


今回は、ゆっくりお話しさせていただきたいと思います。
スーパーアグリが大活躍した、2007年カナダGPの映像を見ながら、彼らの活動の
軌跡を振り返り、語り合いましょう。

参加希望の方は、下記の宛先へメール下さい。
会場の広さの関係で先着20名様のみの参加とさせていただきます。

宛先:sentaroh@r3.dion.ne.jp

件名:スーパーアグリを語る会参加希望

お名前:
住所:(例:東京都町田市)市町村名までで結構です
年齢:
好きなドライバー:
好きなチーム:
F1観戦歴:


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仙太郎
70年代からF-1を見続けているF1フリーク。
F-1以外にもWRC、サッカー、野球、NFLにも詳しい。

サッカー関係のブログもやっています。
是非、ご覧下さい。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/passion/


F1好き、クルマ好きの方はこちらのブログへ。
http://blog.passion55.com/

励ましやご意見のある方はこちらのアドレスまで、
どうぞ。
sentaroh@r3.dion.ne.jp

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┃●F1ハイパーニュースは、F1ファンのページより発行されています。 ┃
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