2007.11.04
メールマガジンAVANCE!#203
--------------------AVANCE!--------------------
--------------第二百三号-04/11/2007-------------
考える・参加する・何かできる・・そんなヒントが
こっそり詰まった、世界中から届く"お楽しみ"です。
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<<<今号の内容>>>
この音と一緒に・・・Daydream Nation
「 独自独創 」- アレ好きコレ好き・・・NYC
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この音と一緒に
Daydream Nation (album)/Sonic Youth (1988/2007)
http://www.sonicyouth.com/
音や楽曲にまつわるできごとを紹介して行く連載です。
「この曲を紹介」にて書いた作家のものも、紹介しきれ
なかったものも登場します。
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フランス語での「ギター・guitare」は、女性名詞だ。
同じく女性名詞の「車」を映画の中で誰が運転する
かという問題と同様に、この楽器をどう鳴らすかは、
その表現において「女」の性質、受容をどう扱うかを
示すことになるように思う。
今年、何を思ったか、現在48歳の男が中心になって
活動し続けているバンドが、自分たちが30の頃に
世に問うた名盤を再発売した。当時のライブ音源を
詰め込んだ二枚目のプラスチク(1988年発売の盤は
LP二枚組みだった)がパッケージに入っていて、
気が利いていた。再発と同時にツアーにも出た。
「ロックは齢40を過ぎないと!」とか何とか御託を
垂れていたその振りの通り、懐古を打破する音と姿
とで、聴衆の評判はよかった。
ソニックユースのギター音には深い受容を感じる。
このバンドに限らずNYCを本拠にしていた幾つかの
「非ウルトラメジャー」なバンドのギター音は、どこか
へにょへにょで、痩せているのに脂肪をまとっている
ようで、道理とか摂理とか教義を持っていない。
へにょへにょにつながる調弦が施されてありさえすれ
ば「女」の物理に正直な受容音を聴かせられるかと
いうと、そううまい具合ではない。この手の音を記録
することに成功した例が余りないように思っていたため、
「受容音」スーパーファミリーは形成されないかと
思っていたくらいだ。しかしどうだろう、絶命寸前で
再発盤を出して自家受粉に成功(トリの「トキ」よりま
しだな)感がある。
このところ、経済紙紙上にて「(ロックや映画の)スター
の政治的発言と行動はいかがなものか」という、スター
のファンが読んだら瞬時にトサカに来そうな記事が
展開されている。受容音を聞かせる連中は、そういう
新聞記事の中には登場しない。そうやって破滅の路を
選ぶことをしないため、ゆるゆると活動を続けてゆける
のかも知れない。年末にパリにやってくるから、眺めて
みるか(12月11日、Le Trabendo、27.5euros)。
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「 独自独創 」- アレ好きコレ好き
43. NYC
http://www.dmoz.org/Arts/Literature/Periods_and_Movements/Beat/
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この味わいはオンナには出せない。いつ頃からだか
そういうことに気が付いて(いたかいないか)、そうか、
これは好きだ、と思った「味わい」がある。高校に入っ
たころに打たれたとおもう。ビートニクと呼ばれた連中
の醸し出した味わいだ。黒い。見境なし。狂っている。
ビートジェネレーションなどと形容される世代の形成
が1950年半ばに発生した。まだカラーテレビというもの
が普及していない幸運と、折り目正しい文章が当時
溢れていたという好条件のもと、破壊的なことを考え
る人間が登場した。総天然色テレビ機械が出回った
頃にビートニクはヒッピーやパンクへと変わっていっ
たが、私が好きなのは初期ビートなのだろうと思う。
ニューヨークという街は、黒い(精確には、白黒)ビー
トの連中の巣窟だった。私にとっては飛行機の乗り
換えに降りるだけでまだ分け入ったことがない街で、
そこから出てきた音や文章から「くんくんくん」とばか
りにビートニクの薫りを味わうに留まっている。ゆっくり
出掛ける機会があったら、ビート回顧をテーマに本を
探したり写真を眺めたりしてみたい。
ただしここで私が嗅いでみたいと思っているそれは
オンナから出てこないものなので、性も文化も取り
払えていないと身近にならない。田舎者の雰囲気
丸出しで(パリに似合う格好でNYCに出掛けていっ
たら、問答無用で田舎者に見えること請け合い・逆
も真なので)彼の地に降り立つだけではどうにもなら
ない。狂った詩句のひとつやふたつ諳んじてみせる
くらいのアピールもできねばなるまい。まだNYCは
少し遠い、か。
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ウェブサイト
ああ、ああ、かっこいいサイトがないよ・・・ないない。
せめて「原典」の数々を御覧あれ(幾らかをウエブ上
で読めるが、この言葉は紙に刷ってあるもののほうが
よい。
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いたしております。
AVANCE! --考える種--
04/11/2007 発行・第二百三号
発行責任者/編集・伴真伊・ima19_at_bigfoot.com
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