まぐまぐメルマガアーカイブ

サキさんのチェンマイ日記


2008.02.14

サキさんのチェンマイ日記


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

■ 509■ 2月14日 2008

「危険な道路」
 

お隣のカナダ人の奥様が交通事故に会いました。

といっても、相手を巻き込んだ事件ではなく、自分でバイクを運転していて、排
水溝に突っ込んだという事故です。チェンマイのメイン道路、ホイケウ通りをバ
イクで走っていて、排水溝のふたが外れているのが見えなかったために、前輪か
らもろに突っ込んだということです。

タイの道路はバンコクしかり、チェンマイしかりで危険が一杯です。排水溝のふ
たは、70センチ四方くらいの大きさがありますので、そんな穴に突っ込んだらひ
とたまりもありません。彼女の説明を解釈すると、前輪が大きな穴に突っ込んだ
結果、ハンドルであごを強打したとのことでした。

話し好きの奥さんでしたが、病院から帰って来たときは口の中にはギブスをはめ
られており、口を大きく開けることもままならない様子で、ことの顛末を説明し
たがるのですが、こちらがあわてて「あまり話さない方がいい」と止める始末で
す。

しばらく顔が見えなかったのですが、先日久しぶりに顔を合わせ、その後の経過
を聞きました。最初はチェンマイの病院に駆け込んだのですが、らちがあかずバ
ンコクのサミティベートホスピタルに入院したとのことです。1年半前僕が胆石
の摘出手術を受けたのと同じ病院です。

前歯が3本折れてしまったので、治療はシンガポールの病院に行ったとのことで
す。シンガポールでは出かけるのが大変でしょうとの僕の質問に、今ではチェン
マイーシンガポール間はデイリーフライトがあるので、それほど不便は感じない
とのことです。基本的な診察を終えて、今は提携しているチェンマイの歯医者に
掛かっていると言うことです。ニマンヘミン・ソイ13のグレース歯科と言うの
で、僕も掛かり付けですと言うと、偶然の一致に驚いていました。

それから約1ケ月、かなり回復した感じで、昨日立ち話でかなり長く話をしまし
た。顔の傷はほほのあたりだけで幸いだった、しかし、排水溝のふたが外れてい
るなどとは、ほかの都市ではまず考えられないことだと憤慨しています。しかし
、タイではよくある話ですので、気をつけなければと、お互いに確認しあいまし
た。

先日からかなり古い三菱がおいてあるので、もうバイクを運転する気持ちがなく
なったでしょうと尋ねると、いや、これは友人の車だと言うことです。チェンマ
イで2輪を運転するのはかなりの危険を伴うから、これからは4輪にした方がよい
という僕の意見に「でも車を買うのは高くて・・・」と言います。それと、車を
買おうにもその金が現在すべて病院に消えて行くと嘆いています。タイで車を買
うためには日本の2倍半から3倍くらいの値段がします。

道路網などの公共サービスの貧困さは今に始まったことではありません。一昨年
開催された花博のために、工事が5年前から始まったチェンマイの外環道路、ス
ーパーハイウェーの3カ所の立体工事などは、完成が遅れに遅れて昨年の12月に
やっと完成したと言う有様です。

途中、工事を請け負った業者が予算を持ち逃げしたという噂があって、工事は2
年ぐらいストップしてしまっていました。事情通は、「現在賄賂の分け前でもめ
ているところだと言っていましたが、工事の遅延はペナルティーを課せられる契
約になっていると新聞にはありましたが、結局うやむやになってしまったようで
す。最終的には国の道路局の予算を使って工事を再開、責任者はメンツにかけて
も昨年12月中には完成させると確約をしていましたが、さすがチェンマイの地方
役人とは違って、この約束は見事に守られ、計画から2年も遅れてやっと立体交
差が完成しました。工事の間、現場は慢性的な交通渋滞、周りは埃だらけでも誰
もクレームしなかったようです。チェンマイ人は我慢強いのでしょうか。

チェンマイ旧市街を取り巻くお堀の周りの歩道の工事も同じです。改修工事はい
っこうにはかどらず、いまだに工事は続行中です。至る所に砂などが積み上げら
れたままになっており、悪路は先日のフラワーフェスティバル見物に出かけた僕
の左足の膝を悪くしてしまいました。この歩道は別段改修工事の必要ないように
見えますので、多分予算分捕りのための余計な工事だと推測されます。

僕の左膝は、最初持病の痛風が再発したのではないかという激痛で、階段の上り
下りもままならない感じでした。掛かり付けのチェンマイ大学病院の先生は週2 
回の診察ですので、それまで約1週間、痛さを我慢し、飲酒をストップして耐え
ていました。やっと先生の診断を受けると、これは痛風ではなく、加齢による膝
の関節炎だという見立て。最近長距離を歩きましたかという質問に、先週土、日
のフラワーフェスティバル見物が思い出されました。

そんなに長距離を歩いたのではないのですが、チェンマイの歩道は人が歩くこと
を拒否する感があり、でこぼこや、大きな穴が開いていることを始め、花博を機
会に街路樹の整備をしたところなど、ただでさえ狭い歩道の真ん中に、街路樹を、
これも考えられないほどの狭い間隔で植えてあり、さらに支柱まであるというば
からしさで、この歩道は全く歩く人のことを考えにいれていないという、むちゃ
くちゃな状態になっています。ここだけではなく至る所にこの不都合を多く見か
けます。バンコクの歩道も似たりよったりです。

こんな事件もありました。チェンマイ一の繁華街、カッツンケウの歩道に設置
されてあった公衆電話の中で、大学生が感電死しました。酔っぱらってたち小
便をしたとき、垂れ下がっていた高圧電線に触れたためです。また、こんな事件
もバンコクで報道されていました。スクンビットの歩道で、垂れ下がっていた電
線をかたづけようとした老人が高圧線にふれて感電死しました。これらは不慮の
出来事と片付けるにはあまりにもむごい事件で、憤りさえ感じます。

我が家の電気も、取り込み用電柱に取り付けられたメーターが今にも取れてしま
いそうで不安です。針金で固定しようとしましたが、使われなくなった電線が沢
山ぶら下がっており、それらは絶縁テープを巻いただけで、人間の背に高さに放
置されています。危険きわまりないと思いますが、よく観察すれば、そんな電線
が沢山あります。

チェンマイの歩道は危険が一杯です。暑いチェンマイでは人は「5分以上歩かな
い」と言われる原因はこのあたりにもあるようで、歩かないのではなく、歩けな
いのが正しい表現だと思われます。

人が歩かないチェンマイで、このところ日増しに暑さを増してきた町を、増え続
ける日本人居住者が日傘をさして歩いていたり、これも最近急に増えだした韓国
人居住者が長いつばのサンバイザーで太陽を避けながら歩いていたり、バックパ
ッカーの欧米人が、ノースリーブ、短パンで歩いていたり、結構チェンマイの歩
道を歩く人の様子も様変わりしてきました。

しかし、危険な歩道のお世話になっている人の大半は外国人、歩道の整備不良に
文句をつけても、らちがあかない話であるかも知れません。地元の人は自動車な
いしは、バイクが主な足で、それも一家4人が小さなバイクに乗っていることも
珍しくはありません。交通マナーはあってなきがごとくのこの国で、交通事故に
でも遭うと一瞬のうちに一家4人が交通事故死などという悲劇に遭わないともい
えず、危険極まりないチェンマイの道路です。

タイの歩道は、歩くときに最大限の注意が必要のようです。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■「サキさんのチェンマイ日記」

ホームページはミラーサイトです。写真入りの
バックナンバーをお読みいたます。
http://newsaki.at.infoseek.co.jp/index.html

■お便り、ご感想お待ちいたします。
newsaki12@mac.com
お便りはすべてBBSにて公開いたしますので、ご了承ください。

■購読登録、解除は下記ページで。
http://www.mag2.com/m/0000010601.htm


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

このページのURL
友達にメールで教える
まぐまぐアーカイブ検索

Web Services by Yahoo! JAPAN

行政・政治・地域情報ランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ