フジ週刊レポート [商品先物取引・株式・為替展望] |
2008.05.09
フジ週刊レポート [2008/05/09 発行] / 携帯端末版「モバイル ヴィーナス」に新機能、続々追加!
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===フジ週刊レポート=========================================================
■対象期間:2008年5月12日(月)〜2008年5月16日(金) 5月9日発行
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「Web版週刊レポート」では、本文内に含まれる重要キーワードの解説(リンク)や
最新価格・チャート・市況など総合的なマーケット情報をあわせてご覧頂けます。
http://www.fuji-ft.co.jp/newspaper/week-index.htm
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■為替・日経平均
「円がテクニカルに地合いを強め、日経平均は緩む」
ドル/円(NY市場)の日足は、現時点でドルの強基調を維持(目先的に横を向いて
来る可能性あり)。前週末5/2高値105.71円[2/28以来の高値水準]。5/8安値103.38
円[4/29以来の安値水準]・引け値103.71円。原油高で米個人消費減退が懸念される
一方、信用不安は趨勢的に後退。4月の米雇用統計[5/2発表]、同非製造業景気指数
[週明け5/5発表]などが事前予想をやや上回ったのに対して、欧州の景気指標が悪
化し、ユーロ安継続。ただ、ドル/円の動きはポジション調整主体のもみ合いに留
まり、ここに来てテクニカルな(“節目105.0円を上抜き切れない”と見ての)ドル
売りが優勢となって来た感がある。今のところ、“4/18以来のもみ合い幅を下げ、
4/10安値100.21円を狙う”可能性は高くないと思われるが、買いにくい地合いには
違いあるまい。
日経平均株価の日足は、週明け5/7高値14208.67円[2/27高値14105.47円。1/15以
来の高値水準]から上げ渋っており、目先的に横を向いて来る可能性あり。週末5/9
安値13639.99円[4/25以来の安値水準]・引け値13655.34円。次週が堅調でなければ
“3/17安値11691.00円以来の上昇ペースは守られない”ことになるが、円高の勢い
が強まらなければ、節目13000円を試すほどに売り込まれることもないのでは。
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■東京貴金属
「金は弱いまま。白金はかなり強気に傾く」
NY金中心限月6月限の日足は、弱基調を維持。前週末5/2安値846.4ドル[12/31以
来の安値水準]。5/8高値887.0ドル[“4/17高値956.2ドルからの下落に対する3分の
1戻し883.0ドル”。実質的な前回安値-4/1引け値-887.8ドル。4/29以来の高値水準]
・引け値882.1ドル。目先、“5/2安値を割ることなく900ドル台を回復する可能性
が高い”とは判断されない。東京先限の日足も、弱基調を維持。週明け5/7高値
3001円[“4/18高値3141円から前週末5/2安値2882円までの下落に対する半値戻し
3012円”。4/28以来の高値水準]。5/8安値2918円[“5/2〜7の上昇に対する3分の2
押し2922円”]。週末5/9引け値2964円。“4/1安値2880円と5/2安値からなるダブル
ボトム(ネックは4/18高値)”形成が期待される状況にはなく、むしろ3000円台回復
に苦しむ展開を予想しやすい。
NY白金中心限月7月限の日足は、前週末5/2安値1835.0ドル[3/20安値1806.7ドル]
から下げ渋り、5/8にテクニカル主導で大きく上伸(高値2045.0ドル[4/21以来の高
値水準]・引け値2042.3ドル)。前週までよりかなり強気に傾いたが、まだ横向きの
域。目先的に“直近の高値(4/18、2084.0ドル)を上回っての推移となる可能性が高
い”とまでは言えまい。東京先限の日足では、前週末5/2安値5950円が目先底に。
週末5/9高値-S高-6703円[4/18高値6687円。上方の窓は3/10一本値6707円〜3/7安値
7007円]・引け値6678円。基調はNYよりやや強く、“節目7000円を意識した上昇
”を期待しやすい型になっている。
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■東京原油
「“売り狙い”不可」
NY原油中心限月6月限の日足は、投機買いに急上昇。5/1安値110.30ドルを押し
目底として強気継続。5/8高値124.61ドル[“4/28の史上最高値119.93ドルから5/1
安値までの下落に対する1.5倍返し124.7ドル”]・引け値123.69ドル。現水準(節目
125.0ドル)で伸び悩まなければ、“倍返し129.6ドル(節目130.0ドル)”を考え得る。
前週末5/2には4月の米雇用統計を見て需要減少観測が後退した他、トルコ軍がイラ
ク北部のクルド人武装勢力拠点を空爆。5/3、ナイジェリアで油井が爆破され、原
油積み出しが停止。週明け5/5引け後、米ゴールドマン・サックス社は、原油先物
相場が供給不足への懸念から今後6カ月〜2年で150〜200ドル/バレルに達する可能
性があると予想。5/6には米エネルギー省の原油高長期化(米国以外の需要堅調)予
想も加わり、ドル安長期化観測を背景とする資金流入が続いた。米原油・石油製品
在庫[5/7発表]は、特に材料視されなかった(ガソリン在庫の予想外の増加には反応
せず)。また、4月下旬来のユーロ安(ドル高)に対する反応も鈍った。前週時点での
「インフレ懸念後退・商品から株式への資金移動」観測は外れ、むしろ株式・債券・
為替などからの資金流入が意識されつつある。“強材料を過大評価し、弱材料を無
視する”傾向が明らかだが、その反省(反動安)が“次週に来る”と考えるべきでは
なかろう。
東京先限の日足は、前週末5/2安値67690円から急反発。同安値を押し目底として
強気継続。週末5/9高値-S高-76430円[“前週明け4/28の上場来高値72360円から5/2
安値までの下落に対する1.5倍返し77030円”]・引け値75780円。
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■東京ガソリン
「強気継続」
海上バージ市場での元売り市中買いは、成約が散発。京浜で民族系大手元売りの
手当てが見られた。海上バージ市場のガソリン価格は大幅上昇。現在は東西ともに
119000円台/kl(ガソリン税込み)で推移。原油高騰を受け、商社のまとまった買い
戻しも見られた。流通段階の陸上ローリー市場では、ノンブランドガソリンのラッ
ク(販売)価格は仕入れコストの上昇と先高観から上昇。ただ、暫定税率復活による
末端の販売不振で引き合いが乏しく、商談が成立し難いという。米メジャー系グル
ープは5/10からの週間外販仕切りを引き上げ。5/9発表の石連週報では、5/3時点の
ガソリン在庫は前週比8.1%減の216.6万klと3週ぶりに減少。暫定税率復活とコス
ト転嫁による大幅値上げ直前に駆け込み需要が盛り上がった結果、出荷量が32.1%
増の155.6万klと大きく拡大したため在庫取り崩しに転じた格好。5月に入ってから
は店頭価格の急上昇と駆け込み給油の反動による需要減退が明らかで、外販市場で
の荷動きも停滞。業転価格は原油高に伴って上昇しているが、需要低迷が今後の重
しになる可能性も指摘されている。なお、石油情報センターが発表した5/7現在の
レギュラーガソリン全国平均小売価格はリットルあたり159.6円(4/28比29.0円高。
5/1比6.2円高)。07年12月につけた調査開始(87年4月)以来の最高値155.5円を更新。
原油の騰勢が収まらない限り、店頭価格の更なる上昇は必至の情勢。5/8のシンガ
ポール市況終値をベースにしたRIM算出の輸入採算価格は、ガソリン(klあたり税抜
き)=91300円(4/30比6400円高)。
東京ガソリン先限の日足は、前週末5/2安値77540円から急反発。同安値を押し目
底として強気継続。週末5/9高値86100円[“前週明け4/28の上場来高値83860円から
5/2安値までの下落に対する1.5倍返し87020円”]・引け値85510円。
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■東京灯油
「強気継続」
海上バージ市場での元売り市中買いは、ゼロ。依然、商談は本格化せず。海上バ
ージ市場の灯油価格は上昇。現在は東西ともに91000円/kl台で推移。原油高騰を背
景に取り扱い筋が慎重姿勢を強め、出物薄の割に引き合いは強い。市場で散見され
る割安玉が姿を消すのも時間の問題と見られる。流通段階の陸上ローリー市場では、
灯油スポット玉のラック(販売)価格は強含む。出し元が出荷を絞っており、売り手
は強腰。ただ、需要に乏しく、先月の溜め込みを映して出荷は低調。米メジャー系
グループは5/10からの週間外販仕切りを引き上げ。5/9発表の石連週報では、5/3時
点の灯油在庫は前週比0.2%減の167.8万klと4週連続で減少。国内向け出荷の減少
傾向が続いているものの、アジア新興国をはじめ世界的に発電用燃料として灯油を
含めた中間留分の需要が強い。当面は海外相場高を背景とした強地合いが続く見込
みで、市場では「灯油高・ガソリン安」の見方が定着して来たという。石油精製各
社の製油所で停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は5/8現在、3基・日量24.7万バレル
(前週比0.3万バレル増)。現有能力(29製油所43トッパー・日量483.0万バレル)に対
する停止率は5.0%(前週と変わらず)。なお、石油情報センターが発表した5/7現在
の灯油全国平均小売価格はリットルあたり100.3円(4/28比3.0円高)。5/8のシンガ
ポール市況終値をベースにしたRIM算出の輸入採算価格は、灯油(klあたり税抜き)
=105800円(4/30比4400円高)。
東京灯油先限の日足は、前週末5/2安値85520円から急反発。同安値を押し目底と
して強気継続。週末5/9は93880円[“前週明け4/28の上場来高値90930円から5/2安
値までの下落に対する1.5倍返し93635円”]でS高引け。
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■東京ゴム
「基調は強いが人気は薄い」
東京ゴム先限の日足は、大きく値位置を切り上げて(節目310.0円下で)もみ合い、
強基調継続。週末5/9高値309.4円[5/1高値301.6円。3/6高値310.9円]・引け値
308.4円。ゴールデンウィーク中の海外商品高を受け、週明け5/7に急伸した。需給
が緩む気配も見られず、タイオファーは2月高値を大きく上回る。チャート的には、
既に“3/4高値314.0円までに上げ止まる可能性が高いとは言えない”型になってい
る。が、人気はついておらず、「しょせん他商品につられただけ」と見ている向き
も少なくないようだ。
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■東京トウモロコシ
「作付遅れは挽回不能に」
シカゴコーン中心限月7月限の日足は、5/8時点(高値634.00セント・引け値630.25
セント)で4/9の史上最高値628.75セントを上回り、強気継続。“4/2からの高値保
ち合い上放れ”なら、節目650.0セントを狙える。引き続き、最大の強材料は米国
の作付遅れ。週明け5/5引け後発表の作付進度27%(事前予想20〜35%。前年同期45
%、平年59%)で、5/7から雨がちな天気が続く見通しでは、作付最適期(5/15頃ま
で。早めの作付によって夏場の天候リスクを軽減できるとされる)の急進展も絶望
視される。加えて、原油高騰を受けてエタノールの採算性が向上。「バイオ燃料へ
の批判から補助金を削られることになっても、需要は落ち込まない」と見られるよ
うになっている。なお、週末5/9米農務省需給報告(08/09年度初回発表)では、期末
在庫が6.85億buと、前年度(12.83億)からほぼ半減する見通し。
海運市場では船腹不足が解消されず、東京〜ガルフ間運賃が過去最高の140ドル台
に急伸。東京先限の日足は、週明け5/7に3/6-上場来-高値40550円を安値で上抜き、
週末5/9は41990円でS高引け。このチャートを“強くない”と判断し得る理由は無
い。
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■東京大豆
「まだ弱い」
シカゴ大豆中心限月7月限の日足は、1300.0セントを挟んでもみ合い、弱基調を維
持(前週までよりやや強気に傾いた)。5/8引け値1310.00セント。「目先的に“4/15
高値1415.00セントと4/23高値1409.50セントからなるダブルトップ(ネックは4/21
安値1307.00セント)”の中央、1360セントあたりに絡んで来る可能性が高い」とま
では言えまい。週明け5/5引け後発表の作付進度5%(前年同期8%、平年14%)は、
「コーン作付を優先して遅れ気味」と見られた。アルゼンチン農家と政府の交渉は
不調に終わり、農家は5/8〜15の予定で輸出市場向け穀物の出荷を停止(道路封鎖は
行わない)。ただ、スト再開は相場には織り込み済みとされた。その他、原油高騰
やブラジルの生産予想下方修正といった強材料もあったが、週末5/9米農務省需給
報告(08/09年度初回発表)で期末在庫が前年度から大幅増となる見通しから、ポジ
ション調整の売りに抑えられた形。
東京Non-GMO大豆先限の日足は、ほぼ“前週末5/2に開けた窓の中での横ばい”に
終始し、弱基調継続。週末5/9引け値73700円。この先に5/2安値72700円を割らない
とは考えにくい。
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■東京コーヒー
「横向き」
ICEコーヒー中心限月7月限の日足は、他商品高を見てやや下げ渋り、目先的に横
を向きつつある。週末5/2安値128.80セント[4/1安値128.75セント。3/20安値
128.40セント]。5/8高値135.20セント[5/1以来の高値水準]・引け値134.55セント。
ブラジル政府の08/09年度同国生産高予想4550万袋[5/8発表。前回1月予想4130〜
4420万。前年度3374万]については、やはり額面通り信じられてはいないが(* 市
場予想は5000万袋程度)、一時取り沙汰されたように“空前の大豊作”となる可能
性は低い(* 単なる“大豊作”になる)と受け止められ、弱材料視されていない。
東京アラビカコーヒー先限の日足は、“4/10高値23840円と4/18高値23890円から
なるダブルトップ(ネックは4/14安値22100円)”完成以前にやや下げ渋り、横向き
に留まる。前週末5/2安値22190円。週末5/9高値23300円[4/30高値]・引け値23140
円。次週にも動意付かない可能性が高そうだ。
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