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フジ週刊レポート [商品先物取引・株式・為替展望]


2008.05.16

フジ週刊レポート [2008/05/16 発行] / 携帯端末版「モバイル ヴィーナス」に新機能、続々追加!


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===フジ週刊レポート=========================================================
■対象期間:2008年5月19日(月)〜2008年5月23日(金)         5月16日発行
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「Web版週刊レポート」では、本文内に含まれる重要キーワードの解説(リンク)や
最新価格・チャート・市況など総合的なマーケット情報をあわせてご覧頂けます。
http://www.fuji-ft.co.jp/newspaper/week-index.htm
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■為替・日経平均
「ドルは横を向きつつある。日経平均は強いが、目先的に伸び悩む可能性も」

 ドル/円(NY市場)の日足は、目先的に横を向きつつある。前週末5/9ドル安値
102.63円[4/17以来の安値水準]。5/14高値105.37円[5/7以来の高値水準]。5/15引
け値104.73円。目先、ドルは5/9安値に迫るほど売られず、5/2高値105.71円を“安
値で上抜く”ほどにも買われまい。4月の“自動車除く”米小売売上高[5/13発表]
がガソリンや食料品の価格上昇によって予想を上回ったこと(* 自動車・同部品は
不調)や米金融当局者らの発言から、インフレ警戒感と利下げ打ち止め(* また、
一部では「年内に利上げに転じる」との)観測が強まった。ただ、その後の経済指
標はそうした観測を強めるものにはなっていない。
 日経平均株価の日足は、強基調継続。週明け5/12安値13540.68円[4/24以来の安値
水準]。週末5/16高値14392.53円[5/7高値14208.67円。1/11以来の高値水準]・引け
値14219.48円。強気な見方をすれば“5/12安値が押し目底になっている”が、週足
からは“3/17安値11691.00円からの上昇が中休みに入った”可能性が感じられ、次
週から上げ渋ってもおかしくない。
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■東京貴金属
「方向性は変わらず」

 NY金中心限月6月限の日足は、現時点で弱基調を維持(目先的に横を向いて来る
可能性あり)。前週末5/9・週明け5/12高値890.8ドル[“4/17高値956.2ドルから5/2
安値846.4ドルまでの下落に対する3分の1戻し883.0ドル”。“半値戻し901.3ドル
”。4/29以来の高値水準]。5/15引け値880.0ドル。目先的にはユーロ/ドル、NY
原油ともに横向きに近付きつつあり、金も直近の(5/2)安値を下抜く勢いを欠く気
配。次週が概ね890.8ドル上での推移となれば、目先の底入れと見られやすいとこ
ろ。東京先限の日足も、現時点で弱基調を維持(目先的に横を向きつつある)。5/15
安値2931円[5/8以来の安値水準]。週末5/16高値2991円[上方の窓は5/7高値3001円
〜4/28安値3019円]・引け値2989円。次週が概ね3000円台での推移となれば、“4/1
安値2880円・5/2安値2882円が目先底”と見られよう。
 NY白金中心限月7月限の日足は、現時点で強基調を維持(目先的に横を向いて来
る可能性あり)。週明け5/12高値2130.0ドル[4/18高値2084.0ドル。3/13高値2130.0
ドル]。5/15安値2001.1ドル[“5/2安値1835.0ドルからの上昇に対する3分の1押し
2031.7ドル”。“半値押し1982.5ドル”。5/8以来の安値水準]・引け値2076.9ドル。
南アの電力不足による供給難が再認識されたが、3月中旬からのレンジを上放れる
までの勢いは得られていない。強気派としては、次週5/19に予定される英JM社需給
報告を手がかりに“2200ドル台回復”を期待するところか。東京先限の日足も、強
基調を維持(目先的に横を向いて来る可能性も)。5/13高値6768円[上方の窓は3/10
一本値6707円〜3/7安値7007円]。5/15安値6501円[下方の窓は5/8高値6403円〜5/9
安値6510円。“5/2安値5950円からの上昇に対する3分の1押し6495円”]。週末5/16
引け値6750円。節目7000円が意識されていようが、“そのあたりで上げ止まる”可
能性も低くはなさそうだ(*“5/13〜15の下落に対する倍返し”なら7035円)。
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■東京原油
「NYは上げ渋るか?」

 NY原油当限6月限の日足は、強基調を維持。5/15にはテクニカルな展開で乱高下
し、(ヒゲを重く見れば、)目先的に横を向いて来る可能性あり。5/13の史上最高値
126.98ドル[“4/28高値119.93ドルから5/1安値110.30ドルまでの下落に対する1.5
倍返し124.7ドル”。“倍返し129.6ドル”]。5/15高値-長い上ヒゲ-126.64ドル・
安値-長い下ヒゲ-120.75ドル[“5/1からの上昇に対する3分の1押し121.4ドル”。
5/7以来の安値水準]・引け値124.12ドル。供給不足への懸念を背景とする投機買い
が続く一方、価格高騰を受けて需要の伸びが鈍りつつあることも意識されるように
なっている。なお、週明け5/12には「中国の4月の原油輸入が1年半ぶりに前年同月
比減少」となり、四川大地震の影響で今後の需要が鈍る可能性も意識されるように
なったが、5/15には同国が「地震に絡んでディーゼル燃料の輸入を増やす」見通し
となっている。5/13、国際エネルギー機関(IEA)は08年の世界原油需要予想を2カ月
連続で下方修正。同日、“イランが減産を検討中”と報じられ、翌5/14には減産観
測後退(* 同国当局者が「増産も含めて検討しているが、何も決定していない」と
発言)。米原油・石油製品在庫[5/14発表]は、またも決め手を欠く内容だった。
 東京先限の日足は、強気継続。5/14高値78770円[前週末5/9の上場来高値76430円。
“4/28高値72360円から5/2安値67690円までの下落に対する倍返し77030円”]。週
末5/16引け値77340円。なお最高値圏にあり、次週に下押されても強基調の維持に
不安は少ない。また、NYの日足も、ヒゲを無視すれば「東京に比べて、特に弱く
はない」型と言えよう。
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■東京ガソリン
「需要減退も、コスト高から強基調継続」

 海上バージ市場での元売り市中買いは、成約が散発。京浜で民族系大手元売りの
手当てが見られた。海上バージ市場のガソリン価格は弱含み、現在は京浜で113100
円台/kl(ガソリン税込み)、西日本で112500円台/klで推移。ただ、仕入れコスト高
に加え、来月以降の元売り各社の系列仕切り引き上げ見通しや、割高に推移する東
工取先物を背景に、買い意欲は強い。流通段階の陸上ローリー市場では、ノンブラ
ンドガソリンのラック(販売)価格は保ち合いまたは弱含む。先高観は強いものの、
販売不振が相場の上昇を抑えている。消費者心理の冷え込みによる末端販売の悪さ
を背景に、むしろ値下げに動く向きも散見される。米メジャー系グループは5/17か
らの週間外販仕切りを引き上げ。5/14発表の石連週報では、5/10時点のガソリン在
庫は前週比16.9%増の253.3万klと2週ぶりに増加。出荷量が58.1%減の65.1万klと
大きく縮小したため在庫積み増しに転じた格好。暫定税率復活とコスト転嫁で店頭
価格が急騰、需要が減退した。その影響で、原油に比べ、業転価格の上昇は鈍い。
ただ、元売りは卸売価格の更なる引き上げに動くと予想されるため、先高観は根強
い。なお、石油情報センターが5/14発表した5/12時点のレギュラーガソリン全国平
均小売価格はリットルあたり160.1円(5/7比0.5円高)。2週連続で過去最高値を更新。
来月コストも大幅上昇する見通しにあり、更に高値更新する可能性が高い。5/15の
シンガポール市況終値をベースにしたRIM算出の輸入採算価格は、ガソリン(klあた
り税抜き)=92900円(5/8比1600円高)。
 東京ガソリン先限の日足は、強基調継続。週明け5/12高値86370円[前週末5/9の上
場来高値86100円。“4/28高値83860円から5/2安値77540円までの下落に対する1.5
倍返し87020円”]。5/13安値83480円[“5/2〜12の上昇に対する3分の1押し83427円
”。5/7以来の安値水準]。5/14高値87480円[“5/12〜13の下落に対する1.5倍返し
87815円”]。週末5/16引け値86000円。目先的に83500円水準が意識されやすいかも
しれないが、“後で85000円台回復に苦しむ”ほどには売られまい。
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■東京灯油
「東京先限、淡々と10万円到達」

 海上バージ市場での元売り市中買いは、水面下で商談が進行。具体的な成約は伝
えられていない。海上バージ市場の灯油価格は上昇。現在は東西ともに96000円/kl
台で推移。先物高を背景に、割安な現物には引き合いが強いという。流通段階の陸
上ローリー市場では、灯油スポット玉のラック(販売)価格は強含む。外販仕切り引
き上げと原油高止まりによる先高観が背景。仕入れコスト上昇に加え、販売枠の消
化に伴う出物薄の商況が強まっていることも好感される。米メジャー系グループは
5/17からの週間外販仕切りを引き上げ。5/14発表の石連週報では、5/10時点の灯油
在庫は前週比6.2%増の178.2万klと5週ぶりに増加。需要減少により出荷量が41.5
%減の18.7万klと大きく縮小したため在庫積み増しに転じた格好。ただ、世界的に
発電用燃料として灯油を含む中間留分の引き合いは強く、元売りや商社の輸出意欲
が旺盛なことから、業転相場は上昇基調を一段と強めそうだ。なお、石油情報セン
ターが5/14発表した5/12時点の灯油全国平均小売価格はリットルあたり100.7円
(5/7比0.4円高)。2週連続で過去最高値を更新。来月コストも大幅上昇する見通し
にあり、更に高値更新する可能性が高い。石油精製各社の製油所で停止中のトッパ
ー(常圧蒸留装置)は5/15現在、4基・日量43.2万バレル(前週比18.5万バレル増)。
現有能力(29製油所43トッパー・日量483.0万バレル)に対する停止率は8.8%(前週
比3.8%増)。5/15のシンガポール市況終値をベースにしたRIM算出の輸入採算価格
は、灯油(klあたり税抜き)=112600円(5/8比6800円高)。
 東京灯油先限の日足は、上昇継続。週末5/16高値100200円[前週末5/9の上場来高
値93880円。“4/28高値90930円から5/2安値85520円までの下落に対する倍返し
96340円”]・引け値99530円。現時点で、「10万円大台での達成感から急反落する」
気配は感じられない。
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■東京ゴム
「上値抵抗線に挑む」

 東京ゴム先限の日足は、上げ足を緩めず強気継続。週末5/16高値320.6円[前週末
5/9高値309.4円。3/6高値310.9円。3/4高値314.0円。2/26高値324.3円]・引け値
318.0円。中国の在庫が更に減少し、タイ産地での集荷も進まないことから、タイ
オファーや上海先物相場が大きく続伸。週足では、“2/26高値・06年6月高値324.5
円”は大きな抵抗となろうが、今週が「06年6月以来の実体での高値(08年2月の
319.0円)」に来ての陽線引けだけに、この抵抗線を上抜く期待も大きい。次週が下
押し先行の場合、上値目標は押し幅から求められそうだ。なお、月足では、「この
抵抗線を完全に上抜けば、80年2月の上場来高値388.9円までに強力な上値抵抗が無
くなる」。
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■東京トウモロコシ
「弱くはない」

 シカゴコーン当限7月限の日足は、横向きの域。前週末5/9の史上最高値639.00セ
ント。5/15安値585.25セント[5/5安値584.00セント]・引け値599.00セント。今の
ところ“4/2からの高値保ち合い下限(4/25安値579.25セント)”で持ち堪えている
が、次週に弱含めば「保ち合い下放れ」が意識されよう。前週末5/9米農務省需給
報告については、相当に強気な期待を持っている向きが多かったために「予想の範
囲内で弱気寄り」の評価となったが、08/09年度期末在庫はやはり前年度からほぼ
半減する見通し。週明け5/12引け後発表の作付進度51%(事前予想40〜60%。前年
同期71%、平年77%)にもインパクトは無かったが、「米産地の天候回復(今週と来
週の好天見通し)で作付が捗る」と見られ、天候プレミアムを外す動きとなった。
とは言え、ここまでの低温多雨による作付遅れで根の張りも甘く夏場の天候リスク
が増すにもかかわらず「生産予想には過去2番目の高単収が用いられて」おり、今
後の生育動向次第では(単収予想の下方修正を受け、)一気に強気に傾く可能性を残
す。一方、08/09年度の米国のエタノール用需要は40.0億bu(前年度30.0億bu)とさ
れたが、バイオ燃料に世界的な批判が高まる中では、やや実現性が疑われる。
 海運市場は、東京〜ガルフ間運賃が過去最高の142ドル台に続伸。四川大地震のニ
ュースで一時は様子見となったが、原油高が電力用石炭輸送需要を押し上げ、南米
積みが活発。東京先限の日足は、強基調を維持。週明け5/12高値42000円[前週末
5/9の上場来高値41990円]からやや上げ渋っているが、“押し目の域に止まらない
下落”を見る可能性が高いとは思われない(5/15安値40810円[5/7以来の安値水準]。
週末5/16引け値41300円)。
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■東京大豆
「東京は急激に強気に傾く」

 シカゴ大豆当限7月限の日足は、横向きの域。5/14高値1388.00セント[4/24以来の
高値水準]。5/15安値1311.00セント[“5/1安値1244.00セントからの上昇に対する
半値押し1316.0セント”。5/9以来の安値水準]・引け値1347.50セント。目先も方
向性を探る動きが考えられる。前週末5/9米農務省需給報告は予想よりやや強い内
容と評価され、週明け5/12引け後発表の作付進度11%(事前予想15〜18%。前年同
期26%、平年29%)も強材料視された。更に、「米産地の好天でコーン作付が進み、
大豆への作付シフトは増えない」と見られるようにもなっている。が、節目1400.0
セント(4/15高値1415.00セント。4/23高値1409.50セント)に届かず、小麦安につれ
て5/15に反落。アルゼンチン農家ストが“予定通り5/15で終了”との観測も弱材料
になったようだが、5/15シカゴ引け後には「5/21まで延長される見通し」となり、
夜間取引ではしっかり。アルゼンチンの港湾在庫は一週間分を切っており、米国産
への需要シフトが期待される。
 東京Non-GMO大豆先限の日足は、週明けから急騰。週末5/16は86060円[4/8高値
87410円]でS高引け。5/2安値72700円が目先底となった。強気派は90000円台回復を
見込んでいようが、更なる上値追いにはシカゴ高のサポートが必要となりそうだ。
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■東京コーヒー
「動意を欠く」

 ICEコーヒー中心限月7月限の日足は、横向き。前週末5/9からは節目140.0セント
手前でもみ合っている。5/9高値140.00セント[“4/17高値142.85セントから5/2安
値128.80セントまでの下落に対する3分の2戻し138.2セント”。4/18以来の高値水
準]。5/15引け値136.80セント。既に5/2安値までは下げにくくなっていようが、
4/17高値を大きく上抜く期待も薄い。
 東京アラビカコーヒー先限の日足も、横向き。5/13からは4/18高値23890円手前で
膠着。5/15高値23690円。週末5/16引け値23640円。次週も、「上値を圧迫されても
“5/2安値22190円からの上昇に対する半値押し(5/15高値を超えない場合、22940円
[節目23000円])”で支えられる」など、小幅な値動きに止まるのでは。
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