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フジ週刊レポート [商品先物取引・株式・為替展望]


2008.05.30

フジ週刊レポート [2008/05/30 発行] / 携帯端末版「モバイル ヴィーナス」に新機能、続々追加!


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===フジ週刊レポート=========================================================
■対象期間:2008年6月2日(月)〜2008年6月6日(金)           5月30日発行
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「Web版週刊レポート」では、本文内に含まれる重要キーワードの解説(リンク)や
最新価格・チャート・市況など総合的なマーケット情報をあわせてご覧頂けます。
http://www.fuji-ft.co.jp/newspaper/week-index.htm
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■為替・日経平均
「ドルは強含み、日経平均は強基調を維持」

 ドル/円(NY市場)の日足は、横向きの域でドルが強含む。5/29ドル高値105.88
円[5/14高値105.37円。5/2高値105.71円。2/28以来の高値水準]・引け値105.56円。
今週発表された米経済指標には意外性が無く、特に材料視されなかったが、原油安
(スタグフレーション[景気後退下の物価上昇]懸念の緩和)を受けてドル買い優勢。
次週に緩まなければ、ドルの強基調が明らかとなろう。まだ米株に買い安心感が無
いため、ドルが4月中旬以来の保ち合い(上限は5/2高値)を上抜き切れない可能性も
低くはないが、“上放れ”となれば、“保ち合い幅を上げる、108.8円近辺”が意
識されよう。
 日経平均株価の日足は、強基調を維持。5/28安値13665.57円[5/22安値13658.02円]
。週末5/30高値14366.63円[前週末5/23高値14157.24円。5/16高値14392.53円]・引
け値14338.54円。“原油安を受けたドル高”を好感。チャート的には、既に5/22安
値を割りにくくなっていると思われ、前週末時点より買いやすくなっていよう。
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■東京貴金属
「目先の天井打ち」

 NY金中心限月6月限の日足では、5/22高値935.4ドルが目先天井となる可能性あ
り。5/29安値872.1ドル[5/15以来の安値水準]・引け値877.2ドル。原油安と、独・
仏の経済指標悪化を受けたドル高/ユーロ安を受けて手じまい売りが集まった。チ
ャート的には、直近の安値(5/14、860.0ドル)を試す以前に反発しても“5/22高値
に迫る期待は薄く”、また、900.0ドルそこそこで上げ止まった場合、“5/29以降
の安値は簡単に割れる”と見られよう。東京先限の日足では、5/22高値3121円が目
先天井に。5/27高値3119円。週末5/30安値2975円[5/16以来の安値水準]・引け値
2999円。現水準(節目3000円)で支えられても、上方の窓の下限(5/29高値3067円)あ
たりで上げ渋りやすくなっていよう。
 NY白金中心限月7月限の日足では、5/22高値2234.9ドルが目先天井に。5/29安値
1980.7ドル[5/15安値2001.1ドル。5/8以来の安値水準]・引け値1990.2ドル。原油
安・ドル高を受けて手じまい売りを集めた。現水準(節目2000.0ドル)で下げ渋らな
ければ、“5/15〜22の上昇に対する1.5倍返し1884.2ドル”または5/2安値1835.0ド
ルが意識されよう。また、次週に反発する場合も、5/12(3/13)高値2130.0ドルで抵
抗されそうだ。東京先限の日足では、5/22高値7168円が目先天井に。5/27高値7103
円。週末5/30安値6455円[5/15安値6501円。5/8以来の安値水準]・引け値6519円。
現水準(節目6500円)で支えられても、“5/22からの下落に対する半値戻し(5/30安
値を割らない場合、6812円)”あたりで上げ渋りやすくなっていそうだ。
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■東京原油
「買い安心感、後退」

 NY原油当限7月限の日足は、投機筋の手じまい売りと値頃買いから上下に振れつ
つ、“高値圏で弱含みに推移(5/22の史上最高値135.09ドルから上げ渋っていると
ころ。現時点で売り有利とはしない)”。5/28安値125.96ドル[5/19以来の安値水準]
。5/29引け値126.62ドル。弱材料は、「商品投資(特にインデックスファンド)に対
する規制強化の動き」と、「ここまでの原油高騰によって米国やアジアの需要が鈍
ると見られること」。週明け5/27には、アジア諸国で燃料価格上昇を抑えている補
助金が削減される見通しや、米国のガソリン需要“前年同期比”減(メモリアルデ
ー連休[5/24〜26。ドライブシーズン入り]の遠出が控えられた)で手じまい売りが
誘われ、“原油安を受けたドル高”を見て、更に売られた。5/28からはナイジェリ
アで武装勢力による石油関連施設への破壊活動が活発化する一方、ドバイ原油が急
落。米原油在庫[5/29発表]の予想外の激減については、米エネルギー情報局(EIA)
の注記「米メキシコ湾岸での陸揚げ作業の一時的な遅れ」を見て、“強材料視され
ていない”。すなわち、既に市場のセンチメントは「強気一色ではなくなっている」
。
 東京先限の日足も、高値圏で弱含みに推移(5/22の上場来高値83810円から上げ渋
っているところ)。5/27高値83340円。週末5/30安値-S安-79250円[5/20以来の安値
水準]・引け値80050円。目先も80000円絡み、または80000円下でもみ合いそうな気
配。
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■東京ガソリン
「もはや消費者は駆け込み給油に動かず」

 海上バージ市場での元売り市中買いは、取引対象の6月渡し移行とともに成約が散
発。京浜で民族系大手元売りの手当てが見られた。海上バージ市場のガソリン価格
は、原油高・東工取先物高を受けて上昇。現在は京浜で116300円台/kl(ガソリン税
込み)、西日本で116600円台/klで推移。流通段階の陸上ローリー市場では、ノンブ
ランドガソリンのラック(販売)価格は上昇。元売り各社の6月系列仕切り大幅引き
上げを前に駆け込み需要が増えたという。米メジャー系グループは5/31からの週間
外販仕切り価格を引き上げ。5/28発表の石連週報では、5/24時点のガソリン在庫は
前週比0.8%減の250.2万klと2週連続で減少。“大幅値上げ前の駆け込み需要”は、
さほど盛り上がらなかった。レギュラーガソリン店頭価格は6月の卸売価格大幅引
き上げを受けて「リットル当たり170円突破確実」と見られるが、既にこれまでの
値上がりで、消費者心理は駆け込み給油に動けないほど冷え込んでいた。6月の小
売価格急騰で消費は一段と落ち込み、販売低迷が業転価格の足を引っ張る可能性も
ある。なお、石油情報センターが5/28発表した5/26時点のレギュラーガソリン全国
平均小売価格はリットルあたり160.3円(5/12,19の過去最高値160.1円)。元売り各
社による6月の系列仕切り大幅引き上げ発表が相次ぐ中でも、減販を挽回するため
に店頭価格を引き下げるSSも見受けられた。5/29のシンガポール市況終値をベース
にしたRIM算出の輸入採算価格は、ガソリン(klあたり税抜き)=97400円(5/22から
変わらず)。
 東京ガソリン先限の日足は、5/22の上場来高値92030円から上げ渋っているところ
(目先的に横を向いて来る可能性あり)。5/27高値91990円。週末5/30安値-S安
-87200円[5/20以来の安値水準]・引け値88220円。高値保ち合いの域に留まるにせ
よ、次週は“主に90000円下で推移”となるかもしれない。
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■東京灯油
「まだ海外の需要が強い」

 海上バージ市場での元売り市中買いは、6月渡し移行後も未確認。元売りによる手
当ての意欲は強いが、売り手となる商社などの販売枠が決まらず、一服状態。海上
バージ市場の灯油価格は、原油高・東工取先物高を受けて上昇。現在は東西ともに
106000円/kl台で推移。6月も出物薄の状況が続くと見られている。手持ち枠に余裕
のあるディーラーが少なく、広域ディーラーは販売を取り止めていることから、価
格は出ていても取引は成立していないに等しいという。流通段階の陸上ローリー市
場では、灯油スポット玉のラック(販売)価格は上昇。元売り各社の6月系列仕切り
大幅引き上げを前に駆け込み需要が増えたという。米メジャー系グループは5/31か
らの週間外販仕切り価格を引き上げ。5/28発表の石連週報では、5/24時点の灯油在
庫は前週比0.2%増の183.5万klと3週連続で増加。世界的に発電用燃料として灯油
を含む中間留分の引き合いが強く、国内業転価格の強地合いも崩れそうにないとい
う。なお、石油情報センターが5/28発表した5/26時点の灯油全国平均小売価格はリ
ットルあたり101.8円(5/19比0.6円高)。4週連続で過去最高値を更新。原油高を受
けて来月コストも大幅上昇する見通しにあり、最高値更新は確実。石油精製各社の
製油所で停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は5/29現在、9基・日量86.7万バレル(前
週比29.2万バレル増)。現有能力(29製油所43トッパー・日量483.0万バレル)に対す
る停止率は17.6%(前週比5.9%増)。5/29のシンガポール市況終値をベースにした
RIM算出の輸入採算価格は、灯油(klあたり税抜き)=117600円(5/22比500円安)。
 東京灯油先限の日足は、強基調を維持。5/27高値110530円[前週末5/23の上場来高
値107980円]からはやや上げ渋っており、週末5/30は終日S安105030円[5/21以来の
安値水準]。次週には節目100000円を割らないかもしれない(*“5/2安値85520円か
ら5/27-上場来-高値までの上昇に対する3分の1押し”なら102193円。“半値押し”
なら98025円)。
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■東京ゴム
「“産地の集荷は相場次第”か?」

 東京ゴム先限の日足では、5/27高値345.9円[前週末5/23高値330.3円。80年4月以
来の高値水準]が目先天井に。週末5/30安値316.6円[5/23以来の安値水準]・引け値
317.9円。前週末に324円台の上値抵抗線を上抜いた勢いで週明け5/26にも急伸した
が、その達成感や他商品安から高値を維持できず、5/30に暴落した。タイオファー
は5/29時点でなお堅調だが、上海先物相場も5/30時点で目先の天井を打った気配。
タイ産地での集荷量に目立った増加は無い(* 弱気派の見解としては、「これまで
は先高観からの現物“売り惜しみ”であり、相場が下降に転じれば“売り急ぎ”に
変わる[→ 集荷急増])。チャートを弱気に見なければ、「既に“相場が上げ加速し
たポイント(節目320.0円下)”まで下げているのだから、この勢いで下げ続ける(次
週に節目300.0円を割る)必要も無い」と言えそうだが、次週で330円台を回復でき
そうにない(* 5/30に開けた窓は同日高値328.6円〜5/29安値332.1円)。
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■東京トウモロコシ
「“インデックスファンド規制強化”を恐れる」

 シカゴコーン当限7月限の日足では、5/9の史上最高値639.00セントが目先天井に。
5/29安値572.75セント[5/19安値582.00セント。4/25安値579.25セント。3/31以来
の安値水準]・引け値582.25セント。実体で、“4/2以来の高値保ち合い”を下放れ
ようとしている。現水準で下げ渋らなければ、節目550.00セントが意識されよう。
5/29は“原油につれ安”。ただ、原油安の主因である「商品投資(特にインデック
スファンド)に対する規制強化の動き」は、穀物市場にとっても無縁のものではな
い。食糧サミット[6/3〜5,ローマ]で「食糧危機の一因であるバイオ燃料に批判が
集まる可能性」も、「投資規制強化につながる恐れがある」とされ、市場に買い安
心感は乏しい。週明け5/27引け後発表の発芽率52%(前年同期80%、平年76%)はあ
る程度強材料視されたが、米農務省が土壌保全計画指定(休耕)地2400万エーカーを
干し草などの生産のために一時開放すると発表。出荷前の肉牛は穀物飼料で肥育し
なければならないことに変わりはなく、放牧利用期間の短さからも穀物飼料需要へ
の影響は少ないとされるが、心理的な影響は(投資熱を冷やす要因のひとつとして)
無視できないようだ。
 海運市場では、東京〜ガルフ間運賃が141ドル台まで急反落。東京先限の日足では、
5/12の上場来高値42000円が目先天井に。5/27高値41750円[5/12以来の高値水準]。
週末5/30は40140円[5/21安値40190円。5/2以来の安値水準]でS安引け。次週が下げ
先行なら、節目38000円が視野に入る。上げ先行の場合は、(5/27高値に届かない)
戻し幅から下値目標が求められそうだ。
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■東京大豆
「東京も上昇一服」

 シカゴ大豆当限7月限の日足は、横向きの域で弱含む。週明け5/27高値1390.00セ
ント[5/16高値1402.00セント]。5/29安値1307.75セント[5/22安値1312.50セント。
5/15安値1311.00セント。5/8以来の安値水準]・引け値1322.75セント。“節目
1400.0セントを上抜けないことが明らかになった”と見られれば、5/1安値1244.00
セントを意識した下降につながる可能性がある。5/29は“原油につれ安”。ただ、
原油安の主因である「商品投資(特にインデックスファンド)に対する規制強化の動
き」は、穀物市場にとっても無縁のものではない。食糧サミット[6/3〜5,ローマ]
で「食糧危機の一因であるバイオ燃料に批判が集まる可能性」も、「投資規制強化
につながる恐れがある」とされ、市場に買い安心感は乏しい。なお、5/27引け後発
表の発芽率12%(前年同期40%、平年34%)は強材料視されたが、コーンの作付遅れ
による大豆への作付シフトが引き続き懸念された。また、アルゼンチン農家と政府
の交渉は不調に終わり、5/28〜6/2予定でスト(販売停止や港湾封鎖)再開。6/2まで
に交渉がまとまらない場合、ストの規模が拡大される可能性がある。
 東京Non-GMO大豆先限の日足は、目先的に横を向いて来る可能性あり。5/28高値
96330円[前週末5/23高値90300円。3/6以来の高値水準]からは上げ渋り、週末5/30
は終日S安90010円[週明け5/26以来の安値水準]。現水準(節目90000円)で下げ渋ら
なければ、前回高値(4/8、87410円)を下回る場面が見られよう。
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■東京コーヒー
「方向性無し・人気無し」

 ICEコーヒー当限7月限の日足は、前週安値(週末5/23、133.15セント)に絡んでも
み合い、横を向いたまま。5/28安値131.35セント[5/8以来の安値水準]。5/29高値
137.00セント[5/22以来の高値水準]・引け値132.50セント。原油安・ドル高を受け
ても節目130.0セントに迫っておらず、次週にも3/20安値128.40セント下抜けを狙
う売り人気は生じにくそうだ。
 東京アラビカコーヒー先限の日足は、“5/2安値22190円から5/22高値24550円まで
の上昇に対する半値押し23370円”を挟んで横ばう。5/28安値23280円[5/12以来の
安値水準]。5/29高値23900円[5/22以来の高値水準]。週末5/30引け値23480円。次
週早々に半値水準を明確に(高値で)割り込んでも、やはり人気は盛り上がらず、下
げ足は早まるまい。
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