フジ週刊レポート [商品先物取引・株式・為替展望] |
2008.06.20
フジ週刊レポート [2008/06/20 発行] / 携帯端末版「モバイル ヴィーナス」に新機能、続々追加!
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===フジ週刊レポート=========================================================
■対象期間:2008年6月23日(月)〜2008年6月27日(金) 6月20日発行
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■為替・日経平均
「米利上げ観測後退」
ドル/円(NY市場)の日足は、今週に入って動意を欠いたが、ドルの強基調を維
持。前週末6/13高値108.39円[2/14高値108.61円]。6/18安値107.69円[6/12以来の
安値水準]。6/19引け値107.99円。根強い金融不安や株安、原油高などからドルが
やや上値重くなった感があり、次週も小動きなら“節目110.0円を試す以前に直近
の高値で抑えられた”と見られ、意識が下(節目106.0円あたり)に向きやすくなる。
なお、今週発表された米経済指標は総じて事前予想より弱く、早期利上げ観測が後
退。次週6/24〜25米連邦公開市場委員会(FOMC)で示される金融当局の景気とインフ
レへの認識が注目される。
日経平均株価の日足は、横向きの域。6/18高値14469.99円[6/6高値14601.27円]。
週末6/20安値13903.21円[前週末6/13安値13810.38円]・引け値13942.08円。現時点
では下に目が向きやすいが、まだ次週に6/18高値を狙えないほど弱くはない。
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■東京貴金属
「弱くはない」
NY金中心限月8月限の日足は、850ドル台で底固めを終えた感あり。6/19高値
911.0ドル[前週明け6/9高値912.5ドル]・引け値904.2ドル。南アの生産が低調。た
だ、目先的にドル高または原油安が進まなければ6/12安値859.6ドルは意識されま
いが、現水準で伸び悩めば“900ドル台では買いにくい”と見られやすそうなとこ
ろ。東京先限の日足はNYより強く、6/11安値3018円が押し目底となった可能性あ
り。週末6/20高値・引け値3153円[前週明け6/9高値3099円。5/27高値3119円。5/22
高値3121円。4/18高値3141円。3/19以来の高値水準]。目先的に伸び悩まなければ、
まず“6/9〜11の下落に対する倍返し3180円”を試そう。
NY白金中心限月7月限の日足は、横向き。6/18高値2125.0ドル[前週明け6/9高値
2097.7ドル。5/27以来の高値水準]。6/19引け値2055.8ドル。6/18、南ア電力供給
公社の電力料金27.5%引き上げが決まったが、電力供給量は変わらない。同国鉱山
会社は、これによるコスト増を“1%”と推計している。東京先限の日足は、前週
まで(横向き)より強気に傾いたが、まだ買い意欲の盛り上がりにくい(横向きの域
に押し返されやすそうな)状況。6/19高値7143円[前週明け6/9高値6930円。5/22高
値7168円]。週末6/20引け値7018円。次週に“下げない”だけでは5/22・6/19高値
の上値抵抗が意識され、3/6-上場来-高値7427円を狙う期待が薄れそうだ。
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■東京原油
「中国の需要は鈍るか?」
NY原油当限7月限の日足は、高値圏で上下し、強基調を維持。週明け6/16高値
139.89ドル[6/6の史上最高値139.12ドル]。6/19安値131.48ドル[6/11以来の安値水
準]・引け値131.93ドル。目先的に130.0ドル水準の支持が意識されており、これを
割り込んだ時、すぐにも反発しなければ、“これまでより上昇力が鈍った”と見ら
れよう。今週には、中国政府による燃料価格引き上げ[6/19]が弱材料視された。た
だ、これに関しては、「同国石油精製会社は(価格統制で)不採算のため製品供給を
絞っていたが、今後にはそれが拡大される(→ 原油需要増)」「農民・漁民などは
引き続き補助金で守られ、同国内では高所得層である自動車ユーザーによる需要も
特に減らない」という見方があり、更なる急落を見込む向きは多くない。なお、一
部強気派は「サウジでの“産油国と消費国の会合[6/22]”で、原油高騰を止める具
体策が無いことが明らかになる」と見ているが、それが相場的に“非常に大きなシ
ョック”となるかは疑問。かの“7/4(米独立記念日)までに150ドル/バレル到達”
説や“目標200ドル”説は、そもそも「解決できない供給不足」を前提にしている
はずだ。
東京先限の日足は、前週末6/13の上場来高値89650円から上げ渋っているところ。
週末6/20安値-S安-86300円[6/11以来の安値水準]・引け値87180円。強基調を維持
しているが、節目90000円の抵抗が意識され、買い意欲がやや後退。
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■東京ガソリン
「需要減退が上値を抑える」
海上バージ市場での元売り市中買いは、成約が散発。民族系大手元売りによる手
当てが見られた。海上バージ市場のガソリン価格は、上昇。現在は京浜で121100円
台/kl(ガソリン税込み)、西日本で121000円台/klで推移。元売りの買いに加え、割
高な東工取先物との裁定取引目的の引き合いが強いという。流通段階の陸上ローリ
ー市場では、ノンブランドガソリンのラック(販売)価格は強含む。原油調達コスト
高が来月仕切りを押し上げる見通しが、販売不振の中で相場を下支えている。6/18
発表の石連週報では、6/14時点のガソリン在庫は前週比1.5%増の251.6万klと2週
連続で増加。前週に店頭価格急上昇を受けて大幅に落ち込んだ出荷量は、やや持ち
直した。ただ、元売り各社は7月の卸値を更に引き上げる方針で、レギュラーガソ
リン1リットルあたりの店頭価格が180円を超える可能性が高まっている。既に給油
所での販売は低迷を余儀なくされており、次週以降の出荷は伸び悩むと見る向きが
多い。なお、石油情報センターが6/18発表した6/16時点のレギュラーガソリン全国
平均小売価格は172.3円(前週比0.1円安)と9週ぶりに下落。需要の冷え込みを背景
に、原油高騰下でも給油所間の価格競争が再開。前週までの騰勢が一服した。6/19
のシンガポール市況終値をベースにしたRIM算出の輸入採算価格は、ガソリン(klあ
たり税抜き)=103500円(6/12比1900円高)。
東京ガソリン先限の日足は、6/17,19高値97760円[前週末6/13の上場来高値97250
円]から上げ渋っているところ。週末6/20安値-S安-94570円[6/11以来の安値水準]・
引け値95360円。強基調を維持しているが、節目98000円の抵抗が意識され、買い意
欲がやや後退。
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■東京灯油
「輸出需要に不安」
海上バージ市場での元売り市中買いは、未確認。引き合いが弱い。海上バージ市
場の灯油価格は、下落。現在は京浜が108000円/kl台、西日本が107000円/kl台で推
移。手持ち枠が不足しているディーラーによる溜め込み目的の買い付けは続いてい
るものの、東工取先物の軟化が嫌気された。流通段階の陸上ローリー市場では、灯
油スポット玉のラック(販売)価格はまちまち。系列比の割高感からオーダーは振る
わない。米メジャー系グループは6/21〜27適用の外販仕切りを引き上げ。6/18発表
の石連週報では、6/14時点の灯油在庫は前週比1.0%増の174.1万klと2週連続で増
加。業転市場では、高値警戒感から中間留分は売られやすく、海外市場でも主要消
費国である中国の買い控えが聞かれ始めた。内外価格差が縮小して来たとされ、今
後、元売りなどの輸出意欲にも影響すると見られる。なお、石油情報センターが
6/18発表した6/16時点の灯油全国平均小売価格はリットルあたり116.4円(前週比
0.4円高)。7週連続で過去最高値を更新。元売りによる系列仕切り引き上げを映し
た。価格高騰を受け、末端消費の減退が今後どの程度進むか注目される。石油精製
各社の製油所で停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は6/19現在、8基・日量83.3万バ
レル(前週比3.4万バレル減)。現有能力(29製油所43トッパー・日量483.0万バレル)
に対する停止率は17.0%(前週比0.6%減)。6/19のシンガポール市況終値をベース
にしたRIM算出の輸入採算価格は、灯油(klあたり税抜き)=121600円(6/12比800円
高)。
東京灯油先限の日足は、前週末6/13の上場来高値113730円から上げ渋っていると
ころ。週末6/20安値107390円[“6/5安値98750円からの上昇に対する半値押し
106240円”。6/6以来の安値水準]・引け値108330円。先限つなぎでは原油・ガソリ
ンより弱気寄りの(地合いを悪くしやすい)型になっているが、次週に節目100000円
を試すほど弱くはないと思われる。
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■東京ゴム
「上値一杯か」
東京ゴム先限の日足は、前週6/12の大陰線(331.0〜354.0円)から出ず。今週は
6/19まで実質340.0〜350.0円で上下し、週末6/20にそのレンジを下放れた形(350円
台回復に支援材料を欠き、原油安に下押された)。6/17高値350.0円。6/20安値
334.0円・引け値337.6円。目先は横向きの域に止まる可能性があり、“6/12高値
354.0円が目先天井となる可能性”もあると言えよう。タイ産地の集荷量は回復の
途にあり、タイオファーの上昇ペースも緩む気配。ただ、やはり東京がここから急
落すればその割安感が再び極端に強まることになる。中国の買い付けが安値待ちと
見られることもあり、“6/5高値328.0円(下方の窓の下限)下を売り込むべき相場”
にはなるまい。
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■東京トウモロコシ
「米作付面積、定まらず」
シカゴコーン当限7月限の日足は、前週までより上昇ペースを緩めたが、強基調継
続。週明け6/16の史上最高値760.00セント。6/19引け値727.75セント。洪水により
米ミシシッピ河の堤防が決壊。主産地アイオワ州で耕地の16%が冠水、イリノイ州・
インディアナ州でも被害が報告されたが、“次週以降は好天に恵まれる”との予報
が上値を抑えた。また、ここまでの価格上昇を受けて当業者が買い控えを始めてい
る。採算割れの中小エタノール業者が操業を停止し、家畜飼育業者らが米国内エタ
ノール使用義務の一時凍結を求めるなど、レーショニング(価格高騰による需要減
退)の動きが見られた。とは言え、今年は「USDA6/30作付面積報告が例年のように
“確定面積”とはならない(* 調査後の洪水被害を反映させ、8月に再発表される)」
「今週以降の再作付では低単収確実」など供給不安が強いため、現時点で“天井”
人気が高まるはずもない。
一方、海運市場では大型船(ケープサイズ)運賃が過去最大の下落幅となり、東京
〜ガルフ間運賃も112ドル台と前週から20ドル以上の急落。中国が過剰な鉄鉱石港
湾在庫を整理するため、買い控えたと噂される。東京先限の日足は、強基調継続
(6/19-上場来-高値49870円から上げ渋っているところ)。週末6/20は終日S安48210
円[前週末6/13-前週までの上場来-高値47550円]。“5/30安値40140円からの上昇”
に対する“押し”が始まった可能性があるにせよ、まだ売り進むべき型にはなって
いない。
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■東京大豆
「供給不安は無くならない」
シカゴ大豆当限7月限の日足は、強基調継続。週明け6/16高値1593.00セント。
6/19引け値1545.50セント。3/3の史上最高値1596.00セント手前で足踏みとなり、
コーンより弱気の思惑が持たれやすそうな状況にあるが、やはり弱気有利とは言え
ない。米産地では、大豆畑も冠水。農家がコーン再作付に尽力する見通しが強まっ
たことで、「大豆への作付転換は進まず、また、大豆も作付遅れによる単収低下や
作付放棄が心配される」ことになった。なお、洪水の影響はハシケ運航のみならず
鉄道輸送にも及んだ。その他、アルゼンチンでは、農家から猛反対を受けている新
輸出税法案が議会に提出された。大統領の所属する政権政党は議席の半数を占め、
新輸出税の税収を前提とした予算案が組まれていることから、否決の可能性は低い
と見られる。
東京Non-GMO大豆先限の日足は、強基調継続(6/19-上場来-高値104560円から上げ
渋っているところ)。週末6/20安値100470円[6/12-前週までの上場来-高値101890円]
・引け値101500円。次週早々に“6月来の上昇スピードを取り戻す”可能性は高く
ないと思われるが、急落も続くまい。
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■東京コーヒー
「東京は上向きだが、エネルギー不足」
ICEコーヒー中心限月9月限の日足は、横向き。6/18高値142.75セント。6/19引け
値139.65セント。今週には節目140.0セントを挟んでもみ合い、前週まで(140.0セ
ント下)よりやや強含んでいるが、前回高値(5/22、144.30セント)に迫れず。天候
相場期を迎えたブラジル産地に寒害が予想されないため、投機人気は薄いまま。た
だ、チャート的には、次週にも3月下旬以来の保ち合い上限(4/17高値145.30セント)
を試し、あるいは上回る動きとなっても不自然ではない。
東京アラビカコーヒー先限の日足は、節目25000円に届いたが、市場は大台定着の
可否に興味薄。6/18高値25130円[5/22高値24550円。3/14以来の高値水準]。週末
6/20引け値24930円。チャート型としては前週までよりしっかりしているが、“
25000円台乗せ、即、上げ加速”とならなかった以上、上値余地は限られていそう
だ。
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