フジ週刊レポート [商品先物取引・株式・為替展望] |
2008.07.04
フジ週刊レポート [2008/07/04 発行] / 携帯端末版「モバイル ヴィーナス」に新機能、続々追加!
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===フジ週刊レポート=========================================================
■対象期間:2008年7月7日(月)〜2008年7月11日(金) 7月4日発行
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■為替・日経平均
「ドルは下げ渋り、日経平均は弱気継続」
ドル/円(NY市場)の日足は、6/25ドル高値108.43円を目先天井とし、7/1安値
105.20円[6/6以来の安値水準]から下げ渋っているところ(ドルの弱基調を維持)。
週末7/3高値106.93円[6/26以来の高値水準]・引け値106.72円。今週発表された米
経済指標は、概ね“弱気派の予想ほどには悪くない”と見られ、7/3欧州中央銀行
(ECB)理事会で(大方の予想通り0.25%利上げが決まった後、)追加利上げが示唆さ
れなかったことからユーロの先高観が大きく後退した。現状で三大通貨のいずれも
買いやすい地合いにあるとは言えず、ドルは“節目105.0円で支えられる”可能性
があろう。
日経平均株価の日足は、世界的な景気後退懸念と米株安を背景に弱気継続。7/3安
値13118.89円[前週末6/27安値13453.35円。“6/13安値13810.38円から6/18高値
14469.99円までの上昇に対する倍返し13150.8円”。4/16以来の安値水準]。週末
7/4引け値13237.89円。日銀短観[7/1発表]の内容は事前予想を上回ったが、景況感
は3期連続の悪化。原油高が日本の実体経済へ与える影響が顕在化して来たようだ。
7/4時点で「54年ぶりに12日続落」となったが、「下げ過ぎ警戒からの戻り」以上
に強くなるとは予想しにくい。
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■東京貴金属
「金は更に強みを増し、東京白金は鈍る」
NY金中心限月8月限の日足は、前週まで(横向き)より強気に傾いた。週末7/3高
値950.0ドル[5/22高値940.1ドル。4/17高値959.5ドル]・引け値933.6ドル。上昇要
因は原油高。一部で“株式から商品への資金シフト”も取り沙汰された。チャート
的には、節目950.0ドルで抵抗された場合も、後に3/27高値964.3ドルを上回る可能
性が残されよう。東京先限の日足は、強気継続。7/3高値3251円[“6/11安値3018円
から6/23高値3158円までの上昇幅を6/25安値3092円から上げた、3232円”3/14以来
の高値水準]。週末7/4引け値3235円。次週に2/27,3/6高値3322円を狙うまでの勢い
を得られないにせよ、“押し目買い”より弱くはなりにくくなっていそうだ。
NY白金中心限月10月限の日足は、横を向いたまま。7/2高値2096.5ドル[6/19以
来の高値水準]。週末7/3安値2025.0ドル[6/26以来の安値水準]・引け値2030.4ドル。
「原油高が進むと自動車販売が鈍る」ことが明らかになり、投機買い人気を欠く。
東京先限の日足は、横向き(前週までより弱気に傾いた)。7/2高値7020円[前週末
6/27高値7038円]。週末7/4安値6811円[6/25安値6803円]・引け値6843円。次週に弱
含めば、5/22高値7168円・6/19高値7143円の上値抵抗を超える期待はほぼ失われよ
う。
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■東京原油
「強気継続」
NY原油当限8月限の日足は、強気継続。週末7/3の史上最高値145.85ドル・引け
値145.29ドル。節目150.0ドルを視野に入れており、ここから上げ足を速めずとも、
6/26までの上値抵抗線となっていた節目140.0ドルを割りにくくなって来る可能性
がある。相変わらずの売り人気の無さを背景に、目新しい強材料が出ない日も「売
り材料無し」として買われ続けた。なお、今週の強材料は、「国際エネルギー機関
(IEA)が今後5年間の世界石油需給予想を強気方向に修正[週明け6/30]」、「イスラ
エルが年内にイラン核施設を攻撃する可能性が高まっている」との一部報道[6/30]、
「今後に米国がハリケーン被害を受ける可能性が再認識される[7/3]」など。7/2発
表の米石油製品在庫は増加していたが、同日発表の原油在庫が(大幅ではないが)予
想以上に減少し、“前年同期比減少幅が拡大した”ことなどから、「中立というよ
りは強い」と評価されている。
東京先限の日足も、強気継続。週末7/4高値95360円[前週末6/27の史上最高値
90480円]・引け値95240円。強基調の維持に不安は無い。
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■東京ガソリン
「店頭価格上昇続く」
海上バージ市場での元売り市中買いは、成約が散発。民族系大手元売りによる手
当てが見られた。海上バージ市場のガソリン価格は、大幅上昇。現在は京浜で
128500円台/kl(ガソリン税込み)、西日本で129600円台/klで推移。原油高に加え、
米メジャー系元売りのトッパーが火災のために使用停止命令を受けたことから売り
手が後退。販売量は伸びないままだが、中間三品に比べるとオーダーは入っている
という。流通段階の陸上ローリー市場では、ノンブランドガソリンのラック(販売)
価格は強含む。原油高が続いているが、実需薄の中、外販玉取扱者は身動きが取れ
ないという。ただ、今後は相次ぐ製油所トラブルが強材料になると見られている。
7/2発表の石連週報では、6/28時点のガソリン在庫は前週比6.5%減の222.5万klと2
週連続で減少。出荷量が前週比9.5%増の115.6万klと拡大したことから在庫取り崩
しが進んだ格好。出荷増は、値上がりを前に仮需が膨らんだため。価格高騰で足元
の消費は落ち込んでおり、また、夏場の需要最盛期を間近にしてマイカーでの行楽
を手控える動きが強まるとの見方から、7月以降、出荷の大幅減が予想される。な
お、石油情報センターが7/2発表した6/30時点のレギュラーガソリン全国平均小売
価格はリットルあたり172.0円(前週と変わらず)。7/1に石油元売り各社の卸値大幅
引き上げを受けて都内の給油所などでは既に“店頭価格180円台”が散見され、値
上げの動きが全国的に広がるのも時間の問題という。7/3のシンガポール市況終値
をベースにしたRIM算出の輸入採算価格は、ガソリン(klあたり税抜き)=106000円
(6/26比5100円高)。
東京ガソリン先限の日足は、強気継続。週末7/4高値104000円[前週末6/27の上場
来高値98510円]・引け値103560円。強基調の維持に不安は無い。
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■東京灯油
「根強い新興国需要」
海上バージ市場での元売り市中買いは、水面下で商談が進行。引き合いが再び強
まって来たという。海上バージ市場の灯油価格は、上昇。現在は京浜が120000円
/kl台、西日本が119900円/kl台で推移。米メジャー系元売りのトッパーが火災のた
めに使用停止命令を受け、売り手が後退した。また、軽油に比べた割安感からも買
われた。流通段階の陸上ローリー市場では、灯油スポット玉のラック(販売)価格は
強含む。実需に乏しく、外販玉取扱者は身動きが取れないという。7/2発表の石連
週報では、6/28時点の灯油在庫は前週比4.0%減の172.4万klと4週ぶりに減少。出
荷量が前週比90.6%増の30.2万klとほぼ倍増し、在庫取り崩しに転じた格好。輸出
も堅調で、一部で指摘されていた中国など新興国の需要減少(価格高騰を受けた買
い控え)は見られていない。内外価格差が残り、元売りなどの輸出意欲は依然旺盛。
元売りはガソリン販売で採算ぎりぎりの厳しい状況を強いられている分、中間留分
の輸出でできるだけ利益を確保したいという。なお、石油情報センターが7/2発表
した6/30時点の灯油全国平均小売価格はリットルあたり116.9円(前週比0.2円高)。
9週連続で過去最高値を更新。価格高騰を受け、末端消費の減退が今後どの程度進
むか注目される。石油精製各社の製油所で停止中のトッパー(常圧蒸留装置)は7/3
現在、7基・日量70.3万バレル(前週比5.4万バレル減)。現有能力(29製油所43トッ
パー・日量483.0万バレル)に対する停止率は14.4%(前週比1.1%減)。7/3のシンガ
ポール市況終値をベースにしたRIM算出の輸入採算価格は、灯油(klあたり税抜き)
=128400円(6/26比10700円高)。
東京灯油先限の日足は、強気継続。週末7/4高値120960円[前週末6/27の上場来高
値114800円]、引け値120650円。強基調の維持に不安は無い。
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■東京ゴム
「下押されるか」
東京ゴム先限の日足は、週明け6/30の陰線(341.2円[前週明け6/23以来の安値水準]
〜356.9円[前週末6/27高値356.7円。80年3月以来の高値水準])の中でもみ合い、強
基調を維持。週末7/4引け値346.9円と、目先的に横を向いて来る可能性が感じられ
る。タイ産地の集荷量と中国の在庫が増加し、上海先物は6月下旬からの高値もみ
合いを下放れたが、まだ「押し目買いの域に止まれない」と判断できる段階にはな
い。また、タイオファーは高値もみ合いを出ていない。弱気派の見立てでは「原油
高が景気後退を引き起こし、ゴム需要も減る」ということになっているが、「6月
の米自動車販売台数、前年同月比18.3%減(8カ月連続減。15年ぶりの低水準)」と
いう状況下で横向きに止まっている白金を見れば、「ゴムがそれ以上に弱くなる必
然性も無い」はず。ただ、チャート的には、次週に弱含めば「節目330.0円(下方の
窓は6/5高値328.0円〜6/12安値331.0円)あたりを試しに行きやすい型」になる。
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■東京トウモロコシ
「高止まり」
シカゴコーン中心限月12月限の日足は、高値圏でもみ合い、目先的に横を向きつ
つある。前週末6/27の史上最高値799.25セント。7/1安値735.75セント[6/23安値
738.00セント。6/13以来の安値水準]。週末7/3引け値777.00セント。この型を弱気
に見れば「6/16高値791.50セントを左肩、6/27高値を頭頂、7/3以降の高値を右肩
とするヘッド・アンド・ショルダー形成中」であり、節目800.0セントの上値抵抗
を甘く見るべきではなかろう。ただ、大豆との比較では、「下値追いは続かない」
可能性が高いと思われるところ。週明け6/30米農務省作付面積報告は、事前予想上
限。同日発表の6/1現在全米在庫は予想上限をやや上回り、需要が鈍いと見られた。
同日引け後発表の作柄優良比率も前週からは改善。7/1には国際エネルギー機関
(IEA)が「多くの国が食糧価格への影響などからバイオ燃料へのエタノール混合率
や補助金を再検討」として同燃料生産高予想を下方修正。とは言え、作付面積報告
では洪水の影響を考慮して収穫面積予想が引き下げられており、原油・大豆の史上
最高値更新にも支えられて相場は高止まり。目先、米中西部産地の天候が注目され
る。
海運市場は米国の連休を前に取引が控えられ、東京〜ガルフ間運賃は130ドルを挟
んでもみ合う。東京先限の日足は、高値圏で横を向きつつあるが、強基調を維持。
前週末6/27の上場来高値50320円。7/2安値48720円[6/25以来の安値水準]。週末7/4
引け値49900円。やはり節目50000円の上値抵抗を甘く見るべきではないが、前週明
け6/23安値47640円を割る可能性が高いとも言えまい。
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■東京大豆
「東京は11万円台をうかがう」
シカゴ大豆中心限月11月限の日足は、強気継続。週末7/3の史上最高値1636.75セ
ント[前週末6/27高値1579.00セント]・引け値1631.00セント。目先的に“6/18高値
1566.75セントから6/23安値1473.75セントまでの下落に対する倍返し1659.75セン
ト”で抵抗されなければ、節目1700.0セントが試されそうだ。週明け6/30米農務省
作付面積報告は、作付意向面積[3月末発表]および事前予想平均に近い水準だった
が、洪水の影響を考慮して収穫面積予想が引き下げられ、実質的な生産高予想下方
修正と受け止められた。米国での作付は完了に近付いたが(6/30引け後発表で95%。
平年98%)、二毛作地帯での小麦の収穫遅れを“大豆作付面積の更なる削減につな
がる”と見る向きもあった。夏場の天候リスクが意識される中、ブラジル通貨レア
ル高やアルゼンチン農家スト再開懸念から米国産の引き合いが強まっている。
東京Non-GMO大豆先限の日足は、10万円大台割れ後に急反発。7/1安値96390円[“
6/3安値86720円から6/26-上場来-高値105940円までの上昇に対する半値押し96330
円”。6/10以来の安値水準]を押し目底として強気継続。週末7/4は108610円でS高
引け。節目11万円に特に強い抵抗は無さそうだ(*“6/26〜7/1の下落に対する1.5
倍返し”なら110715円)。
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■東京コーヒー
「上昇力鈍る」
ICEコーヒー中心限月9月限の日足は、他商品高を背景とする強基調を維持。週明
け6/30高値156.30セント[3/14高値164.45セント]・安値149.95セント[6/25以来の
安値水準]。週末7/3引け値151.90セント。7/3には連休前の手じまい売りに押され
たが、この先を売り進む材料も無く、“6/9安値132.90セントからの上昇に対する3
分の1押し148.5セント”を大きく割り込む動きにはなりにくそうだ。
東京アラビカコーヒー先限の日足は、前週末6/27高値27200円で上げ一服となった
気配。7/3高値27170円。週末7/4安値26370円[6/26以来の安値水準]・引け値26520
円。現時点では、「“下方の窓の上限(前週明け6/23安値25700円)”あたりまでに
下げ渋り、後に27200円を試すと期待しやすい型」と見ておきたい。
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