2008.06.01
■MM小学1868 内山義朗□教育エッセイ
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■MM小学1868 内山義朗□教育エッセイ
2008/5/31(土)蔵満逸司編集 wahaha@po.synapse.ne.jp
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正義と勇気を育てる学級&学年集団づくりNO78(2008年5月)
教育エッセイ
道徳教育改革集団鹿児島 内山 義朗
どちらかといえば、私は、勤務校の子どもたちにとって「変わっている教
師」として見えているようである。「おもしろい人」「厳しい人」「怖い人」
との噂も聞くが、「変わっている教師」(他の教師とやり方が違う)との評判
が最も多い模様である。
そんな私の「過去の実践」や「以前考えた内容」を「教育エッセイ」と称し
て断片的に示す。
一日は一生の縮図
「一日は一生の縮図」ととらえ、大切に過ごしていきたい。
教師の仕事は、子どもたちの時間の使い方をも左右する。
一日一日を価値ある内容に実りある内容にしていく。
「この日はない方がよかった」「この日は無駄だった」と一人の子も感じない
学級にしたい。
「一日一日が、どの子の成長も保障するものだった。」と心の底から確信でき
る内容。それをめざしていきたい。
算数授業第1時導入部分
算数授業第1時導入部。指導事項は、二つ。
1 ノートの書き方
うっとりするような、
ちゃんと○×をつけ、
やるべき問題をきちんとやり、
まちがいをやり直しているノートづくり。
以上、「算数の勉強ができるようになるコツ」と称した自己紹介。ノートに
視写させる。
2 準備する物
あかえんぴつ
ノート
えんぴつ5本以上
スキル
コンパス
じょうぎセット
ぶんどき
きょうかしょ
ミニじょうぎ
以上が算数授業のある日に「各自が常時準備しておく物」ナイン。
ノートに聴写させる。「あの絵、少し、不気味」と覚える。
予言
私は、子どもたちに対し、たまに予言をする。これが、結構あたる。
特に、授業中、学級の子どもたち相手に予言をするのは楽しい。ちょっぴり
盛り上がる。
「明日はコンパスを使う。予言します。忘れる子は一人。君だ。」
こう言えば、言われた本人は大方もってくる。別の一人が忘れ、予言は大当
たり。なあんてことも、あった。
もちろん、こんな言動をする時には条件がある。「君だ。」と名指しする時
の対象は、限定される。その子と心の糸を編めていないと危険である。
忘れ物撲滅大作戦
前日、分度器を忘れていなかった子が10数人。3分の1強。
「おうちにもない。まだ購入していない。」子が7人。算数科授業「角」単元
第2時にして、この状態。
単元に入る前にも用意するように伝えてあった。それより遙か前、4月時点
でも「毎日持ってくる物」として伝えてあった。
「明日は分度器なしでは学習にならん。明日までに準備しておきなさい。」
と、伝えた。
というわけで、「忘れ物撲滅大作戦に取り組むかもしれない。」との旨を伝
えた。これが「忘れ物撲滅大作戦」である。
「忘れ物大作戦」と称して子どもたちに伝えた内容は次の通り。
1 宅習帳にメモをとらせる。その時、「翌日鞄に入れてくるもの全てを書か
せる。「帰りの会の時間」に担任に見せる。合格になった子から帰宅開始。
これを1週間限定で行う。
2 この欄の内容を学級通信に掲載する。要するに、子どもと保護者への啓発。
当然ながら、その学級通信は配布直後子どもたちに読み聞かせする。
(保護者への啓発よりも子どもたちに自覚させるのが先決。)
3 最終手段は、保護者への連絡。教育相談および恐怖の電話連絡。ま、ここ
まではする必要があるほどシブトイ子はいないものと推測する。これまで、一
度もいなかった。
学力アップを効率的に図れる楽しい授業づくりにこそ力を多く注ぎたいとこ
ろ。しかし、学習以前の問題があれば、まずはそこに時間を割かねばならない。
以上のような内容を学級通信に盛り込んで配布。朝の会の時間に読む。
そして、全員に問う。
「やった方が良いかやらない方がよいか?」
全員が「やらない方がよい」に挙手。
「運命は3校時に決まります。算数の時間が楽しみです。
こう話して、いったん終わり。1校時、図画工作科授業に突入。
そして、運命の算数の時間。
「運命の算数の時間がやってきました。分度器を持ってきた人?」
一人を除いて全員が挙手。一人だけ「昨日家でなくなった。」と声を上げてい
た。
「忘れた人?」
一人だけ挙手。
運命はいかに。子ども全員に尋ねた。子どもたちはA・B・Cいずれかに挙
手。
A 忘れ物撲滅大作戦をやった方がよい。 ・・・0人
B 忘れ物撲滅大作戦をやらない方がよい。・・・約半数
C 忘れ物撲滅大作戦を○○君だけやった方がいい。・・・約半数(○○く
んも、ここに挙手していた。)
「じゃ、○○君は、自分で大作戦をやってごらん。」
こう話して、一人におけるやり方の一例を示した。
落とし物
学校内での落とし物。記名がなされていれば学級担任に届けられる。
そんな時、教室での一場面。
「ただ今から表彰式を行います。一同礼。○○さん、いらっしゃい。」
呼名された○○さん。なぜか「しまった!」と思いながら前へ。
「○○さん、あなたは○○に、これを落としていたようなので、これを お届
けします。私に届けてくださった○○様へ感謝の意をお伝えくださいね。」
もちろん、時と場合と物の種類によって、届ける方法は異なる。「学級の雰
囲気」と「子との心のつながり」ができていれば、こんな方法も効果的。
聞く力を育てる
1校時国語科導入部分。
「問いを出し、ノートに考えを書かせ、解答を示す」授業。
問題は全部で5問。
1 どれくらい国語の力がついているか試す問題を出していきます。第1問。
国語科でつける力は四つ。何ですか?
2 聞く力がどれくらいついているか試す問題を出していきます。第2問。廊
下に並びます。ある所に探検に行きます。(トイレの入り口が見える所まで連
れて行って帰ってくる。)気づいたことは何ですか?
3 全校朝会で校長先生は何の話をしましたか?一言で書きなさい。
4 ○○先生は三つの話をしました。「○○○運動」と「○○○運動」と「○
○○」の話です。三つを書きなさい。
5 教頭先生は何をお願いしましたか?
教室は、しいんとしていた。多くの子が全問正解だった。次回以降は、だん
だん難問にしていく。
整理整頓
3学期家庭科の第1時。授業の概要を記す。
1「教科書の○○ページを音読しなさい。」
2「挿絵をご覧なさい。何をどうすれば良いのか、箇条書きで書きなさい。」
3 机間観察しながら、「すごい。多い人はすでに○○個書いています。」の
ように誉めまくる。(子どもたちの書くスピードが上がる。)
4 書いたことをすべて発言させる。
5「今、たくさん出されたことをまとめて、整理整頓といいます。なぜ、整理
整頓が必要なのですか?」
6 発言させる。
7「さすがです。では、さっきノートに書いたことをさっそくお家でやってみ
ましょう。今日の宿題です。きれいに片づいていて、やる必要がない人はやら
なくていいのですよ。」(エーの嵐!?なかには「する時間がない。」と口走
ってしまい、私にツッコミをいれられ「やります。」という結論に達した子も
いた。)
8「今のあなたの引き出しの中の様子をひと言で書きなさい。ただし、机の中
は見てはいけません。」
9 数人に発言させる。
10 長らくお待たせしました。引き出しの中を思う存分ご覧ください。「や
りたいことがあったら、さっそくどうぞ。」(かくして、全員の机の中がきれ
いになった。というよりか、きれいだった子も多かった。)
11 3学期が始まったばかりだから、この時期は大体いいのです。2月・3
月が楽しみです。
給食の準備・片づけ
私の勤務校では、5月上旬に家庭訪問を実施している。
家庭訪問期間中は、午前中4校時まで授業。そして、給食。片付け・窓締め
などの学級の当番の仕事が終わり次第、帰りのあいさつ。
これが、実に早い。子どもたちは、てきぱきと「やるべきこと」を進める。
例えば、給食当番の子は、給食着とマスクを身につけ手を洗い並ぶ。他の子は、
机を並べ替えて班を作り、給食台を出す。自学帳などの配り物があれば、この
隙間時間に配り終える。手を洗い、待つ。
「今なにをすべきか」を自覚して、多くの子が取り組むことで、そうとう早く
準備ができる。一人一人がちょっぴり意識するだけで、かなり早さは違う。
もちろん、これは教職員が意識的に育てなければできることではない。「て
きぱきと『やるべきこと』を済ませ、予定時刻までに帰りのあいさつを済ませ
る」のと「それぞれが自由奔放に時間を過ごし、みんなの帰宅が遅くなっても
しょうがない」のとどちらがよいか。当然、前の方がいいに決まっている。子
どもたちに、そういった問いかけをし時間をものさしに評価することで、子ど
もたちの行為が変わってくる。
編集者より
いろいろな技術を持っているのが、面白くて変わった教師。
子どもたちから見たら、面白くて変わった教師は大歓迎。
まねできるテクニックをたくさん紹介してくださいました。
ありがとうございます。
掲載が遅れてすいません。
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5月
31日・音読授業を創る そのA面とB面と 荒木茂 7月まで月2回
6月
10 音読授業を創る そのA面とB面と 荒木茂
14 正義と勇気の学級&学年集団づくり 内山義朗
17 試作 音読練習テキスト 蔵満逸司
23 練習学習で国語の力を鍛える 嶋田雄一
24 子供と英語 藤本薫
28 音読授業を創る そのA面とB面と 荒木茂 7月まで月2回連載
30 小学生のための学習クイズ 蔵満逸司
おすすめ本
コミュニケーション授業(DVDつき)菊池 省三著 近日詳細紹介 3000円
──────────────関連サイト────────────────
小学校教育メーリングリストWAKUWAKU 360名参加
http://member.nifty.ne.jp/KURAMITU/mailing.htm
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編集者のひとりごと
食育の授業、子どもたちの反応が良く、楽しみました。
東京からの参観者は6名。
遠方からの参観、ありがとうございました。
授業記録は、マクドナルドの公開しているホームページ『食育の時間』で公開
予定です。現在は、以前実施した授業記録を見ることが出来ます。
6月14〜15日 東京に行く予定確定です。
日本LD学会に入会しました。
蔵満逸司 くらみつ いつし
wahaha@po.synapse.ne.jp
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