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国会からの手紙


2008.03.28

国会からの手紙 参議院編0015 福田首相の緊急記者会見


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おはようございます。中村てつじです。

今日は、参議院予算委員会の締め括り総括質疑、採決の日になります。参議院
では予算が否決され、両院協議会の開催後、(憲法の規定により、予算に対し
ては衆議院の議決が優越するので、)予算案が成立する予定です。

昨日の16時から、福田康夫(ふくだ・やすお)総理大臣が、緊急の記者会見
を行いました。バックは、赤のカーテン。福田総理なりの意気込みを感じまし
た。私も、かなり踏み込んだ内容の提案がなされるのではないかとの期待を持
ちながら、緊張して聞いていました。

しかし、会見が終わったとき、事態を進展させるには、かえって逆効果になっ
たのではないかと感じました。一緒に見ていた同僚の感想は、財務省主導の内
容だろうというものでした。


福田総理の主張には、論理的に矛盾がありました。主張の柱は、道路特定財源
については、平成21年度から一般財源化するという点。

しかし、それならば、道路特定財源の暫定税率をこれから10年間続けるとい
う法案は、1年間に修正しなければならないはずです。つまり、福田総理は、
1年後からの道路特定財源の一般財源化を言いつつも、道路特定財源の暫定税
率は10年間続けると言う。

その修正をしない点からも、21年度の税制改革では、本気では道路特定財源
の一般財源化に取り組まないと受け取ることが出来ます。


このようなシナリオが考えられます。4月の末に、与党は、衆議院で3分の2
の再議決を行い、これから10年間、道路特定財源の暫定税率を維持する。そ
のことで、福田総理に対しては、問責決議が出される。結果、総辞職か、解散
か、国会の空転かということになるけれども、現状では解散は出来ない。

福田総理は、自民党に暫定税率10年延長法案の置き土産を残して、総辞職。
その後、次の自民党総裁が選ばれ、新総理としてサミットに臨む。

さらに言えば、21年度の税制改正でも、大きな変更はなされない。一般財源
化の約束は、そのときには福田総理が総理を続けていないので、反故にされる。


今日の予算委員会締め括り総括質疑と、これからの予算関連法案の質疑におい
ても、道路特定財源の暫定税率について、10年間の延長を1年間に修正しな
い点は、野党から厳しく追及されることになると思います。

今日は、晩の9時頃まで、断続的に参議院の本会議が開かれます。
長丁場になりますが、頑張ります。


「国会からの手紙」
発行人:てつ(中村てつじ)
mg@tezj.jp
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