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蔵元日記


2008.02.14

蔵元日記(急告:温め酒の飲用温度)


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■          2008年2月14日 vol.163


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  目  次

 ◆  蔵元日記(急告:温め酒の飲用温度)

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蔵元日記(急告:温め酒の飲用温度)

「燗酒のむなら、うちの酒飲まなくていいですよ。せっかく一生懸命造
ってるのに甲斐がないから」なんて言ってた30代(注1)。 でも40の声を
聞くと共に「うーん。お燗も美味いなぁ!!」と日和ってしまい、出し始
めたお燗用の獺祭である「温め酒」

飲み頃温度を45度設定としていたんですが、どうも40度ぐらいのほうが
美味しい。先日、この蔵元日記の中でも以前登場したことのある元カリ
スマ美人編集長・Y夫妻(「元」編集長ですよ! 「元」美人じゃありま
せんよ!!)から「40度のほうが美味しい」と、手料理のご馳走つきでオ
ルグされました。本当にそのとおりで、会社に帰って何度か実験したん
ですが、同じ結果が出ました。皆様にここに報告するものです。(注2:
言い訳にならない言い訳あり)

でも、その「お呼ばれ」の後、ほろ酔い気分で最寄りの私鉄駅まで送っ
ていただき別れ際・・・なんと・・・万歳三唱で改札口で送ってもらい
ました!!! 私はそのまま駅の雑踏に紛れ込めばいいのですが、あの後Y
夫妻はどうやってその場を離れたのか?うーん・・・常習犯か?

と、言うことでラベルの飲み頃温度表示も改正します。よろしくお願い
します。



(注1)だけど、今と違って酒といえば熱燗しかなかった時代に熱燗を
否定するのは犠牲とするものがありましたよ。だけど必要と思うことは
「空気を読め」と言われても言うべきと思っていましたから、言ってま
した。お陰で紹介される時は「○○の異端児」と必ず言われる時期があ
りました。


(注2)やはり長い間に少しづつ酒質が変わってきたことも最適温度の
変化の理由と思います。それじゃ、なぜ気がつかなかったかと言います
と・・・私のお燗酒の燗のつけ方が気がつかなかった原因と思います。
聞いてください。実は最高のお燗のつけ方・飲み方があるんです。

準備するものは、徳利は舟徳利型、うちでは鶴のような細い注ぎ口のつ
いた薄い白磁の磁器を使っています。それと、コーヒーメーカー!?
但しドリップしたコーヒーをためるポット部分は外しておいて下さい。
最後に肌理の細かな純米吟醸の味と香りを壊さない、のみ口の薄い薄い
磁器の大振りの杯。この三種を準備してください。

まず、舟形徳利に入ったお酒を電子レンジで!!30度ぐらいを目指して軽
くチンします。そしてこの徳利をそのままコーヒーメーカーのドリップ
したコーヒーを保温する部分に置いて、コーヒーを保温する代わりに酒
を温めます。コーヒーを保温する加温能力を持ってるわけですから酒の
温度はすぐ上昇をはじめます。そのまま飲み始めて、飲み頃の温度を過
ぎそうだなと思ったらコーヒーメーカーからおろせばいいんです。

そうそう、大振りの杯に七分目以下に注いでください。杯の縁から上が
ってくるほのかな香りも楽しいですから。

これで最後まで好みの温度で飲めます。これ、コーヒーメーカーを食卓
の横に置いておいて、朝はコーヒーを飲めるし、夜はそのままお燗酒が
楽しめる一挙両得の方法です。皆様もお試しあれ。大事な点は好みの舟
徳利と杯をそろえること。湯煎しなくても気軽に美味しいですよ。


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