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むうくんの部屋 合格して振り返る司法試験


2004.02.15

◆◇ むうくんの部屋 140号 02/15 ◇◆


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□■□ むうくんの部屋合格して振り返る司法試験 □■□
      第140号 《2004年2月15日》
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テーマ――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 今年もよろしく(~o~)
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◆ 2004年始まって,最初のメルマガですね。
ちょっと忙しかったことなどいろいろ重なって,あっという間に2月中旬にな
ってしまいました。もう,願書を出すシーズンなんでしょうね・・・。
気を遣うことが複数重なるとなかなか立て直せないものだと実感しました。

受験生の皆さんも,出来ればこれからの時期は,気を遣うことを極力減らすよ
うにしてください。
これって逃げの姿勢かなとも思ったりするのですが,「前向きな後退」と考え
ればいいんじゃないでしょうか。

まだまだ本調子ではないのですが,今日は,昨年の合格者の読者さんのお力も
借りて,発行することにしました。

◆ 掲示板にもありましたが,白い巨塔が視聴率がいいようですね。
私は見ようと思っていたのに,1回目を逃したため,結局見ずじまいです。
ただ,受験中に文庫本で読みました。
私はあまり受験中に余計なことはしない性格だったのですが,早稲田セミナー
の民訴の橋本先生が,講義のカセットの中で薦めておられたので,つい読んで
しまったのです。
別に,受験のためにはなりませんが,今でも私の好きな本の一つです。

◆ 択一シーズンも真っ最中ですが,質問等があれば,気軽にメールや掲示板
でお尋ねください。
最近は受験生活から離れ始めたせいか,具体的に聞いてくださる方が答えやす
い所もあるので。   
                                   

テーマ――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 合格体験記〜その1
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平成15年に最終合格された読者のYさんにお願いして,合格体験記を書いてい
ただきましたので,2回に分けてご紹介したいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1.はじめに

私は20代後半、受験歴は択一4、論文2、口述1です。
1回目の受験以降は実家で勉強していました。
直前期でない時期にバイトを少々。

なお、これから述べる事の中には、むうくんや他の合格者が
述べておられる事と重複しているものも多いかも知れません。
個人的には、むうくんがバックナンバーで述べておられる事は
今でも多々あてはまると思います(丙案関連などは除いて)。
ですので、まだそれらをご覧になってない方は、一度むうくんの
ホームページでバックナンバーも参照なさってみてください。

2.択一

私が一番苦手だったのがこれです。
私は1回目と4回目に択一に合格したのですが、今振り返るに
1回目はまぐれです。しかしそれに気付かずに、「択一も結構
受かっちゃうもんだなあ」などと慢心し、結果2回目3回目に
択一落ちを喫してしまいました。
楽天的な人にはありがちなケースなので、ぜひ気をつけて
ください。

択一は、得意な人は本当に得意なようです。
得意な人は論文の勉強に重点をおいてご自分のペースで
勉強を進めればよいのですが、苦手な人は絶対に択一に
重点をおくべきです。
当然の事ですが、択一に受からないと論文に進めません。
私は自分では論文の方が得意かなと思っていたのに、2回目
3回目はその論文を受ける事すら出来ず、あっけなく丙案も
なくして呆然としました。
今ならば「丙案」は「1500人合格」に置き換えられるでしょう。
せっかく1500人合格のチャンスがあっても、それは論文を
受験できなければ無意味です。
くれぐれも択一を甘く見ないようにと思います。

勉強法は、厳密には初受験の人、複数回受験するも連敗の人、
合格常連組の人、といったようにそれぞれのタイプによって
違ってくるはずですが、そのへんは確かメルマガのバックナンバーで
むうくんも触れてらっしゃったはずなので、そちらを参考に
してみてください。
私は過去問を解くのは必須だと思います。
あと、見慣れた問題でも惰性で記憶に頼って解かず、逐一考えて
答えを出す。
また、基本書(テキスト)を読む、判例百選の事案と判旨を
読む(主に憲法)、条文に目を通す、模試などで本番と同じ
時間配分のもとで実際に問題を解く、なども大事だと思います。
これだけでも相当大変ですが、各自の時間等と相談して
頑張ってください。

3.論文

論文試験は1回目、4回目に受験しました。
1回目は科目別ではG評価ももらいましたが、Aもありましたし、
総合ではDぐらいだったと思います。ですから、初受験の人の
答案でもそれなりの評価はもらえうる、ということになります。
初受験の方も臆せず、頑張ってください。

添削をしていて感じたのは、形式面がビシッとしていると
引き締まった感じがして好印象を受けるということです。
問題提起、規範定立、あてはめ、結論がきっちり整理されている
答案は、やはりスラスラ読めます。
このような形式には異論もあるようですが、無難なスタイルでは
ないでしょうか。

内容面では、定義・趣旨・要件・効果等の基本事項をしっかり
押さえているかどうか。条文及びその文言の引用。
問題提起の的確さ。これが鋭いと、非常に実力を感じます。
逆に、的外れな事を書いてしまうと、印象が悪いです。
あてはめは自分の立てた規範に忠実に。強引に引っ張らない。
問題文に挙がっている事情もしっかり拾って使う。問題文が
長い時は、その中にいっぱいヒントが隠れていると思ってください。
規範が充実していても、あてはめが1行では読んでる方もガクッと
きます。
結論では、問いに答える。「〜できるか」と聞かれていれば
「〜できる」又は「〜できない」。
あまりに非常識な結論は避ける。あるいはフォローを入れる。

勉強法としては、やはりまず過去問が第一だと思います。
勉強の進んだ人は答案構成でよいのですが、初学者は必ず
自分で答案を書いてみる。慣れてくれば2時間で2通書ける
ようにする。
そう進んだ後、余裕があるなら問題集なり予備校答練へ。
予備校答練も、問題の質、採点基準などの点で本試験とまったく
同じということはないので、あまり返ってきた結果にこだわらなくても
いいと思います。いい点を取れるに越した事はないですが、
もし取れなくても、復習をしっかりしておく事のほうが大事です。
本番前に見直せてよかった、ぐらいに考えてください。

4.口述

論文後、しばらくは遊んでもいいです。というか遊ばないと
やってられないでしょうね。
ただ、1週間なり1ケ月なり遊んだ後、口述の勉強もされて
おくのが吉です。
私は去年、もう今年で受験は最後かなと考えていて、論文に
落ちてたら就職しようかと思い、論文終了後他の資格の勉強を
必死にしていました。そのため、口述の勉強はサッパリして
いませんでした。
そして論文の合格発表日に嬉しさと同時に青くなったクチです。
正直、こういう人は多いです。私もそれまでに合格体験記などで
「自分では論文ダメだと思っても、あてにならない事も多いから、
一応口述の勉強はしておけ」という貴重な意見を何度も目に
していたのですが、実践できませんでした。
何とか運よく口述は通れましたが、もし落ちる1割に入って
いたら、本当に後悔したはずです。ここまでこぎつけながら
もう1年、というショックは下手すると択一、論文落ちの
場合よりも大きいです。何せ1割ですから、「なぜ自分が・・・」
という気持ちになるんでしょうね。
そうなってから後悔してももう遅いので、論文後、ダメだと
思ってもぜひ口述過去問に目を通すぐらいはされるとよいです。
次年度の論文問題の予想にもなりますし、決して無駄では
ありません。


テーマ――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 振り返ってみて〜ちょっと自伝的に
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◆ メルマガをいろいろ発行してきましたが,私はあまり自分の経歴について
は詳しくは書きませんでした。
パソコンを購入してネットも初めて,メールも初めてという時期にメルマガを
出し始めたこともあったからです。ネットの怖さも,他のメルマガ作者の方に
聞いていたこともありましたし。
幸い,読者の方に恵まれて,嫌がらせや迷惑メールなどは無かったと言ってい
いほどでした。

部分的には,自分のその場その場での考え方などは詳しく書きましたが,今回
は,ちょっと自伝的に,受験勉強とは違う視点も取り入れて書こうと思ってい
ます。

私はいわゆる短期合格者ではありません。丙案(これも死後ですねえ)の恩恵
も受けられませんでした。
自分で言うのもなんですが,かなりの怠け者だし,弁護士になった今でも,私
がやる仕事じゃないかもなあ,なんて自信をなくすときがしょっちゅうです。

受験生の中には,私よりずっと優秀な人も多いでしょうから,そういう人への
励みになるように,受験生活や,その時々に考えていたことなどを,つらつら
と書いてみます。
以前に書いたこととだぶっている所もありますが,ご容赦ください。
    

1 受験の動機

私が受験した動機。
それは,正義のためでもなく,困っている人を助けたい,ということでも無か
った気がします。

小さい頃に何になりたかったのか。
私が記憶する中では,小学校1年生くらいに,ノーベル賞を取った湯川秀樹博
士の伝記に刺激を受け,
「ノーベル賞を取る!」
と高らかに宣言したと思います。今となっては,全く無関係の仕事に就いてい
ますが(^^。

動機の一つは,母も姉も,女性一人でも働ける状況にあったことから,自然と
資格を取ることに抵抗がなかったのだと思います。
また,何故かわかりませんが,「女性は女性である前に人間である」と思って
いたせいか,人間なら,最低でも一人で食べて寝て暮らせるのが当たり前,と
いう気持ちがあったということもあります。
この年になって,まだそれを実践するとは思いませんでしたが(笑)。

さらにあげれば,母方は法曹関係者が何人かいたのですが(逆に父方は,放送
(マスコミ)関係者が多いのです),私の上の世代では,叔父が弁護士である
以外,法曹は誰もいませんでした。
そこで,子供心に,私の代で法曹を絶やしてはいけない,と思ったところもあ
ったんでしょう。
今から思えば,どうでもいいことなのですが,それも動機の一つだったはずで
す。

動機は,こんなにこんなに安易なものでした。
                                   

★★★では、また次回に・・・★★★


□□むうくんの部屋合格して振り返る司法試験□□
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