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海外ミステリを読む


2006.12.07

海外ミステリを読む(93)


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「海外ミステリを読む」(93)

 [ニューヨーク・ミステリの系譜18]

  「コーネル・ウールリッチ編3」

   ウールリッチは子供の頃は祖父の持ち家で過ごし、作家にな
   ってからは終生ホテル住まいだったので自分の家を持ちませ
   んでした。自分の家がなかったので、車も持っていませんで
   した。ですから、移動はタクシーか地下鉄だった筈ですが、
   やはり一番多かったのは地下鉄だったと思います。彼の傑作
   の一つに地下鉄を舞台にした作品があります。地下鉄も彼が
   よく知っている世界だったと思います。

   その作品は1936年に書かれた「The Phantom of the Su
   bway」という題名です。実はこの題名は後に出版社によって
   「You Pays Your Nickel」と変えられています。出版社の方
   は読者層に合わせたら、「地下鉄のファントム」より、「金
   を払って乗れ」の方がいいのじゃないかと思ったのでしょう
   が、作者は怒っただろうと思います。どちらが好きかで、そ
   の人の読書の好みが分かる気がしますが、ウールリッチは「
    Phantom」という言葉が好きなようで、代表作の「幻の女」
   の雑誌に連載時の題は「Phantom Alibi」なのです。単行本
   化した時に「Phantom Lady」と変えたそうですが、これは作
   者自身なのか、出版社側の要請なのかは私は把握していませ
   ん。ただ、この作品を最初に読んだ編集者が内容で一行だけ
   直して欲しいと要求した所、彼はそれに不満で別の出版社に
   持ち込んだというエピソードをネヴィンズは伝記の中で紹介
   しています。

   ウールリッチはnickelという言葉が嫌いなのか、「幻の女」
   ではcoinを使っています。

   She already held the coin pinched between her fingers

   coinは数種類あるのですが、この後、次のような文章があり
   ます。
	
    Her coin suddenly swelled up in the reflector
	
   両替せずにそのまま使えたcoinですから、nickelだと分かり
   ます。

   この作品は出来がいいので、日本では訳が三つあります。「
   別冊宝石」の「世界探偵小説全集第29巻」には小山内徹氏
   が「地下鉄」、「ミステリマガジン」の1980年8月号に
   は田村義進氏が「無賃乗車お断り」、「ビッグ・アップル・
   ミステリ」(新潮文庫)では常磐新平氏が「地下鉄の怪盗」
   という題名で訳しています。主人公は地下鉄の車掌で、ビル
   に忍び込み、50万ドルを盗んだ泥棒が警察に追われて地下
   鉄に逃げ込み、その車掌と対決するというストーリーです。
   ブルックリンのフラット・ブッシュ始発の電車に乗ったと書
   いていますので、ブロンクスのウィークフィールド迄行く2
   番線の7番街急行でしょう。

   ミステリに限らずニューヨークを舞台にした作品を読んでい
   ると、よくIRT線とかBMT線と言う言葉が出て来ますが
   これは初期には別会社が経営していたので、その名残りなの
   です。東京で言えば、都営線と営団線が別会社なのと同じで
   す。初期のニューヨーク地下鉄には次の三つの線がありまし
   た。

   IRT=Interborough Rapid Transit Company

   BMT=Brooklyn Manhattan Transit Corporation

   IND=Independent Subway System

   IRTは路線番号が数字で、あとの二つはアルファベットで
   した。ですから、この小説の舞台は旧IRT線ということに
   なります。BMTはブルックリンとクイーンズが主で、マン
   ハッタンではブロードウェイ線だけで、あとは郊外への繋が
   りの路線だけだったのです。マンハッタンはIRTがメイン
   でした。INDは最初からの市営地下鉄です。1940年に
   上の二つを買収し、全部が市営になったのです。でもIRT
   、BMT、INDという言葉は今でも使われていて、ミステ
   リにも登場します。例えばミッキー・スピレインのマイク・
   ハマー・シリーズの中の「One Lonely Night」にこういう文
   章があると、以前に紹介した中内正利氏の「アメリカ風物誌
   」に書かれています。

    I found it over near the steps that led to the BMT
    line

   これはポケミスでは「寂しい夜の出来事」という題で訳され
   ています。

   『おれはそれをMBT線に通じている階段のそばで見つけ
    た。』
        
   BMTをMBTと間違えています。これは訳者の渡辺栄一郎
   氏のミスではありません。担当者の校正ミスです。私の持っ
   ているのは3版ですが、その後の版で訂正したかどうかは確
   認していません。

   スピレインのこの作品にはこういう文章もあります。

   『おれは階段を駆け下りると、ターンスタイルに10セン
    トを入れた』

   「幻の女」(1942)の時には5セントだった料金が、「
   寂しい夜の出来事」(1951)の頃には10セントになっ
   たということです。その後、20セントになったのですが、
   20セントという貨幣がなかったのでトークンという疑貨を
   使うようになったのです。この20セントという金額は時代
   の変遷とともに上がり続け、最後のトークンは1ドル50セ
   ントでした。2003年12月に2ドルに値上げした時に、
   トークンは廃止され、現在ではメトロカードだけです。この
   ようにミステリの中に地下鉄の料金が出て来たら、いつの時
   代のことなのかの判断が出来ます。

   1973年に書かれた「ペラム123の乗っ取り」という作
   品にも、この旧路線名が使われています。

   『三系統ーA系統すなわちIRT、B系統すなわちBMT、B1系統
    すなわちINDーのそれぞれが』

   ウールリッチの小説の強盗は単独犯で、警察に追われて地下
   鉄に逃げ込むのですが、こちらは4人の男が、6番線のレキ
   シントン街線の電車を乗っ取り、100万ドルを要求すると
   いう奇想天外な話です。ベストセラーになったそうですから
   評判は良かったのでしょう。地下鉄内部のことが色々分かる
   こともこの作品の特徴でしょう。例えば、題名になっている
   「ペラム123」の意味ですが、電車の識別名だそうです。
   この線の始発駅はペラム・ベイ・パークなので、この駅を1
   時23分に出発する列車は、「ペラム123」になるのだそ
   うです。この電車が終点のブルックリン・ブリッジに着いて
   、また折り返す時間が2時35分だとすると、今度は「ブル
   ックリン235」という識別名を持つ電車になるわけです。
   この作品は「サブウェイ・パニック」と題して、翻訳がでて
   います。

   「サブウェイ・パニック」はどちらかと言えば鉄道マニア向
   けと言った作品でしょう。ニューヨークの地下鉄が克明に描
   かれているからです。作者はあたかもそれが描きたかったか
   のようなので、興味のない方には面白くないでしょうが、マ
   ニアにとってはこたえられない作品でしょう。路線状況や指
   令室の模様と同時に交通警察(Transit Police)のことも詳
   しく描かれています。例えば、こんな風です。

   『市交通運輸局、通称交通局の本部は、いわゆるダウンタ
    ウン・ブルックリン、ジェイ・ストリート370の、大
    きな花崗岩張りのビルにある。』

   『この建物の多くのオフィスで、床面積がひどく高価なも
    のになっているならーわけても二階の交通局警察神経中
    枢のせせこましさが名高いーそのすぐ上、運転指令室(
    指令センターのほうが通りがいい)のしめる三階では』

   と、こんな調子で続くのです。指令室で働く人間が地上に出
   てタクシーに乗ると、こんな描写になるのです。

   『「パーク・アヴェニュー・サウスと28丁目のかどへや
     ってくれ」
    「旦那、よそのかたですね」運転手はいった。「いえね
     、ニューヨーク人はいまでもフォース・アヴェニュー
     ってよぶんですよ。」』

   パーク・アヴェニューは昔の4番街なので、こういう会話に
   なるわけです。

   交通局の2階に交通局警察があるという描写がありますが、
   この当時はセンター・ストリートにあるNYPD(New York
    Police Department)とは別の組織になっていて、地下鉄内
   の喧嘩とかこそ泥のような小さな事件は交通局警察だけで処
   理していたのですが、大きな事件の時には応援を頼むという
   関係でした。このため、市警からは一段低い組織のように思
   われていた気配があります。そんな交通局警察官を主人公に
   したミステリがあります。

   ニューヨークで長い間、犯罪について書いていた記者が19
   95年に書いた長編小説「Under Ground」がそれです。地下
   だけを管轄する特殊な警察というところから来た題名のよう
   です。日本版の題名は「ニューヨーク地下鉄警察」。訳者の
   坂口玲子氏は「あとがき」でこう書いています。
          
   『この警察はニューヨーク市警とは別の組織でトランジッ
    ト・ポリスとよばれ、かっては交通機関全般を受け持っ
    ており、「交通警察」と訳されていた。だが、今では彼
    等の持ち場は地下鉄と地下道に限られている。「地下警
    察」と訳すべきかもしれないが、地下組織的イメージを
    避けるため、「地下鉄警察」とさせて頂いた。』

   地下鉄警察で働く一人の警官の日々を仕事と家庭生活の両面
   からじっくりと描いた上下2冊の長編です。彼等は一日中、
   地下で過ごし、地上に上がるのは昼食の時だけで、それも時
   間制限があるのです。市警からは「地下鉄の階段の最上階が
   おまえたちの世界の果てなんだぞ」と見下される存在の一人
   の男が主人公です。

   この作品が書かれた当時、交通警察(Transit Police)はニュ
   ーヨーク市警とは別の組織だったようですが 現在では同じ 
   NYPDの中の一つ部局(Transit Bureau)になっています。

   1930年代のニューヨークの地下鉄路線図は現在の路線図
   とは違う用語が一つ記載されています。それは「ELEVATED 
   LINES」という言葉です。訳せば「高架線」でしょうか。「エ
   ル」(ELの略)という言葉を見たら、このことです。ですか
   ら、当時の路線図には、「SUBWAY LINES」と「ELEVATED L
   INES」の二つの色分けした線が描かれています。日本でも東
   京の「山手線」や大阪の「環状線」は高架で走っていますが
   高架下は遊ばせておくのはもったいないという感覚で、駐車
   場とか倉庫とか店舗と言った使い方をしていますが、ニュー
   ヨークの場合は一般道路の上に電車を走らせていたのです。
   ウールリッチは「地下鉄の怪盗」を書いた1936年にこの
   高架線を舞台にした作品も書いています。

   「Death in the Air」と題したこの作品は日本語版では「高
   架殺人」とか「高架鉄道の殺人」と訳されています。当時の
   路線図で見ると、BMTのELはイースト・リバーに架かる
   橋が出発点で、マンハッタンの中心部を走るELはIRT線
   が殆どのようです。そのIRTのELは東は2番街と3番街
   の上を、西は6番街と9番街の上を走っていました。この小
   説は9番街のELが舞台になっています。

   主人公は刑事です。彼はスタテン島に住んでいるので、職場
   のある分署からサウス・フェリーまで行き、そのあとはフェ
   リーに乗る毎日でした。フェリー乗り場に行く乗り物として
   は、地下鉄もあるのですがELの駅の方が近かったし、地下
   鉄は最後に階段を登るが、ELは最初に登るので下車したあ
   とは階段を降りるから好きなのでElに乗ることにしている
   のです。乗車駅は59丁目です。ここは6番街線と9番街線
   の両方が通る駅です。始発は両線とも155丁目ですが、5
   3丁目から6番街と9番街に別れ、終点のサウス・フェリー
   駅で一緒になるのです。二つの線の列車は交互に来て、彼が
   たまたま乗ったのが9番街線だったので事件に遭遇するとい
   う設定です。

   電車がデイブロース・ストリート駅を過ぎた所でスピードが
   落ちたので、何だろうと思った彼は振り返ります。その時、
   アパートの中が見えたのです。というのはこの付近では電車
   とビルの間の隙間は3ヤード(3メートル弱)しかないので
   す。だから、アパートの中が見える訳です。部屋の中では男
   と女が踊っているのか酔っているのか分からない動作をして
   いるのが一瞬の間に見えたわけです。

   『車輪が大きな音をたてた。それと同時に、踊り子の影の
    片方がマッチに火をつけた。オレンジ色の炎が浮かんで
    またすぐに消え、水面を走る虫のようなものが彼の顔を
    かすめて車両に飛び込んできた。彼は無造作に顔のあた
    りを手で払い、新聞に目を落とした。』(門野集訳)

   この文中の「水面を走る虫のようなもの」が原題の意味です
   が、ここで一カ所不明な点があります。アパートは彼の背後
   にあったのですから、彼は振り返って、アパートの内部を見
   た筈です。この文では、「虫のようなもの」が彼の顔をかす
   めたのは、振り返ったままの時なのか、元の姿勢に戻ったあ
   とのなのか、はっきりしないのです。一般的に考えると、振
   り返ってアパートを覗いている姿勢の時だったと思いますが
   、それなら新聞に目を落とす前に、作者はこの男を元の姿勢
   に戻す必要があると思います。

   『彼はなんとなく払い落とす手つきをしてから、また新聞
    に目を戻した。』

   これが村上さんの訳で、二人の訳が一致しますから、作者が
   その部分を省略したことになります。背後を振り向いたまま
   新聞は読めない筈です。

   ウールリッチがこの作品を書いた4年後の1940年にこの
   9番街線は廃止になっています。一番先に廃止になったのは
   2番街線で1930年、次が1938年に廃止になっていま
   す。最後まで走っていたのは3番街線ですが、1942年の
   「幻の女」で、この3番街線を登場させています。

   「幻の女」で最もサスペンスに富んだ章と言われる第12章
   は無実の罪で逮捕され、死刑宣告を受けている男の恋人が男
   を救う為に、偽証したバーテンダーを追いつめて行くという
   章です。彼女は彼が働いているバーに来ては、カウンターに
   座り、ウィスキーを注文したあとは黙って座っているだけな
   のです。していることは彼をじっと見つめているだけです。
   店を閉めたあとも、彼女は彼のあとを歩いて行くわけです。
   彼は3番街線で通っているので、彼女も同じ電車にのるので
   す。次第に神経がいらついて来る彼。どこまでもしつこくつ
   きまとう彼女。3番街線の電車内や駅での二人の対決が見事
   に描かれています。この作品はウールリッチの代表作で、ミ
   ステリのベストテンでは必ず上位にランクされる作品です。

   この3番街線のELも1955年に廃止になっています。そ
   の理由について、中内さんはこう書いています。

   『その後、地下鉄やバスが便利になるにつれて、乗客は激
    減し、急がぬ人、もの珍しさから見物かたがた乗る人、
    地下鉄では不便な地区へ行く人ぐらいが利用するのみと
    なった。電車側も一向に進歩発展するところはなく電車
    そのものも貧弱で、2、3輌連結したのが、ガタゴトと
    のんびり走ると』

   中内さんは実際に乗ったことがある人で、その経験からこう
   いう文章を残しています。

   『街の中に構築した高い鉄橋の上を、旧式の電車が走るの
    であるから、その騒音のひどいことは譬えるものがない。
    沿線付近では、電車が通るたびに、たとえ室内にいても
    会話が全く出来なくなる。決して誇張ではない。私自身
    、何度かこの不愉快な経験を味わったことがある。何と
    も名状しがたい騒音である。』

   当時、ニューヨークに住んでいた人間はウールリッチを含む
   全員が、このことを知っていた筈です。だから、電車の通過
   時にピストルを撃っても、その音は騒音で消されるというト
   リックが使える訳です。

   これ以後マンハッタンからはELは姿を消し、地下鉄だけに
   なったのです。ですから、以下のような文章が出て来たら、
   それは1955年以後のニューヨークを舞台にした作品とい
   うことになります。

    the Third Avenue el once loomed above the streets.
    Now it was gone    

   「3番街線はかっては道路の上に鬱陶しくのしかかっていた
   が、今はなくなった。」という意味ですが、この作品はエド
   ・デイが1995年に書いた「ブロンクス・エンジェル」(
   未訳)の中の一節で、主人公は中年の刑事です。彼はELが
   走っていた時代には少年だったので見たことはあるのでしょ
   う。若い刑事なら父親から話は聞いたことがあるという文章
   になるでしょう。50年前ですから、現在でも実際にELに
   乗ったことがある人はいる筈です。

 [深読みコーナー]

   中内さんの本にはジョゼフ・ミッチェルの「マックソーレイ
   の酒場」の話が出て来ます。実はこの作家は私の大好きな作
   家なのです。ジプシーのことを調べていて、出会った作家で
   すが、困ったことに翻訳あんまり出てないのです。常磐新平
   氏は「ニューヨーカー」派で、アーウィン・ショーと共にジ
   ョゼフ・ミッチェルもご贔屓で、幾つか訳していますが一冊
   まるごとの作品集の翻訳はどこもだしていないようです。

   ブログでも書きましたが、ジョゼフ・ミッチェルはノンフィ
   クション・ライターで、どちらかというと変人・奇人に類す
   る人々のことを書いた作品が多いのです、中内さんがミッチ
   ェルの作品の中に「一人の貧乏文士の話」があると書いてい
   ますが、これは1942年の「Professor Sea Gull」と題さ
   れた作品で、JOE GOULD という実在の人物の小伝です。この
   人は家を持たないで、昼はバーや喫茶店などで書き、夜は地
   下鉄の中で書いていたそうです。中内さんはこう書いていま
   す。

   『夜が明けるまで電車の中で書きものをし続ける。その間
    に乗っている電車はブルックリンのニュー・ロッソ・ア
    ベニュー停留場とブロンクスのヴァン・コートランド公
    園との間を3往復もする。』

   この文章ですと、主人公の「貧乏文士」はブルックリンとブ
   ロンクスの間を地下鉄に乗ったまま朝まで過ごしているよう
   ですが、今の路線図ではヴァン・コートランド公園を始発駅
   にしている路線はサウス・フェリーまでの1番線で、ニュー
   ・ロッソ・アベニューを始発にしている路線はハーレムの1
   48丁目行きの3番線ですから、直通電車はなく、96丁目
   で乗り換える必要があると思うのですが、1942年には直
   通があったのか、それとも乗り換える場面は省略したのでし
   ょう。

   ミッチェルは1938年の「On the Wagon」という作品で、
   こういう文章を書いています。

   『(彼は)夕食後、どうしてもアパートに帰る気がしなく
    て、3番街の高架鉄道に乗った夜がある。』
       (常磐新平訳・「禁酒の時」)

   これの原文はこうです。

    He would go for a ride on the Third Avenue“L”

   ここでは高架電車(Elevated Railroad)を「L」と略して使
   っています。一方のウールリッチは「幻の女」でこう書いて
   います。

   Are you the only one that can ride the Third Avenue EL?

   つまり、略語として、「EL」と「L」の両方が使われてい
   たということです。

 (文献)

   ●「サブウェイ・パニック」ジョン・ゴーデイ著
            村上博基訳(ハヤカワ文庫)

   ●「地下鉄警察」(上)(下)マイケル・デイリー著
             坂口玲子訳(扶桑社文庫)

   ●「ビッグ・アップル・ミステリー」(新潮文庫)
    ウールリッチの「地下鉄の怪盗」(常磐新平訳)はこの中
    にあります。 

   ●門野集訳の「高架殺人の殺人」は白亜書房の「コーネル
    ・ウールリッチ傑作短編集」の第1巻にあります。

   ●村上博基訳の「高架殺人」は創元推理文庫の「アイリッ
    シュ短編集」の第5巻にあります。

   ●「幻の女」稲葉明雄訳(ハヤカワ文庫) 

   ●「アメリカ風物誌」中内正利著(早川書房) 

   ●「寂しい夜の出来事」ミッキー・スピレイン著
         渡辺栄一郎訳(ポケミス1094)

   ●「ザ・ニューヨーカー セレクション」常磐新平訳
    (王国社)にはジョゼフ・ミッチェルの「禁酒の時」
    と「洞窟に住む人たち」があります。 

   ●「ニューヨーカー・ノンフィクション」常磐新平編訳
    (新書館)には「マックソーレイの酒場」があります。

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   私のHPは「中原行夫の部屋」です。
      http://homepage1.nifty.com/y_nakahara/
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