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ほぼ日刊日々是映画


2008.06.30

[ほぼ日刊日々是映画] vol.2320 ★ EVENT16 イベント・シックスティーン


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================================================2008/6/30==
                        -vol.2320--
  ほぼ日刊 日々是映画         発行:cinema-today
                http://www.cinema-today.net/
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2320号です。

私はいま沖縄にいるはずです。
もちろん書いているのは、行く前なわけですが、書いている今は
体調がいまいち鼻が出まくり、頭がボーっとします。
これは時間差風邪か?
まあ、私はもともと梅雨が苦手で体調を崩しますので、暖かい沖
縄ではきっと治っていることでしょう。そしてマンゴーを食べて
ますよ。
http://tinyurl.com/3nugso

今日はニュージーランドのSF『EVENT16』です。


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-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 EVENT16 イベント・シックスティーン

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − EVENT16 イベント・シックスティーン


--cinema2244------------

 EVENT16 イベント・シックスティーン

 Event 16
 2006年,ニュージーランド,80分

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<キャスト&クルー>

監督 デレック・ピーアソン
脚本 デレック・ピーアソン
撮影 スティーヴン・プレス
音楽 

キャスト ピーター・ラザフォード
     ジョスリン・クリスチャン
     ジュリアン・ホワイト
     ブレッド・オームズビー

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレヴュー>

 謎の機械を開発する男と、それを監視する男たち。監視する男た
ちはこれから起こることを予見し、女が34時間後に死ぬと断言する。
別の男はレストランで女と会い、女は腕時計のような装置で姿を変
える。19世紀の同じ場所では殺人事件が発生、その犯人が謎の装置
を通って現代へとやってくる…
 珍しいニュージーランドのSF映画。複雑なプロットは玄人好み
だが、映像が安っぽく、役者も素人っぽいのが難。



<レビュー>

 主役らしい研究者マットがタイムマシンを開発していて、それを
ふたりの男フランクとバーンズが監視している。この男たちはこれ
から起きることを予見していて、その重要な事件をイベント1、イ
ベント2と呼んでいる。そこにもうひとり男が関わってくる。その
男ペイジもフランクとバーンズと同じく未来を予見しているらしく、
ふたりの邪魔をする。そこに18世紀に殺人を犯した男キャリックが
迷い込んでくる…
 マットはわけがわからないままガールフレンドとともに事件に巻
き込まれ、フランクとバーンズはキャリックを追い、ペイジはキャ
リックを助けようとする。
 いったい何がどうなっているのか、それぞれの行動は何が目的な
のか、そして最初にペイジがある女性と話すシーンで彼が(という
よりはみなが)本来の自分の姿ではない姿で生きているということ
が示唆されていることから、登場人物たちは本当はいったい何者な
のか、という謎に包まれたまま物語は進行する。
 この謎に満ちた展開というのは興味深い。しかもSFなので事実
上何でもあり、いったい何がどうなっているのか、映画の終盤まで
まったく全体像を理解できない。惜しむらくはイベント16と銘打た
れているにもかかわらず、16のイベントが何なのかがはっきりとし
ないことだ。1と2あたりははっきりしていて、7が失敗したとい
うことはわかるけれど、飛び飛びなので何がどうなったのかよくわ
からない。どうせなら16のイベントがどのようなものかあらかじめ
わかるようにして、そこからどうずれているのかということを描い
たほうが各登場人物の立場や目論見がわかりやすくなり、それぞれ
が何を狙っているのかが理解でき、それからの展開や何がどうなっ
ているのかということに対する推論を働かせることが出来たのでは
ないかと思う。
 こういうパズルのような複雑な謎解きを好む人は結構多く、私も
そのひとりだが、この作品は複雑すぎてわからないというよりは、
それぞれのピースのかたちが曖昧すぎてそのパズルを解く鍵が少な
すぎるという気がした。

 モノクロを使ったり、合成してみたりという妙に凝った映像のク
オリティの低さもその曖昧さを助長している。映像の効果というの
は普通は言葉や普通の映像では語り切れないことを語るもののはず
だが、この作品の場合はどうも雰囲気づくりのために使われている
だけで、それに意味はない。モノクロが昔でカラーが今なんていう
のは最もわかりやすい文法だが、それが守られているわけでもなく、
かといって別の効果を狙っているわけでもない。ただ18世紀を映像
で表現するのが難しいから白黒にしてみたというだけに見える。し
かも、人が走っているシーンなどに妙な効果を入れてみたりして、
一体何をしたいのかよくわからない。
 自主映画に毛が生えた程度の作品だとは思うが、だからと言って
馬鹿に出来ないアイデアはもっている。




□ DVD今日の買い!

<今日の作品:EVENT16 イベント・シックスティーン>

 『EVENT16』
  http://tinyurl.com/4yrpzy


<今日のお勧め>

 SFのベストセラー

 『ブレードランナー ファイナル・カット』
  http://tinyurl.com/4yh9q3

 『ジャンパー』
  http://tinyurl.com/4xkebb

 『クローバーフィールド/HAKAISHA』
  http://tinyurl.com/58o788

 『HEROES / ヒーローズ Vol.1』
  http://tinyurl.com/5z7t6r



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                     日々是映画第2320号
                      2007年6月30日発行
                     発行:cinema-today
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