2008.09.24
サンクチュアリ・マガジン
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サンクチュアリ・マガジン/第190号 2008.09.24
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わが社の園田&ロバートが勇気を出し、
とある漫才グランプリの第一次予選へ。
黒人よりも色の黒い関西人園田と、
日本人よりコンパクトな白人ロバート、
という異色のコンビ「ぬりかべ〜」は、
今回が漫才初体験なので、たくさん練習をしました。
叩きつける豪雨の中、ヤブ蚊に刺されながら、
「どうも〜!」を繰り返しました。
みんなが帰った薄暗い会議室で、
新ネタを暗記したり、ネタ帳にふりがなをふったりしました。
ロバートが米国流に面白くアレンジしたネタに、
園田が「ちゃうやん…」と優しく包むこむようなツッコミを入れました。
お互いの才能を信じ、励まし、磨きあいました。
当日は2時間も早く待ち合わせて、仕上がりを確認するほどの身の入れよう。
あとは勝利を信じるだけです。
そして本番…。
正直に言っちゃうと、まだ一次予選なんて
そりゃーその道何年生みたいなベテランコンビもいるだろうけど、
ほとんどはなんか記念になるし、ノリで出ちゃおうか、
みたいな時間富豪の大学生とか、
スナックのママに「絶対まっちゃんより面白いわよぉ」
みたいないい加減なことを言われて、
勢い余ったおっさんとか、なぜか熟年主婦二人組とか、
そういうゆる〜い雰囲気だと思ったんですよ。
とんでもない。
すでに始まっていた会場に入り、席についたとたん、
出場者たちの気迫とレベルの高さにおどろき、
漫才って格闘技だなとか、やっぱテレビよりライブなんだとか
映画とかマンガにしても面白そうな世界観だなとか
真面目にぼーっとしてしまうほど面白い。
同時に、あいつら大丈夫かなーと心配になる。
中休みのあと、やったらと無駄な間があって、
出版界期待の新人ぬりかべ〜が登場。
園田がロバートの腹に手をこすりつける
「ぬりかべ〜です」のポーズも決まった。
予想通り、いや予想以上に、二人のビジュアルが面白くて、
気のせいじゃなく、ぶわっと会場の期待の圧が上がったんです。
出ただけでクスクス。これはいける!
と思ったのもつかの間、
ステージの上が眩しくなりすぎて、見られなくなりました。
「ちょっ、あんたネタ飛んでるやろ!」
顔面蒼白の園田が、非常時のツッコミを入れたのが開始早々。
そして小さなアメリカ人ロバートが、ギリギリの顔をして黙っている。
タオルか?
でも会場のクスクスは続いている。
もしかして、このアクシデントもネタだと勘違いされている?
「また飛んだやろ! なにしてんの」
飛ぶこと30秒…。ああ、さすがに無いか…。
はっと我に返ったときには会場の入口付近、
ガードレールの上でふさぎこむ二人の姿がありました。
「トンダヨ」
「知ってる」
「マッシロニナッタヨ」
「ええよ」
「ダメダネ」
「もうええって」
「…ソノダサン」
「なんや」
「ソノダサン、トンダデショ!!」
言い分。
本当はロバートがクスクス笑ったあと、
園田が「なに笑ろてんねん!」とつっこむところが、
ロバートが緊張しすぎて、青い目を赤く見開いていたので
とても笑った顔には見えず、園田が番を待ってしまったそうです。
来年もまたがんばってください。
本日、ロバートは30歳の誕生日でした。
おめでとう!
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<<新刊>>
『PLAY・JOB』ポール・アーデン:著
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『幸せってそういうことだったのか!』リズ山崎:著 Kuma*Kuma:イラスト
『天顕祭』白井弓子:著
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仕事も遊びも逆張りがキテる。
■PLAY・JOB プレイ・ジョブ
ポール・アーデン:著
1260円(税込)フルカラー
ビジネスを遊びに変える発想術。
この本は「常識はずれな行動」の素晴らしさを説いている。
「無茶をすること」が、いかに自分の人生を安定させるか?
「まともじゃない方法」が、なぜ論理的な方法よりも優れているのか?
ビジネス書か? 芸術書か? こんなおかしな本は見たことがない。
*
ポール・アーデン氏は
トヨタとかフジカラーなどたくさんメジャー広告をつくった
イギリスではすでに伝説扱いとなっているクリエイターです。
おじいちゃんだけど超ロック思考。イケイケで反社会的。
ぬる〜い日常に対して、攻撃的な言葉をブスブス刺してくる。
でもポップで、かわいい。
最近亡くなっていますが、なんとなくそうは思えないくらい、
切れっ切れのポール魂に触れてみてください。
>>公式サイト。格好良い本に見える。
http://www.sanctuarybooks.jp/playjob/
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安易な幸せはダメ。滅ぶから。
■幸せってそういうことだったのか!
リズ山崎:著 Kuma*Kuma:イラスト
「いま幸せ?」
と聞かれたら、ああまあねとしか答えられない。
「本当に? 絶対?」
と重ねられたら、ちょっと不安になります。
「幸せなら…いいや」
と言い残して去ろうとする友人を、
あなたはだまって見送れますか?
ぼくなら念のために腕をつかみます。
幸せってどういうことなのか知りたいから。
>>公式サイト。黄色が目を射る。
http://www.sanctuarybooks.jp/happy/
━━ 近刊 ━━━━━
一度入ったら棲み続けるオロチマンガ。
■天顕祭 てんけんさい
白井弓子:著
880円(税別)発売中
約20年かけ、丹誠込めて描かれた珠玉のSFマンガ。
ヤマタノオロチ伝説が語り継がれる未来を舞台に、
恐ろしくて、切ない運命が錯綜する…。
*
いまさらですがわが社ながら、
まさかマンガを出版させていただけるとは思いませんでした。
そもそも文字だけの本(一般書)とは
宿題だから8月末に集中して読むものであって、
それ以外の冊子はすべてマンガにしたら良かろうもんと、
駄菓子でべたべたになった指×10をねぶるのが
まっすぐにしか生きられない俺たちのSTYLEだったのに、
いつしか“原点”を見失っていた…。
それほどではないです。が、
マンガでもお笑いでも映画でも、
どうしても最初に「商業的であるかどうか」という
フィルターを通過せざるをえないので、
「本当にすごい作品」
ってなかなかぼくたち一般人の目には触れないらしいんですよね。
このマンガを読んでなるほどなあと思いました。
天顕祭の手応えを感じてみてください。
>>公式サイト。立ち読みができる。
http://www.sanctuarybooks.jp/tenkensai/
━ ダメ総括 ━━━━━━
最近かなり連続ぎみにイズミモトヤ&ハノアキ夫妻を路上目撃しています。
それも全然違う場所でなので、俺が夫妻にとってのデジャブを作り出しているん
じゃないかという自意識が働きドキドキしつつ、有名人のプライベートを邪魔し
てはいけないと教わった、だから距離が縮まるほどに無関心オーラを捻出しまし
た。でも通り過ぎる一瞬で一気に一発で彼らの諸情報を吸着させようと全身が逆
立つ感じ、わかりますか? 結果とても良い人そうなお二人でした。
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次回もお楽しみに!
EDIT:k-sk
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