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カエルニュース


2008.01.09

カエルニュース 第293号


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  社民党衆議院議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン
 \^o^/「カエルニュース」 第293号  2008/1/9  \^o^/
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   ★☆ 環境問題への取り組みと核軍縮の年に ☆★

 年明け早々2日から5日まで、民主党の議員の皆さんとご一
緒にインドに行ってきました。

 2日の午前中に日本を出てデリー、ムンバイに各一日滞在し、
5日の早朝には日本に帰国するという韋駄天も顔負けの旅でし
たが、年始行事や国会が早々に動き出すという状況の中ではこ
れがギリギリ。でも今回は民主党の岡田元代表に誘っていただ
き、昨年7月米国とインドの間で結ばれた原子力協定に核軍縮
の立場から懸念を表明しておかねばならないの思いであえて強
行した次第です。

 折しもこの1月3、4日の両日が、IAEAとインドとの核施設
査察交渉の山場でした。タイムリーな訪印だったと思います。

 インドはこれまでも1974年と1998年の2回の核実験を行いま
した。もしもこの上さらにNPT(核拡散防止条約)にも入らな
いまま、原子力の平和利用という名目で原子炉の建設や運転を
進めれば、原子爆弾にもなるプルトニウムなどが次々と生産さ
れてしまう結果になります。

 おまけに隣国のパキスタンも核保有国であり、政情もこの間
極めて不安定なこと、そして同じく国境を接する中国も核大国
でもあります。お互いに政治的緊張が高まれば、アジアでの核
軍縮や非核化という流れとは全く逆に向かいかねません。とこ
ろが残念なことに、こうした事態が進行していることに、核軍
縮や非核を国是とするはずの日本の政治は、ほとんど関心を
払っていないようにも思えますし、論議も行われていません。

 一方、今や中国と並んで急速な経済発展を遂げるインドに
とってエネルギー需要は高まる一方で、このままでは石油や石
炭に依存するしかない中、地球温暖化も進んでしまうという危
惧も大いにあります。それがまたインドが原子力発展を進める
根拠にもなっていますが、核に関わる国際的共通ルール(包括
的核実験禁止条約も含めて)に加入しないインドのようなやり
方が許されてしまえば、あちこちで同様に核武装をする国が現
れかねません。

 躍進するインドの姿には大気汚染や公害をはじめ環境負荷、
貧富の格差などという負の側面も気がかりですが、やはり成長
期の希望やカオスが見てとれます。インドの経済人や政治家と
も話し合う中で、そのインドにアジアの友人として健全な発展
をして欲しいとの願いを抱きつつ、同時に核軍縮の思いを多少
なりとも伝えられたら、旅は成功したと言えるのですが、さて
結果は今少し時間をみてから考えます。

                     阿部 知子 


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