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カエルニュース


2008.03.12

カエルニュース 第299号


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  社民党衆議院議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン
 \^o^/「カエルニュース」 第299号  2008/3/12  \^o^/
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★☆後期高齢者医療制度廃止を4野党共闘マニフェストに☆★

 2月29日、衆議院でガソリン税の暫定税率を今後10年間維持す
ることを含めた所得税法改正案と平成20年度予算案等が与党の
強行採決によって可決されたことから、衆参両院での審議はス
トップ、今週に入り再開の動きが出始めている。

 野党第一党の民主党は何が何でもガソリン税の暫定上乗せ分
を引き下げるべく、この3月末から4月にかけてを「決戦」と位
置づけ、衆議院解散に追い込む決意と聞く。この間の衆議院で
の審議を通じて明らかとなった道路特定財源のムダ使いの数々
からすれば暫定税率の廃止は当然であり、今後10年間約59兆円
という中期目標を何が何でもやろうとする与党はすでに大義を
失っている。

 同時にこの問題をめぐっては、私は社民党の政策責任者とし
てこの間二つのことを主張してきた。一つは道路だけ特別視す
るのではない総合交通体系の確立、今一つは低炭素社会実現の
ために環境税の創設である。新幹線・空港・港湾そして鉄道・
地下鉄・路面電車にいたるまで交通全体を少子高齢社会に対応
できるように見直すことと、二酸化炭素の排出に課税し(当然
ガソリンにも課税)地球温暖化を食い止めることである。とり
わけ後者に関しては民主党と今後十分に協議を重ねて、一年後
には政策共闘できるように準備を進めている。

 この間の政治の流れの中にあって、来たるべき政権交代の中
味を有権者に対しもっと明確なものにする必要があるとも考え
てきた。そうした観点からは、去る2月28日に4野党共同で提出
した後期高齢者医療制度の廃止法案は4野党の一致するマニフェ
ストになり得ると考えている。75歳以上の高齢者を「後期高齢
者」として一括りにして、これまでの医療保険(健保や国保)
から分離して、新しい医療保険をつくるとする制度設計は明ら
かに年齢による差別であるだけでなく「いつでもどこでも誰で
もが等しく医療を受けることが出来るための」国民皆保険制度
を解体するものとなってしまう。

 国民年金は空洞化、さらに国民皆保険も崩壊してしまえば、
日本の社会保障はその根幹を失ってしまう。中国冷凍ギョーザ・
道路・イージス艦 etc. 国会では実に種々の「事件」が起こる
都度、それを追うように審議が行われ、政府の無為無策が露見
する。その意味では実は与党(自民党)政権はすでに賞味期限
切れである。

 しかし、民主党による政権交代にも不安がつきまとう。時に
大連立が顔を出したりするのだから、それならせめて国民との
間のしっかりした約束事として国民皆保険制度を堅持すること
を表明して、この間与党が推し進めてきた「自己責任、市場経
済化」とは違う社会像を提案することが一番明快だと思う。

 残念ながらメディアの対応も含めて、まだこの後期高齢者医
療制度が持つ問題は十分認識されておらず、与野党の「政争」
にはなっていない。

 しかしこの4月以降、65歳以上の年金受給者から国保保険料が
天引きされ、75歳以上からは後期高齢者医療保険料が天引きさ
れ始めた時、国民の間にも大きな不満と不安がわき起こること
は必至である。

 「道路より生命」、まさにこのことを政治はしっかり受けと
めて、政権交代を目指すべきである。


                     阿部 知子 


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