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カエルニュース


2008.04.19

カエルニュース 第303号


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  社民党衆議院議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン
 \^o^/「カエルニュース」 第303号  2008/4/19  \^o^/
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     ★☆消えた年金、それでも天引き!?☆★

 4月1日から始まった「後期高齢者医療制度」の保険料が、15
日から年金天引きされています。
 国会では去る3月26日、憲政記念館で4野党共催の反対集会を
開き、この制度を廃止するという「政治の意思」を確認しまし
たが、4月に入り「廃止」や「天引きの中止」を求める声が日々
大きくなっています。

 何故75歳を境にこれまでの健康保険から脱退させられて、
「後期高齢者医療制度」に無理矢理押し込まれねばならないの
か?強引に押し進める与党(自民・公明)からは、いまだに国
民に対する説明はありません。福田総理の提案で急に名称を
「長寿医療制度」に変えてみても、「年金天引き」も含めた強
権的手法は全く変わっていないのです。

 夫婦が・家族が・親子がバラバラにされて、私たちの暮らす
社会から「老い」が隔離されていく、そんな制度は皆で手をつ
なぐ連帯という哲学に照らしても、この社会を住みやすくする
はずもありません。また現実的には、経済的基盤の弱い人をひ
とまとめにする「保険制度」など持続するはずありません。破
綻が見えている制度は、今ここで白紙に戻して土台から考え直
すべきです。

 そもそも小泉政権下に強行採決された法律の中で、障害者自
立支援法と後期高齢者医療制度は、思想において二大悪法と考
え地元で講演をやってきました。強行採決から2年、実施の段
になって広く国民の中からの異議申し立てになりましたが、知
れば知るほどひどい制度です。

 加えて保険料が年金から天引きされることが知られるように
なって、さらに国民の怒りは高まっています。どさくさに紛れ
て65歳以上の国民健康保険料まで天引きするというのですから、
「年金」は高齢期の生活の保障のためでなく、まるで保険料や
税金を国民からむしり取るための財源に化けてしまいます。
やっぱりどうみても国の社会保障に対する考え方が誤っている
のです。

 実は1957年から所得税の年金天引きが、サラリーマンの源泉
徴収をまねて実施されるようになりましたが、所得税には累進
制がある分だけ低い所得の方にはかかりません。しかし2000年
から始まった介護保険料は、累進度が少なく(例えば65歳以上
一人4千円とか)で、所得の少ない方ほど負担感が重いのです。
さらに今回の後期高齢者医療保険料は、均等割分と所得割分
(所得の平均7%)の組み合わせですが、差し引かれる額は介護
保険を上回り、またこれからどんどん値上げされます。また個
人単位なので世帯では負担が大幅増になる場合も多々あります。

 こうした保険料問題以上に、もっと深刻なのはこの制度が医
療費抑制のために作られたため、なるべく高齢者に「医療費を
使わせない」施策が、随所に盛り込まれていることです。75歳
以上の高齢者には「かかりつけ医」(担当医)が決めた定番メ
ニューの医療しか提供されない(配給医療)、長期の入院が可
能な療養型病床はこれを大幅に削減、現役世代にはメタボ健診
を義務付け、その成果(健診受診率や改善率)如何で、後期高
齢者医療制度への支援負担額が増える等々。ちなみに現役世代
からはゼロ歳の子どもも含めて一人頭年間4万2千円の支援金を
出すのですが、赤ちゃんからも「支援金」を取っていく制度な
んて、一体この国は何を考えているのでしょうか。

 御高齢者にも現役世代にも何もいいことない制度、廃止しか
ありません。山のような廃止署名を集めて与党と厚労省に突き
つけましょう。

                     阿部 知子 


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