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【Jazz Magazine】《ジャズのメールマガジン》


2008.05.30

【Jazz Magazine】 vol.901


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【Jazz Magazine】《ジャズのメールマガジン》

                             vol.901


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───────────────[2008/05/30配信:発行部数:3,061]──

▼本日のアルバム

『シェイズ・オブ・レッド』(ブルーノート)

 フレディ・レッド

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これ、本当にいいアルバムだよなぁ。


何がイイのかって、
ジャッキー・マクリーンのアルトが泣けてくるのだ。


いやぁ、ホント素晴らしい!!


私はマクリーンのファンなので、
正直、マクリーンが聴ければなんでも良いのだが、

だったら、彼の音色やプレイに
ピタリとマッチした曲を聴きたい。


その点、フレディ・レッドの作った曲は、
まるでマクリーンのために作られたんじゃないかと思うぐらい、
マクリーンのアルトの特性と曲想がピッタリと合っているのだ。


特に冒頭の曲、《セスピアン》が良い。

一番最初に、テーマのメロディを聴いた瞬間は、
なんだ単なるアルペジオじゃんかよ、とも思ったのだが、

マクリーンの泣くようなアルトの音色で吹かれると、
もうなんだかしみじみと哀愁が漂ってくるから不思議だ。


バックで、「ズーーーン」とアルコを弾く
ポール・チェンバース奏でる低音も効果をあげているし。


アドリブの前半が終わると、一転してテンポが速くなるのだが、
マクリーン熱演!
テナー・サックスのティナ・ブルックスも熱演を繰り広げる。

ルイス・ヘイズの煽り立てるドラムも良いし、
後に展開されるフレディ・レッドのピアノソロも哀愁熱演。


全力疾走なのに、
熱く、哀しく、切ない
この演奏には、涙腺が緩んでしまう。

フレディ・レッドというピアニストは、
プレイも哀愁だが、書く曲も哀愁が漂うものが多い。

派手さやキャッチーさはないが、
じっくり聴くと、
非常にドラマティックな展開をする曲が多いことも特徴。

この彼の作曲の才能が花開いたのが、
同じブルーノート盤の
『ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション』というアルバム。

このアルバム、『ザ・コネクション』という
ジャンキーを描いた舞台劇のサントラで、
ここでのサックスも、やはりマクリーン。

ちなみにマクリーンもレッドも
この映画に出演しているようです(未見)。


ホンのちょっと音程が外れているんだけども、
ひた向きに吹きまくるマクリーン。

フレージングと音色が、どこか哀しい
マクリーンのアルトサックス。

そんなマクリーンが、
哀愁のレッドの曲を吹けば、
なんだかそれだけで、
ハードバップのオイシイところ、
最良の部分をたっぷりと
味わっているような気分になってしまうから不思議だ。


ワン・ホーンでマクリーンを楽しめる『ザ・コネクション』も良いが、
個人的な曲の好みでいうと、
『シェイズ・オブ・レッド』の方が私の好みにピッタリと合う。

マクリーンのアルトのほかに、
ちょっとくすんだ音色が魅力の
ティナ・ブルックスのテナーサックスも楽しめることが大きい。

「哀愁のハードバップ」という言葉があったかどうかは知らないが、
まさにこのアルバムこそ、
「哀愁のハードバップ」という形容がピッタリなアルバムだと思う。

これぞ、ハードバップ!
これぞ、ブルー・ノート!
 

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    ▼今回紹介したアルバムは、
     こちら経由でお買い求めになれます

     http://shadesofredd.seesaa.net/

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ザ・ミュージック・フロム・ザ・コネクション
価格:¥ 1,425(定価:¥ 1,500)
http://www.amazon.co.jp/dp/B000AA7F6W/ref=nosim/?tag=jazzchildrais-22

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『SHADES OF REDD』(Blue Note)  
 Freddie Redd  

 1.Thespian 
  2.Blues, Blues, Blues 
 3.Shadows 
 4.Melanie 
 5.Swift 
 6.Just a Ballad for My Baby 
 7.Ole 
 
  Freddie Redd (p)
  Jackie McLean (as)
  Tina Brooks (ts)
  Paul Chambers (b)
  Louis Hayes (ds)


  1960/08/30
 

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