まぐまぐメルマガアーカイブ

柿にまつわるおもしろ雑学 大 か き 八 年


2008.01.14

柿にまつわるおもしろ雑学 大 か き 八 年【第七十六回】


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

 _______________________________
/ __ 創業宝暦五年、御菓子本舗「槌谷(つちや)」がお届けする
/   \\∧、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l  /< () >\
l  /  `v´  \   柿にまつわるおもしろ雑学
l l        l    大 か き 八 年
l l        /
l  \       /   二〇〇八年一月十日 第七十六号
l   \_____/    http://www.kakiyokan.com/
   このメールマガジンは、伝統銘菓「柿羊羹」でおなじみの
  御菓子本舗「槌谷(つちや)」が語る、柿を楽しむ一編です。
  解除はこちらから http://www.kakiyokan.com/mag/index.htm
 
  ※「槌谷(つちや)」は創業以来250周年を迎えております。※
 
<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>
____人____人____人_お_人_し_人_な_人_が_人_き_人____人____人____
 
・・◆ 「大かき八年」について
・・◆ おおきな柿のまめ知識(76)
                    「ゼリーのような甲子柿」
・・◆ つちやの御菓子
                    「宝賀来(たからがき)」
・・◆ こんなにもある柿のいろいろ(76)
                      「貴秋(きしゅう)」
・・◆ 柿みる人々(76) 〜芸術と柿との出会い〜 
                           河東碧梧桐
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・◆ 「大かき八年」について
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「つちや」は、
 宝暦五年(1755年)に岐阜県大垣市の城下俵町にて
 園助と申すものが、菓子屋「柏屋光章」を開いたのが始まりです。

 そして四代目右助が、
 古来より美濃国特産である「堂上蜂屋柿」の干柿を使い
 創製発売致しましたのが、
 当社の代表銘菓「柿羊羹」です。
 
 弊庵は、創業250年以上。
 自然の味をそのままに、
 本物のお菓子つくりを通して、
 柿にこだわり続けてきました。

 この「大かき八年」を発刊させていただくことになり、
 今まで以上に柿にこだわってゆきたいと思います。
 
 もし、柿についての御質問や御意見・情報がありましたら
 どんどんお知らせください。
 このメールマガジンを通して
 楽しい情報提供の場にしてゆきたいと思います。
 よろしくお願い致します。
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・◆  おおきな柿のまめ知識(76)
                    「ゼリーのような甲子柿」
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 とても甘くて肉厚で、噛むとカリッとした歯ごたえがある柿。
 日本の代表的な果実として、全国津々浦々で愛好されています。

 熟柿や干し柿は、平安時代の宮中儀式のマニュアル
 「延喜式(えんぎしき)」にもすでにその名があるほど。
 もう千年以上も、日本人の生活になじんだ食材といえるでしょう。
 そんな柿のちょっとした知識を、このコーナーではお届けします。

  ※       ※       ※        ※

 干し柿やあんぽ柿など、柿を加工して美味しく食べる方法はいくつも
ありますが、「甲子(かっし)柿」もその一つです。

 「甲子柿」は、岩手県釜石市の甲子町で昔から作られている柿の加工
食品。トマトのように真っ赤になった柿で、ゼリーのような食感があり
とても甘い食べ物です。

 甲子柿は、小枝柿という渋柿を使って作ります。10月下旬ごろ収穫し
た小枝柿を、軸をとって「柿室(かきむろ)」と呼ばれる小屋の中に入
れます。そこに広葉樹の葉を燃やして煙でじっくりいぶし、室温25〜30
度程度に保って1週間ほど置くと出来上がりです。

 完成した甲子柿は、釜石市の名物として出荷され、人気を集めている
とのこと。ゼリーのようにとろっと甘い甲子柿。
 日本にはまだまだ、いろいろな柿の美味しい加工品があるのですね。

________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・◆ つちやの御菓子
                   「宝賀来(たからがき)」
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 甘くて雅な味わい、馥郁とした香りのある御菓子。
 「つちや」は250余年の長きにわたって
 柿をはじめとするさまざまな御菓子を作り続けて参りました。

 このコーナーでは魅力的な「つちや」の御菓子を
 ひと品づつ、ご紹介して参ります。
 ご購入は、槌谷ホームページからでもいただけます。
 (http://www.kakiyokan.com/)

  ■ 宝賀来(たからがき) ■ (季節限定発売)
 
 堂上蜂屋柿の味わいを、そのままお菓子にしました。
 干し柿の種を取り出して、お餅(求肥)を入れ、外側に小豆羊羹を掛
け、伊良粉をまぶして、干し柿の姿をそのままに仕上げたお菓子を小さ
い篭に入れました。(日保ち10日)

 ●3個入	1,150円   ●6個入	2,300円
 ●10個入	3,800円   ●12個入	4,500円

________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・◆ こんなにもある柿のいろいろ 
                      「貴秋(きしゅう)」
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 柿は北海道を除く全国で栽培されており、品種の数は、甘柿が400種
以上、渋柿が700種以上、合計1100種以上あるといわれています。
 特に「槌谷」のある岐阜県は、全国でも有数の柿の名産地。さまざま
な柿が育てられています。そんな柿のいろいろを、このコーナーでは紹
介していきます。

 ■□ 第七十六回 □■          「貴秋(きしゅう)」

 「貴秋(きしゅう)」は、伊豆という品種と安芸津5号という品種をか
け合わせてできた完全甘柿です。農業・生物系特定産業技術研究機構で
生み出されました。

 成熟期は10月下旬ごろと早く、実の形は平たく丸型、色は橙色です。
 実の大きさは350g程度とかなり大きく、糖度も16%程度と十分な甘み
をもっています。美味しい柿ですが、果肉がやや硬いため、収穫したあ
と数日おいてから食べるとよいでしょう。日持ちする柿で、収穫してか
ら2週間程度は置いておくことができます。

________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・・◆ 柿みる人々 〜芸術と柿との出会い〜 
                          河東碧梧桐
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 柿は古くから親しまれてきた果物だけあって、あまたの文芸作品や芸
術品に登場します。素朴で古雅な趣のあるシルエットが、たくさんの作
家の作品にインスピレーションを与えたのでしょう。
 ここでは、柿をめぐる芸術についてお話をいたしましょう。
 
   ※     ※  河東碧梧桐  ※      ※
         (かわひがし・へきごとう)

 語るべき 物の中にも 柿の味


              ※

 夏帽を吹き飛ばしたる蓮見かな
 赤い椿白い椿と落ちにけり
 春寒し水田の上の根なし雲
 ミモーザを活けて一日留守にしたベットの白く

 正岡子規や高浜虚子と同郷の出身で、子規のもとで俳句を学び、高浜
虚子とともに双璧とうたわれた河東碧梧桐。やがて、五七五調にとらわ
れない「新傾向俳句」を唱えました。
 今回は、この碧梧桐をご紹介しましょう。

              ※

 河東碧梧桐、本名・秉五郎(へいごろう)は、1873(明治6)年2月26
日、愛媛県温泉郡(今の松山市)に生まれました。父親は河東坤といい、
松山藩の藩校・明教館の教授をしていました。この河東坤からは、学生
時代の子規も漢学を学んだことがあります。また碧梧桐は、子供のころ、
子規の友人だった秋山真之(さねゆき)を兄のように慕っていました。
 子規と碧梧桐はお互い、近しい場所にいたわけです。
 碧梧桐は15歳になった1888(明治21)年、伊予尋常中学(今の愛媛県
立松山東高校)に入学します。同級生には高浜虚子がおり、中学・高校
とずっと同級生で仲良しでした。

              ※

 中学に入学した翌年の1889(明治22)年、碧梧桐は東京から帰った正
岡子規と出会い、野球を教わります。それがきっかけで子規に俳句のこ
とを教わり、自分で発句集を作るようになりました。碧梧桐は同級生の
高浜虚子も誘い、二人で子規に俳句を見てもらうようになります。
 こうして、近代の俳句界の重鎮たちが一同に会するようになったので
す。
 1893(明治26)年には、京都の第三高等学校に入学。虚子も一緒でし
た。その後、学制の変革により第二高等学校に編入しましたが、やがて
中退。高浜虚子も同時に退学し、二人で子規のもとで俳句にかかわるよ
うになりました。
 このころの碧梧桐は、絵のような定型句を作っていました。
 しかし子規は肺結核を患っており、1902(明治35)年に34歳の若さで
死んでしまいます。

              ※

 子規の死後、碧梧桐は徐々に自分独自の俳句世界を作り始めます。子
規がもっていた新聞「日本」の俳句欄を引き継ぐかたわら、1905(明治
38)年ごろより五七五調にとらわれない「新傾向俳句」を唱えはじめま
す。翌年からは、全国を俳句行脚し、新傾向俳句の宣伝に努めました。
 このため碧梧桐は、五七五調を守り「守旧派」を宣言した高浜虚子と
対立することになります。しかし、碧梧桐門下には荻原井泉水や小沢碧
童などの有力な新人が集まり、一時期は虚子の「ホトトギス」をしのぐ
ほどの勢いを見せます。

              ※

 しかし、やがて新傾向俳句は分裂を始め、3派に分かれてしまい勢い
を失うことになります。また、碧梧桐個人にとっても、養女を病気で喪
うなど、不幸が続きました。
 こうした暗い気分をはらうため、碧梧桐はヨーロッパやアメリカ旅行
に旅立ちます。
 帰国後は、個人雑誌「碧」を発刊したり、句集「八年」を刊行したり
し、俳句誌「三昧」を創刊しました。しかし気力の衰えが激しく、1933
(昭和8)年の還暦祝の席で引退を表明。惜しまれつつ、俳壇を去るこ
とになります。
 そして1937(昭和12)年2月1日、腸チフスがもとで敗血症を併発し、
65歳で永眠しました。
 主な句集には「新傾向句集」「碧梧桐句集」「八年間」などがあり、
また新傾向俳句の全国行脚のときに書かれた紀行文「三千里」などがあ
ります。

              ※

 碧梧桐の句は、ヒューマニズムにあふれる自由律が特徴です。子規の
近代俳句を超えて、新しい俳句を作ろうと考え、五七五調にこだわらず
五五五三や五五三五といった自由なリズムの俳句を考えました。また、
さらに季語も使わない「無季自由律」へと進化していきます。
 碧梧桐の自由律は、その後の現代俳句に大きな影響を与えています。
 冒頭でご紹介した句は、紀行文「三千里」の中で発表された句。
定型句ですが、独特のシュールな味わいにあふれた作品になっています。

_______________________________________________________________

 商品配送サービス 送料525円で全国どこへでもお届けいたします
    (但し、沖縄県・北海道は840円となります。)

<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>Υ<≧>
____人____人____人____人____人____人____人____人____人____人____
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 「大かき八年」を読んでいただき、ありがとうございました。
 このメールマガジンは
『まぐまぐ( http://www.mag2.com )ID 0000061969』
 を通じて配信しております。
 毎月1回10日発行。
________________________________________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
発行★編集:槌谷本店 〒503-0876 岐阜県大垣市俵町39番地
フリーダイヤル.0120・78・5311 フリーFAX.0120・78・5355
このメールマガジンに関するご質問・ご意見・お問合せは
〈tencho@kakiyokan.com〉までお寄せください。


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

このページのURL
友達にメールで教える
まぐまぐアーカイブ検索

Web Services by Yahoo! JAPAN

グルメ・レシピランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ

姉妹サイト
携帯メルマガ:ミニまぐ
ニュース・芸能:いつもば
ショッピング:まぐギャザ
簡単レシピ:3分クッキング
無料RPG:もりもりクエスト
クサイせりふジェネレータ
まぐまぐ自費出版

(C)まぐまぐ