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Brazil Today


2008.07.10

Brazil Today


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BRAZIL TODAY                                             2008/7/14(367号)
ブラジル・南米の政治経済ニュース              (毎週配信。購読無料)
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為替(レアル/円)、7月10日現在 R$1=\66.31
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■ブラジルの地理概説、アマゾンからパンパスまで(7月3日)

ブラジルの経済を主とした話を連載しているが、その背景となる自然は広大で
あり、各地における社会との関わりも様々であり、簡単に特徴を説明したい。

ブラジル北部の大部分、マラニョン州からトカンチンス、マットグロッソまで
の地域を占めるのはアマゾニア地方であり、面積は約400万ヘクタール、その
82%は熱帯原生林、赤道直下で高温多湿、世界熱帯雨林の30%を占め、植物4
万種、哺乳類300種、鳥類1,300種、爬虫類400種、魚類は3,000種以上
9,000種ともいわれる。

アマゾン地帯に続くのがセラード地帯、マラニョン州から南下し、ミナス州の
東端からミナス州、南マットグロッソまで、州別にはマラニョン州からパラナ
州までの11州を含む樹木のまばらな草原地帯、但し、アフリカ、アオーストラ
リアなどと比較して、ブラジルの方が土質は良好であり、肥えているという。
東北伯のサンルイスとフォルタレーザの中間から南北に下ろした線の東側はカ
ーチンガと呼ばれる乾燥地帯、乾季となれは葉を落として降雨を待つ植物が多
い。

南北マットグロッソの一部、ボリビアと接する点はパンタナルと呼ばれる浸水
地帯、可成りの面積が増水期には浸水する、それ故、動植物も水と共に生活し、
生きる残る種類の物が多い。バイア州の海岸寄りに始まる海岸山脈は南リオグ
ランデに到るまで連なり、高度1,000メートル程度の台地の上にサンパウロ、
クリチーバなどの大都市を発生させた。そして、南端は南リオグランデまで続
き、大平原パンパスとなり、リオグランデ河を越えてアルゼンチン、ウルグア
イへと続く。
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■コロンビアにてイングリッド女史を救出(7月3日)

コロンビアの首都ボゴタから東南に400キロ、ブラジルのアマゾーナス州の西
北部から遠くない処にサンホセ・デ・グアビアレという小さな町がある。この
近くにて、ゲリラFARCに抑留されていたコロンビア大統領候補者であったイン
グリッド・ベタンコウト女史およびアメリカ人3名、コロンビア人11人がコロ
ンビアゲリラから救出された。イングリッド女史は02年2月23日にFARCにより
拉致されて以来の6年目、ヘルメットをかぶり、軍服姿で現われ、3人のアメ
リカ人、11人のコロンビア軍人と共に政府軍の手に引き渡され、ヘリコプター
で後方の基地に運ばれた。

このイングリッド女史救出にはウリベ政府が非常に尽力したと同時に、隣国ベ
ネズエラのチャベス大統領も救援したと伝えられ、彼女はこれらの関係者に対
し謝意を表明した。
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■ルーラ大統領、農業融資に780億レアル(7月3日)

ブラジルのインフレは依然として上昇中であるが、ルーラ大統領は「我が国は
インフレもなく、非常に良好な経済状態にあり、経済成長は4.5%、誤差の範
囲はプラスマイナス2%に収まるが、農業は更に好調にて5%の成長」として、
農業融資計画を発表した。大統領は「08/09年の計画は昨年度の50億レアルに
対して、本年度融資額は総額780億レアル、この融資額は昨年の融資額よりも
80億レアルの増額であり、この中で650億レアルは農業企業、130億レアルは
個人農家に向けられることになっており、これによって農家の主婦は、太った
鶏を国民のクリスマスの食卓に提供することが可能となるであろう」と語った。
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■ダウジョーンズ、下降止まらず11215(7月3日)

ニューヨークの株式市場ダウジョーンズは依然として軟調にて1.47%下がり
11,215、ナスダックは-2.32%、日系-1.31%、パリ-0.65%、メルバル
-2.96%にてサンパウロIBOVESPAは-3.61%にて、外資は依然として8.77億ド
ルの月間流出を記録した。
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■バリグロッグへ米国基金出資を航空庁認めず(7月3日)

バリグロッグの出資者として米国マトリン・パッターソン投資基金からの出資
が予定されていたが、政府は航空の支配権をブラジル国内企業から外国に移動
させるのを嫌い、航空局ANACはこれを承諾しない。致し方なく、バリグロッグ
の株主としてブラジル人を探さざるを得なくなった模様。
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■家族農、受取れるのは10億レアル増(7月4日)

政府の謡い文句からは、家族農は来る農業収穫に関して、10億レアルの融資増
を受取ることができるという。農業融資は昨年の融資総額120億レアルが本年
度は130億レアルに上昇、その内訳として、60億レアルはトラクターおよび農
業機械購入資金として15%までの割引、自動耕運機なら17.5%の割引購入がで
きる。ステファネス農相は「これらの農業振興策によって、家族農の収入は10
億レアル程度の増加を見るに過ぎないが、農産物原価が抑えられ、国民は安価
に食事ができ、このように喜ばしいことはない」と語った。
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■テレフォニカ停止で聖市はインターネット無し(7月4日)

テレフォニカの交換手の70%がストに突入したために、サンパウロでは68%の
接触に支障を生じて大混乱となった。ブラジルの長波電話市場は、テレフォニ
カが26.2%、OIが19.8%、BRTが19.8%、NET/VIVAXが19.2%、GVTが
3.5%、CTBCが2.3%、その他9.2%と分割されており、この中でサンパウロ
を区域とするテレフォニカがインターネットの68%を押さえている。本年第一
四半期の電話接続は電話接続ADSLが593万回、TV定期購読が194万回、その他
41万回という状態。消費者側は良好化を欲しているが、中々、思うように機動
しない。
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■外国株主、聖市証券市場から74億レアル引き出す(7月4日)

サンパウロ証券市場BOVESPAの動きは外国人株主が6月に74億レアルを引き出
し、既に市場の動きを損ねているが、それでも3日の最終価格は値上がり
1.20%、US$145.29と高値を記録、本年になってからの値上りは56.36%に達し
た。しかし、海外株主の資金引き上げが如何に作用するかが相場を決めるであ
ろう。
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■ブラスケン、グルビッシシ氏が社長に(7月4日)

ブラスケンは7月3日、今までのグルビビッシチ社長が辞任し、グラヂン氏が
社長に就任した。同氏は87年からオデブレヒト系の会社で働き、ブラスケン社
の創設に関係してきた人物である。
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■科学論文の出版、ブラジルは世界第15位(7月4日)

ブラジルにおける科学学術論文数は98年に11,299であったのが、昨年は26,369
と2.3倍に増加したといわれる。世界で最も数多く出版されるのはアメリカで
34.4万論文と桁外れに多く、第二は中国で18.1万、以下はイギリス10.9万、ド
イツ9.3万。第5位が日本で9.0論文。以下はフランス、カナダ、イタリア、
スペインと続き、10位にインド、11位にオーストラリア、次いで、韓国、オラ
ンダ、ロシアと並び、第15位にブラジルとなる。以下は、台湾、スイス、スエ
ーデン、トルコにて大20位がポーランド。このようにブラジルは07年に科学論
文26,661部が出版され、現在、第15位であるが、これでも98年と比較すれば、
第20位から5位上昇したのである故、率としては「非常に上」というべき国に
入る。
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■選挙を控えて8千万レアルのバラ撒き(7月4日)

11月の市町村選挙が近付き、どの候補者も選挙資金が必要な季節。そこでタル
ソ法務相は種々の名目で資金の放出を考案した。例えば、名目に「平和の女性」
として5,300人の女性を表彰、19万人の女性に補助金などを支出する。この他
にも、市民予備役、優先住宅など。サンパウロ州において58市の市長が改選さ
れるが、この市長の割合、与党47市、野党の11市の状態から、更に与党が当選
するように8,000万レアルの資金を投入する。
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■政府、資金放出を選挙前にと督促(7月5日)

政府は6月および7月の初めに各地の市役所向け工事資金などの予算を承認し
たが、未使用のために放置されているのを、選挙前に早急に使用するよう要請
した。今までに資金が解放され、未使用となっている金額は1,262件12.61億
レアル。その主なものを列挙すれば、スルビン市(PE)77万レアル、ブリチ市
(GO)70万レアル、モンテビヂウ市(GO)70万レアル、ビラ・ボア市(GO)70
万レアル、ジアノポリス市(TO)70万レアルを始めとして、20市総額12億レア
ルを選挙以前に使用すべしとの命令であったという。
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■中銀、ドル買いを続けるか否か(7月5日)

中銀の外貨取引によるスワップ取引の得失は、02年には損失109.4億レアル、
しかし、03年から05年には、156.3億レアル、60.3億レアル、26.8億レアルの
利益を得ていたが、06年以後は54.4億レアル、88.1億レアル、本年度は47.4億
レアルの損失を見ている。ブラジルの中銀は今後もスワップ取引による赤字を
続ける積りであるのか否かが注目されている。
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■自動車生産は好成績30万台を超える(7月5日)

自動車生産協会ANFAVEAの発表によれば、自動車工業の生産は6月30.38万台、
半年の生産は168.1万台と前年より21.3%増の成績。国内販売は25.60万台、
累計140.7万台にて前年より30.0%増、ほぼ03年の142万台に近い成績を挙げ
た。輸出は6月664万ドル、累計では3670万ドルにて前年度よりも2.8%減の
成績であった。但し、輸入が64.4%も増加し17.5万台に達している。
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■工業、14地区中の8地区で減速(7月5日)

5月の工業生産は14地区の中で南リオグランデの4.2%を始め、サンタカタリ
ーナ3.1%、セアラ2.2%、ゴヤス2.1%、ペルナンブコ1.5%など8地区が
減速、5月実績を超過したのはパラナ4.3%、リオ2.4%、エスピリットサン
ト2.2%、パラー2.1%、バイア1.0%、ミナス0.8%と僅かに6地区のみ、
全国では昨年5月よりは2.4%増となっているが、前月の4月よりも0.5%の
減速であった。
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■アメリカにミニカー時代の到来(7月5日)

アメリカにもミニカー時代の気配がする。GMはアメリカにおいて小型車のビー
トを発売した。この自動車は2ドアー、リットルにて17キロ走行できる経済車
である。これに対しダイムラーは「スマート・フォーツーと名付け、あなたの
第二、第三の車へ」と宣伝、価格はR$11,600。これに対し、トヨタは
PRIUSR$21,500で対抗する。アメリカも安い大衆車の売れる時代が来たと思われ、
GMのAVEO、トヨタのYARIS、ホンダのFFIT、日産のVERSAなどが市場を狙って
いる。
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■日本、緑の燃料に賭け、トップを走る(7月6日)

石油価格の高騰によるインフレから逃れようと世界の各国は懸命に対策を検討
中。日本では7月7日から北海道にて開始される先進6カ国会議において、日
本外務省の某職員は「我々の地球を守るために、この夏期には冷房装置なし、
室内では上着なしの半袖シャツにて働く」と述べた。

また、日本のエネルギー源の大部分、80%は石油などの外国からの資源により
賄われているので、何らか種々の方法によって東京に於ける夏季日中の電力が
20%減となれば、膨大な節約となるという点に目を付け、今後5年間に300億
ドルを投じてエネルギーおよび環境保全の研究を行う。また、その他に2015年
までに日本にて水素ガスによる自動車500万台の実用化を計画するなど、他に
も種々の環境政策を発表した。

水素を燃料するモーターを使用すれば、水素と酸素の化合によって生ずるのは
水である故、炭酸ガスでなく水を排気し、大気を汚染せず。この思想に基いて
ホンダは水素自動車FCXクラリティを開発した。現在の処、価格は月にUS$600
のリーシングの予定。
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■南北鉄道、新しい農業前線を開く(7月6日)

現在ある開発プロジェクトの中で重要なのは中央部の開発である。現在あるカ
ラジャス鉄鉱山とマラニョン州のサンルイスの外港イタキを結ぶカラジャス鉄
道のアサイランヂア(MA)とトカンチンス州の首都パルマスとの間の鉄道は
719キロ。更にこの鉄道は南に向けて進展し、ゴヤス州の首都ゴヤニアの近く
アナポリスまで布設される。これによってトカンチンス州の産物が北方からア
サイランジアを経由してイタキ港から輸出、あるいはパルマス、アナポリスを
経て東南伯の各地に配給される予定。現在、トカンチンス/パラ州にて産出さ
れる大豆は125.5万トン、トウモロコシ49.7万トン、米67.5万トン。現在は
170万トン程度の農産物生産が2013年には880万トン程度まで増加すると予想
される。
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■伯国の石油生産、自給達成後の動向(7月6日)

ブラジルの石油生産は2000年には石油生産は日産126.9万バーレル、これが08
年には186.0万バーレルと46.6%の上昇によって自給態勢を整える。05年には
石油の輸入一日当り56.6万バーレル、輸出55.0万バーレルと自給体制が整った。
07年には輸出一日当り72.5万バーレル、輸入71.2万バーレルと均衡した後、本
年度は4月までに輸入64.7万バーレル、輸出46.1万バーレルとなっているが、
年末までには一日186万バーレルの線で均衡すると思われる。
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■聖市市長選挙、マルタ38%でリード(7月6日)

サンパウロ市長選挙のフォーリャ紙による予想は、マルタ女史(PT)38%、ア
ルクミン氏(PSDB)31%、カサビ氏(DEM)13%、マルフ氏(PP)8%との得
票予想率であるが、約半数49%の有権者は未決定の状態にある。だが、未定の
部分を如何に獲得するかが問題である。なお、逆になって欲しくない候補では
マルフ氏が一番で55%、第二がマルタ女史30%、カサビ30%、アルクミン18%
であった。
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■ジュート、現在でも5万人が生活する(7月6日)

ジュートは川辺にて栽培する麻、インドが主産地であったのを一日本人が持ち
帰った作物、尾山氏が植えた中の数本のみが長繊維の品質であったのを高等拓
殖学校の日本人達が苦心して収穫に漕ぎ付けたのである。但し、浸水地帯にあ
るため、刈り入れ作業が大変なため、仲買する日系人はあっても、自分で栽培
する日系人は殆どいなくなったと思われる。

しかし、この植物が今なおアマゾン中流、マナウス下流のアマゾン本流にとっ
て重要な産物、河水が引き、地面が現われた時に植え付け、増水し、水に浸か
り、長さ2メートル程度になった時にジュート麻を刈り取る。このように生活
する人達が現在、約5万人程度、存在するという。
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■外国人の土地購入と『土地無し』の取得(7月7日)

『土地無し』達が土地を無断で占領しブラジル中を荒し回っている。88年から
07年に到る期間中に発生した土地占拠事件は7561件であった。

最も数多いのはサンパウロ州の西端にあるミランテ・デ・パラナパネマにて
171件、第二と第三も同じ地方のプレジデンテ・エピタシオの71件、第三がテ
オドロ・サンパイオの70件、第六位がエウクリーデス・ダ・クーニャ51件、第
七位プレジデンテ・ベンセスラウ49件と第四、第五を除いて総てサンパウロ州
に隣接する西部、『パラナパネマ先端』と呼ばれる地方である。

この地方5市に集まった『土地無し』は6.6万家族、発生した土地占拠事件は
88年に入って以来412件、参加家族に関して極めて盛大といえる。彼らは道路
側にてキャンプ生活、働かずに走行する自動車を止めて寄付を乞い、政府から
土地を与えられるのを待っており、最初の『土地無し』が現われて以来、19年
の歳月が流れた。そのリーダーのステーヂレ氏は「田舎で貧乏人が集中するの
は、一昔、小農家がいた地方、処が、政府の大資本優遇政策のためにこれらの
人達は土地を失い、『土地無し』と化した。我々は土地を求めて闘う」と述べ
た。
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■大蔵省、公共料金引き上げ計画を進める(7月7日)

大蔵省を始めとする政府の経済官僚達は「今こそ公共料金引き上げ時が到着し
た」とばかりに、その実現を企画した。料金値上げのトップを切ったのは国際
バス料金、昨年度は年間4.8%であったのが、本年度は遠慮せずに6.39%の引
き上げを7月1日より国家陸路輸送庁ANTTは許可した。長距離および国際バス
の料金に関して、陸上交通運賃ANTTは7月1日よりの国際交通庁はバス料金の
引き上げ、昨年の値上げ4.8%に対して本年度は6.4%の値上げを実行する。

ガソリンとディーゼル油に関して、ペトロブラスは精油所渡し価格を5月に
10%値上げしたが、CIDEの割引もあり、消費者は余り感じなかった様子であり、
更に卸価格15%の値上げを行なう。なお、工業向けGLPガスは1月に15%、4
月に10%、6月に5.3%の値上げを行なった。航空機燃料の石油に関しては1
月から6月に掛けて34.7%の値上り、昨年度の12.72%に比較して大幅の値上
りといえる。

国家電力庁ANEELは昨年度の住宅電力の12.66%の減額を決定したが、本年は
電力料金の7月4日からの増額8.63%。電話料金は7月17日より電話庁は料金
調整を企画しているが、07年の電話通信サービスの価格指数上昇は長距離が昨
年度は2.91%であったが、本年度は4.46%とする予定。また、道路の通過料金
に関しては、消費物価指数IGP-Mの4.4%の上昇に過ぎなかったが、州交通局
ARTESPより州道の通過料金は7月1日付けで11.52%の値上げと決定した。
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■政府、財政上のサービス放棄は760億レアル(7月7日)

ブラジル政府の昨年度の財政上の放棄、即ち、実行したかったができなかった
仕事は前年度より44%上昇して760億レアルに達し、国税庁の収入は12月まで
に公共投資金額の倍額を超過した筈であったが、本年度の収入の16.5%は放棄
される対象となって、収入に結び付かなかったという。国庫に入り、投資とし
て活用されるべき資金の可成りの部分が脇道に逸れたといわれるが、現政府の
メンバーは「その投資の効果が裁判所の霧の中に隠れてよく見えなくなってし
まったに過ぎない」と主張する。

政府当局による財政上の受益者の内訳は税法上の受益者590億レアル、社会福
祉関係の受益者140億レアル、金融関係の受益者192億レアルにて合計923億
レアル、他に保健関係受益者に457億レアル、教育関係に243億レアルにて総
計1,623億レアルとの説明であった。
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■ウリベ大統領、支持77%にて第三次政府へ(7月7日)

コロンビアのウリベ大統領は今回のイングリッド女史の釈放によって点数を稼
ぎ、支持率は56%から急上昇し77%、調査によっては84%に達した、ある某紙
は支持率91%とも報ずる勢い。この高率に基き、ウリベ大統領が如何に前進し
て行くかが、今後のコロンビア情勢の見所であろう。
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■世界の食糧危機、飢えに泣く1億人(7月8日)

7月7日、世銀のゾエリック会長は東京で開催の世銀会議の開会の辞として
「1億人の人口が加わる我々の世界において、食糧危機対策に失敗することは
許されず、栄養失調の1億人を如何にしても防がなくてはならない。このため
に我等は何をなすべきであろうか」と語り、その解決に必要な3点をあげた。
第一は最貧困国における学校給食と母乳支給の必要性を如何に対応するか、第
二は農業生産活動に必要な種子と肥料を小農家に提供する、第三に26カ国にて
実行している食料品に課せられた輸出制限を如何にして取り除くかの3点に帰
着する。

また、会長は北海道に集合した世界の富裕7大国およびロシアの代表者に対し
て、食糧品の国際価格高騰に関して如何なる措置を採用するかとの質問を浴び
せかけ、国連の韓国出身のバンキムーン総秘書官に対しては「貧困に喘ぐ1億
人を救う方法は如何に」との質問を発し、この警告は更に広がり、アルジェリ
ア、タンザニア、南アフリカ、セネガル、ガーナ、ナイジェリア、エチオピア
のアフリカの7カ国の賛同を得る。

ゾエリック会長は「我々は調査、実行、結果を待つ状態となった。先進諸国は
食糧危機に直面し、食料品の価格高騰は、経済発展の針を逆転させる可能性が
あり、これを克服する方向に注意を集中しなければならない」と延べ、バンキ
ムーン国連書記長の計算では「結核、マラリア、エイヅのためにアフリカが必
要とする資金のみで620億ドル、これに対し2005年に確約したG8からの拠金金
額は2010年までに250億ドルに過ぎずとの状態。この格差を如何に埋めるかが
今回の会議の主題となる」と説明した。

なお、ブラジルの上半期の食糧輸出は好調にて上半期は昨年よりも27%増の成
績、輸出全体の25%増を超える成績。大豆商品総合は89.8億ドル(昨年53.8億
ドル)、肉類53.7億ドル(昨年41.8億ドル)、砂糖20.8億ドル(23.5億ドル)、
コーヒー17.9億ドル(16.0億ドル)、とうもろこし6.7億ドル(5.2億ドル)
の成績であった。
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■サンパウロ、州知事候補者の財産申告(7月8日)

公職選挙における汚職行為防止のために、各候補者は財産の申告を行い、これ
によって不正が存在したか否かの判定に利用するというのが、公職就任者に要
請される財産申告制度の主旨である。サンパウロ市長選挙に立候補した候補者
申告を示すと、最も財産を有するのはマルフ氏(PP)で3,910万レアルにて前
年の4,240万レアルより8%程度の減少。次に裕福なのはマルタ女史(PT)の
1,010万レアル、第三がカサブ氏(DEM)の510万レアル、少額であったのは
アルクミン氏(PSDB)の73.6万レアルであった。
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■中銀、長期融資利子引き上げで圧力(7月8日)

5月における金融市場の貸付の残高は1兆044億レアルにて、その34%が自然
人、37%が法人向けの合計71%が自由資金源の資金、これ以外に貸付先が限定
された資金による融資としては、開発銀行17%、農業貸付7%、住宅金融5%
と配分されている。その長期貸付利回りは、06年の第1四半期には9.00%であ
ったのが、第4四半期には6.85%まで下がり、07年の上半期には6.50%、下半
期には6.25%まで下がり、現在まで続いている。

なお、開発銀行の4月までの12カ月間の工業向け融資は、食品および飲料業界
向け71億レアル、交通財向け63億レアル、化学および石油化学50億レアル、機
械工業36億レアル、鉱山12億レアル、その他85億レアルにて合計317億レアル。
また、インフラ機構では、陸上運輸125億レアル、電力77億レアル、電話52億
レアル、その他48億レアルにて合計302億レアルであった。
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■裁判官、ヂルマ長官とタルソ法務相の調査を申請(7月8日)

連邦裁判所はヂルマ・ロウセッフ官房長官とタルソ・ジェンロ法務長官の2名
をカルドーゾ・ヘンリッケ元大統領よりの経費調査書漏洩調査の対象に含める
ことを認めた。これは第12法廷のジョゼ・アイルトン・アギアル・ポルテラ判
事の決定に基づくもの。
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■気温上昇し、亜国アンデスの氷河が溶け始める(7月8日)

地球の気温は上昇している。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから南部へ
2,800キロ南下したパタゴニア地方の巨大氷河ペリット・モレノ、真冬である
にも拘らず、高さ60メートルの氷塊が溶け始めた。ロス・グラシアレス国立公
園のコルバラン所長は「国立公園はブエノスアイレスから西南に2,800キロの
地点にあり、氷河は面積275平方キロに渉る巨大なもので356の氷河が流れて
いる」と説明した。
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■学術論文、ブラジルより台湾の方が多い(7月8日)

台湾とブラジルと比較すれば、ブラジルの方か面積は遙かに大きく、また、人
口も数倍あると思われる。しかし、問題は如何なる人が住んでいるかという点
にあり、ブラジルは台湾よりも科学論文が多かったが、最近は17,627論文が学
術誌に発表されたのに対し、台湾は17,914論文として、ブラジルを追い抜いた
という。
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■ダンタス、ナハ、ピッタ各氏を連邦警察が逮捕(7月9日)

7月8日の早朝、連邦警察はサンパウロおよびリオ、ブラジリア、サルバドル
において買収汚職の容疑により、オポツニティ基金のダニエル・ダンタス、投
資家のナジ・ナハス、元サンパウロ市長のセルソ・ピッタの3氏、および、そ
の他21名を逮捕、書類、金庫および110万レアルの現金を押収した。

この連邦警察の調査が開始されたのは3年前、ルーラ政権に関する郵便局汚職
「メンサロン事件」の挑発に絡んで袖の下の動きがあるらしいと思われ、裏金
を操作したと思われるマルコス・バレリオの勘定を調査したが、確証が掴めな
かった。しかし、警察は諦めずに電話盗聴その他の手段でオポツニティ基金を
中心とする調査を継続した。その結果、最近になり、汚職確証、資金洗浄、脱
税行為などの犯罪が明白になり、警官300人を動員して逮捕24人、召喚56人、
および証拠品押収となった。なお、ダンタス氏は逮捕に向かった刑事に100万
ドルの現金を差し出し「見逃して欲しい」と依頼したが、刑事は拒絶した。
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■為替収支、史上初のサンパウロ州赤字(7月9日)

サンパウロ州の貿易収支は今まで常に輸出の方が輸入を超えていたが、ルーラ
政権が継続すると次第に財布の紐が緩み、史上最初の貿易赤字が発生した。本
年度の貿易収支は輸出271.9億ドル、輸入301.6億ドルにて貿易収支はマイナ
ス29.7億ドル。
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■工業雇用、下がり気味だが上昇が続く(7月9日)

ブラジルの工業雇用は、昨年11月には3.8%の上昇を見せていたが、1月には
3.0%まで下がり、2月は3.4%と上昇したものの再び下落が続き、5月は
2.1%という成績。給料支払実績の対前月増減も、2月のブラス0.5%から3
月0.1%、4月-0.3%、5月が-0.1%と冴えない成績であった。
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■5大途上国会議、大統領達の顔合わせ(7月9日)

中国、インド、南ア、メキシコ、ブラジルの5大途上国の大統領、中国のフー
ジンタオ氏、インドのシング氏、南アのムベッキ氏、メキシコのカルデロン氏
とブラジルのルーラ氏が札幌にて顔を合わせ、G5会議に出席。先進5カ国の大
統領達と途上5カ国の大統領に対する期待は、食料品と石油の供給であるが、
別にこれを突っ込んで議論することなく、ヨーロッパ同盟の求めたエタノール
に対する要請にも応ずることなく、会議を終了した。
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■トヨタ、ソロカバ市に新工場を設立(7月9日)

トヨタは新工場設立に地方都市を検討していたが、サンパウロ州、首都から92
キロの距離にあるソロカバ市と決定。投資金額は10億レアル、従業員雇用数は
直接2,500人程度の予定、計画に基けば、投資金額は7.5億ドルから10億ドル
程度、ゴールおよびパリオ年間20万台程度を組み立てる予定にて、従業員数は
約2,500人程度の規模といわれる。なお、ソロカバ市は人口60万人程度の町で
ある。
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■ウジミナス、投資計画を拡大、加速する(7月9日)

ウジミナスの社長が替わり、マルコ・アントニオ・カステロ・ブランコ氏が就
任した。新社長の経営方針は「更に積極的に経営し、昨年度に発表した2015年
度までに99億ドルを超える投資を更に進めて、2012年までに141億レアルの投
資計画とし、500万トンの鋼板製造の工場を設立、この製品の60%は海外市場
に振り向ける」と発表した。
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