2007.08.14
★インド・ガネーシャ通信 NO.263★
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インド・ガネーシャ通信 NO.263
2007.8.14
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〜インドをもっと知りたい方 必読!!!〜 <2001年8月3日創刊>
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◆インドを旅したことはあるけれど、インドで生活している日本人はどんな
生活しているんだろう。もしかしたら、旅行者の知らないインドを知ってい
るかも!
◇マカイバリジャパンでは、ニューデリー在住20年以上になるニューデリー
オフィスの石井吉浩をはじめ、インドに駐在している日本人の方々が体験し
たインドを、様々な角度からお届けしております。
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こんにちは! マカイバリジャパンの石井です。
インド駐在生活の中で、家庭の仕事を手伝ってもらう人を雇うことは、主婦
の大事な仕事です。インドは様々な宗教の人が共存して生活していますから、
雇用条件のひとつに、働く人の宗教祭礼日をまず休みにします。そしてどの
宗教の人にも共通しての休みの日が年3日あります。1月26日の共和国記念日
8月15日の独立記念日 10月2日のマハトマガンジーのお誕生日です。その日
には、国の大事な儀式が数々行われ、日常生活でも厳粛に過ごしていたイン
ドの友人たちを思い出します。明日8月15日はインド独立60周年になります。
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◇◆ ニューデリー駐在員便り VOL-139◇◆
byーニューデリー在住 吉野 宏
〜インド独立60周年 その2〜
インド独立の英雄は、言うまでもなく国父として尊敬されているマハトマ
・ガンジーとインド初代首相となったネルー。そしてこの2人と並び称せられ
る闘士、チャンドラ・ボーズの3人と理解される。国父ガンジーは1986年10月
2日グジャラート州Porbandarに生まれ、独立の翌年1948年1月30日午後5時17
分に暗殺。今年5月月31日開催された国連総会で全会一致(142ケ国)にて、
この誕生日10月2日が世界非暴力日と決議された。
ノーベル平和賞は授賞されてはいないが、今年晴れて、この偉大な指導者
は全世界の国の人々から再評価されたと言える。インドでは10月2日は国家の
祝日で休日である。今年から世界の言わば祝日となった。縁あって、2年前か
らこの10月2日のご生誕式典に私も参加させて戴いている。
さて、ガンジーとネルーの2人の偉人と交友した日本人は何人おられたであ
ろうか?
ボーズと日本との関係は今更申し上げるまでもなく、多くの日本人が関わっ
た歴史がある。今でも遺骨が東京・高円寺の蓮光寺に残されている。彼の命
日である8月18日に慰霊祭が執り行われる。インド政府はこの遺骨を引き取っ
てくれていない事実がある。昨年は、この慰霊祭に参列した。
調べてみると、インド政府よりネルー国際理解賞を授けられ表彰された日
本人はたった一人。1979年1月19日藤井日達上人が表彰された。日蓮宗日本山
妙法寺の山主。因みに、インド政府は1965年最初の賞を国連事務総長であっ
た故ウタントに贈られて以来、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア、マ
ザー・テレサ、アウンサン・スーチー女史などが授賞。世界人類間の国際理
解、善意、友好の促進に優れて貢献のあった人々に贈られる。同上人の授賞
式典は、当時のインド政府要人;サンジバ・レデイ大統領、ジャッテイー副
大統領、デサイ首相、バジパイ外相(後の首相)、インデイラ・ガンジー国
民会議派リーダー(この前後の首相)、等より祝福された。バジパイ外相の
祝辞はこう結ばれている。
「1978年のこの賞が、マハトマ・ガンジーとジャワハルウル・ネルーの個
人的友人であられた偉大な宗教的思想的指導者に授与されたことは、インド
政府と、国民の、特喜びとするところである。」
藤井上人の授賞スピーチの一文にはインドを目指した動機が以下述べられ
ている。
〔同上人の式典での英語通訳は、わが社の元インド総代表の故・宮崎五郎先
輩(在任1978〜1981)のお嬢様が勤められた。〕
「ガンジー翁の塩の行進の写真や糸紡ぎの写真を見て驚きました。さても
奇妙なことが起こったものだ。現代の科学文明の発達せる時に、まさにこれ
とは逆に純非科学的、純非機械的な革命運動が起こった。それが果たして、
さしも堅固に構成された近代国家組織を打ち破って別天地の非暴力の世界を
作ることができるであろうか?しかし、たとえそれが成功しなくても、それ
は誠に素晴らしいことであり善い計画だ。糸紡ぎや塩つくりならば仏弟子の
身をもってしてもなお加勢することもできる。はやくインドに渡ってガンジー
翁の革命運動の成就するように祈願しようと決心しました。」
こうして、藤井上人がインドに訪問できたのは戦前の1931年1月16日初め
てインドはカルカッタに上陸。その2年後1933年10月4日マハラシュトラ州ワ
ルダのアシュラムにおいてガンジー翁に初めて会見された。
又、上人は授賞式典の記者会見に際し、賞金10万ルピーの使い道に関し質
問を受けて、以下回答された。
「私は、これをデリー近くにネルー、ガンジー翁が火葬された記念の場
所(ラージガート)がありますが、ここには国民がよく御参りして法要を勤
められます。私もその側にこの金を基にしてお釈迦様の仏舎利塔を建てて宗
教的な御祈願をしながら、お墓をお護りしたいと思います。」
今年11月14日(水)ネルーの誕生日に、まさにこの仏舎利塔の落慶法要が
行われる。インド初の女性大統領となったパテイル女史を主賓に迎えて盛大
な式典が執り行われる様である。
かくもご立派な日本人がおられたものと感服。同時に我々日本人の誇りを
インドで再発見した次第。
【写真】インド通信添付PDF写真(2007年8月12日)
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/ganesha/0814.htm
この時期、北インドの風物詩カワリア(Kanwarias)を紹介する。ガンジス河
の聖水を聖地ハリドワールで汲んで何日もかけてそれぞれ自分達の故郷に歩
いて持ち帰る。そしてシバ神に捧げる。途中、聖水の入った容器を地面に置
いてはいけないしきたりがある。遠い人は200〜300Kmも歩いて帰る。それぞ
れの土地の信者が彼等をもてなして応援するのもしきたり。間違いなくイン
ド人は(超)長距離競歩なら世界一。何せ、何千年と続くお祭りで何十万人、
否百万人(?)が毎年歩いているのだから。ガンジーはインド全国をよく歩
いた(行進した)ことで知られる。
合掌
追伸:参考文献
●「わが西天開教」 藤井日達=語録
●藤井日達 猊下(げいか)ネルー国際理解賞授賞式典
昭和54年1月17日〜21日パンフレット
●国塚一乗 インパールを超えてF機関とチャンドラ・ボーズの夢
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