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インド・ガネーシャ通信


2008.03.06

★インド・ガネーシャ通信 NO.277 ★


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            インド・ガネーシャ通信         NO.277
   
                              2008.3.6

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          tea@makaibari.co.jp 

   〜インドをもっと知りたい方 必読!!!〜 <2001年8月3日創刊>
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◆インドを旅したことはあるけれど、インドで生活している日本人はどんな
生活しているんだろう。もしかしたら、旅行者の知らないインドを知ってい
るかも! 

◇マカイバリジャパンでは、ニューデリー在住20年以上になるニューデリー
オフィスの石井吉浩をはじめ、インドに駐在している日本人の方々が体験し
たインドを、様々な角度からお届けしております。

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こんにちは! マカイバリジャパンの石井です。

 豪華列車(寝台)「デカン・オデッセイ号」で、4ケ所の世界遺産の旅に
出られた吉野さんの興味深い記事です。アジャンタ・エローラの旅は今までは、
乗継ぎの悪い飛行機が定番でした。


◆ “紅茶専門店スタッフのブログ:マカイバリ紅茶日記”
    こちらのブログもインド発です。
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    〜インド駐在ブログ〜
     地球アゴラに出演します
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 〜マカイバリ茶園訪問記〜
         ・森探索
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◇◆ ニューデリー駐在員便り VOL-154◇◆           
                         
                    byーニューデリー在住  吉野 宏

    
        〜 エローラ(カイラス神殿)と広島(仙酔島)〜


 さて早いもので3月。明日は3日で桃の節句。大使館通りの桃の花が満開を
向けている。デリーは春爛漫、4年に一回しかない2月29日は昼休みに大統領
官邸のお庭、ムガールガーデンの百花繚乱を鑑賞。甘い花の蜜に囲まれた。

 春休みを取って、豪華列車(寝台)「デカン・オデッセイ号」の旅に出た。
4つの世界遺産を効率よく2月23日〜27日、4泊5日で周った。飛行機乗り継
ぎではこうは動けない。アゴ足つきで寝ている間に次の目的に到着。食事も
美味しい。1泊約5万円。上下でなく横にベッド2つのツインのコンパートメ
ントに宿泊。勿論専用のトイレとシャワー付きで、ふんだんに温水が使える。
共有用にスパーやビジネスセンター、そして食堂車がついている。
  ●エローラ石窟郡
  ●アジャンタ石窟郡
  ●ムンバイ中央駅
  ●ゴアの教会と修道院
 私が乗車した1週間前に75人もの日本人観光客がこの列車を借切って旅行
していた事を聞かされてびっくり。日本で言えば、皇室専用の特別車輌も連
結する列車、「なごみ」(JR東日本に1編成しかない全席がグリーンと言う高
級列車)に相当(?)

  インドには27の世界遺産があり全て見れてはいないが、私の通算10年近い
インド滞在経験から言って、エローラにある最も大きい石窟寺院No.16のカ
イラーサ寺院が一番かと思う。タージマハルはイスラムの王様が后に作った
お墓でこちらは現代の仏教徒やヒンズー教徒など世界の約14億人が今でも崇
める須弥山の神殿。建設目的とそのスケールが違う。先月に貴重な須弥山の
写真に出逢えた事もあり、インドにあるその神殿に足を伸ばし見学したら、
度肝を抜かれた。

   神殿は、玄関、前殿、拝殿、本堂からなり両脇に向かって左が勝利の塔、
右が知恵の塔。この堂を囲むように岩山をくり貫いた2階建ての窟院もある。
本堂を支えるために巨大な象が掘られている。一枚岩の岩山をまるごと上か
ら掘り出し、サイズは本堂の高さ36m、幅33m、奥行50m。建設は紀元757
年スタートし何と220年も要し979年に完成した。何代もの人々がこの建設に
携わり完成させたのである。その技術の高さと、人々の厚い信仰心、それと
建設をつづけられる財力と権力などから、とてつもないパワーを感じるのだ。
【写真】エローラ
 http://www.makaibari.jp/mailmagazine/ganesha/20080305.jpg
【写真】エローラ
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/ganesha/200803052.jpg


 さて、興味深いことは、本堂の背後の周りに5つの寺がある。この5つの
 寺はバラモン教の聖典、ヴェーダ (紀元前1200年〜紀元前1000年)に出て
くる世界5元論を意味する。ヒンドゥーにとっては、太古の聖賢が神から霊
感をを得て感得したものと考えられている。人間を取り巻く万物の根源は何
か? 世界は5つの要素から構成されているとの思想。言わば古代の素粒子
論である。
 ●地球(黄色乃至土色)、
 ●宇宙(黒)、
 ●水(青)、
 ●空気(白)、そして
 ●火(赤)。
 構成要素は色で区分けもされる。インドの生命科学(アユルヴェーダ)で
は人間の身体も5つからなっていると説かれている。

1. 身体(固体):骨が一番硬く身体を支える柱になっている。これは地球
    と言える。
2. 液体部分:血液やリンパ液などは水と言える。
3. ガス部分:細胞中や液体分に含まれるガス部分は空気と言える。
4. 身体の空所(腔):宇宙の集合体
5. 体温:エネルギー部分は火と言える。
  因みに、古代ギリシャではいろいろな説があった。1元論から、アリストテレス
の4元素論(土、空気、水、火)、そしてデモクリトスの原子論があり現代
の私達の素粒子論に結びついている。

 最近、友人が広島にある仙酔島に旅行しここに五色岩があることを教えてくれ
た。正に日本に一ケ所、広島にしかないインドのヴェーダ世界である。自然
が作ってくれた日印交流の証しである。

【写真】この島にある瞑想の浜
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/ganesha/200803053.JPG

 追伸

  アジャンタは中国の敦煌である。壁画と彫刻が何とも素晴らしい。
エローラと甲乙付けがたい。私が一番感動したのは涅槃像。

【写真】  アジャンタ 279 
http://www.makaibari.jp/mailmagazine/ganesha/200803054.jpg


壁に掘られた涅槃像、別な機会にご紹介したい。
                                                                               
                              了



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tel 03−3338−6718/6719
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