2006.07.24
洗顔からスキンケア【第72号】
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−−−−−−−−−−−−−・。・☆.・【第72号 2006年7月】−◆◇◆−−
−夏肌と乾燥−
こんにちは。
来週は8月だと言うのに、なかなか梅雨が終わりません。温暖化の影響とも
言われていますが、“天気の起伏”が年々激しくなっているように感じます。
天災から確実に身を守る方法はないのかもしれませんが、気象予測への正確性
は、今後ますます求められてくるように思います。
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さて、今回は、「夏肌と乾燥」というテーマでお話します。夏の紫外線対
策については、皆さん色々とされていると思いますが、エアコンが日常化して
いる生活環境の下では、夏の乾燥対策もとても大切です。
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実は、私達の肌は、夏になると「夏肌」になるのです。それは、日本の多湿
な気候に合った肌になるということです。
多湿とは、簡単に言うと、空気中の水分が多いことです。私たちの肌は、空
気中からも水分を吸収します。特に、角質層は、空気中からの水分吸収量は結
構多いのです。何回か登場しましたが、角質層にある、NMF(ナチュラル・
モイスチャライジング・ファクター)という吸湿性アミノ酸の機能です。そし
て、角質層内の理想的な水分量と言われる20%に保つために、ある肌の器官
が、その調節機能を担っています。
それは「皮脂膜」です。
皮脂膜は“天然クリーム”とも言われ、主に、皮脂腺から出る皮脂、汗、
垢で構成されています。垢と聞くと、びっくりされる方もいらっしゃるかも
しれませんが、角質細胞の死骸である垢が、皮脂と汗をうまく混ぜ合わせる
役をすることで、皮膚の表面に、きちんと薄い膜を作ることができるのです。
実は、この皮脂膜は、夏には夏型として対応します。
夏型の皮脂膜は、水分の中に皮脂が混ざった水分の多い水っぽい状態になり、
余分な水分を外に出してくれるのです。これにより、角質内を水分量20%の
理想系に保とうとします。皮脂膜に水分の調節機能があると言うことです。
なんとなく、皮脂膜と聞くと、弱酸性で、空気中のばい菌などをプロテクト
したり、冬場に水分を蒸発させないようにだけ働いているイメージを持たれる
方も多いかと思いますが、多湿な夏場にも、大切な機能をしてます。
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しかし、エアコンが日常化する現在では、ちょっと事情が違ってきます。
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1)一日中、エアコンに効いた環境にいる方
エアコンの効いた部屋は温度が低いのはもちろん、湿度も低くなっています。
乾燥した部屋に長時間いることで肌の水分が奪われしまいます。また、体が
冷えることで、血行不良と代謝低下を招きます。
オフィスワークの方ならば、一日中湿度が低く乾燥は真冬並み、という意識
が必要です。
2)外とエアコンの効いた部屋を行き来する方
夏の暑い外から涼しいクーラーの部屋に入ると、肌はどう変化するのでしょ
うか。
外は暑いので、熱を放出しようと毛穴が開きます。しかし、一歩部屋に入る
ととすごい冷えています。そうすると、一気に毛穴が閉じてしまいます。汗や
皮脂を抱えたまま毛穴が閉じ、密閉されたところが冷風にさらされ乾燥する。
こうしてドライ肌なのにニキビができてしまう複雑な肌の状態になってしまい
ます。
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このように、夏の間であってもエアコンの影響で、肌の生態リズムが狂って
しまうことがあります。
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■対策としては、まず、生態リズムをできるだけ狂わせないことが肝心です。
夏肌のキーワードの皮脂膜は、皮脂、汗、垢から出来ているので、そのどれ
もが欠けていてもいけません。
と言うことは...
1.適度な汗とはきちんと向かい合って、あまり、人工的(制汗剤、エアコン)
に抑え込まないこと。
2.肌に余計な刺激を与えて、肌細胞のターンオーバである28日周期を乱さ
ないこと。
3.極端に、皮脂を取りすぎて、皮脂膜形成を妨げないこと。
などは、要チェックポイントだと思います。
■そして、ていねいな洗顔とうるおい補給です。
急激に肌を冷やすと、毛穴が閉まり、皮脂を閉じ込めてしまうことになり、
それが肌トラブルになることはお話しました。その場合は、ぬるま湯を使って、
ある程度毛穴を開かせてから、ゴシゴシ擦ることなく、ていねいな洗顔をして
下さい。
すすぎもしっかしとして、肌の表面に余計なものを残さないことも心がけて
ください。
皮脂や汗で、お肌が潤っていると勘違いしてしまう方もいらっしゃるかもし
れませんが、冷房や紫外線などにより肌の水分は蒸発してしまいます。べたつ
きを感じていながらも、実は水分不足で肌荒れを起していることもこの時期は
よくあります。しっかりと潤い補給をして、肌がきちんと水分を保持できる環
境にしておくことが大切です。潤い補給は、水を肌の上から付けることではな
く、肌自身が持っているNMFなどの機能を、ちゃんと働かせるにはどうした
ら良いかを考えてスキンケアをすることです。
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これからが、夏本番です。紫外線と乾燥に気をつけながら、肌トラブルのな
い夏をお過ごしください。
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