2006.09.08
ぼーる通信 〜Voice From The Dreamfield〜 第215号
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ぼーる通信 〜Voice From The Dreamfield〜 第215号
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読者のみなさまこんばんは。最近は、私の本業の方が多忙に
なってしまい、発行頻度が不定期になってしまって、大変迷惑
をかけております。申し訳ありません。
今回より、特集として、集中的に一豊さんの甲子園観戦記を
お送りします。何かと話題が多かった今年の夏の甲子園。何も
ハンカチ王子の斉藤投手やそのよきライバルの田中投手だけで
なく、さまざまな逸材、優れた選手たちが集う、非常にすばら
しい猛者の集う大会でもありました。
その感動をプレイバックしてください。
また、今回より久保拓也さんの連載形式が変わります。そし
て、過去のご自分のHPで連載されていた名コラム、『野球記
録あら?カルト』が本にまとまりました。
こちらよりご確認ください↓
> http://item.furima.rakuten.co.jp/item/63918704/
最後に、副編集長の慈恩美さんの連載が、今回だけ”クール
ジャイアンツ”の最終回になります。
また、慈恩美さんはぼーる通信の取材証で、シアトルにて活
動してまいりました。これがぼーる通信初のメジャーリーグ取
材となりますが、これからもぼーる通信は活動の枠を拡大して
まいりますので、みなさまのご支援、ご指導・ご鞭撻、よろし
くお願い申し上げます。
ぼーる通信 編集長 Thomas Gwynn Mountainbook
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☆ This Week's Contents 【今週のお品書き♪】
《Dream1》 『野球記録あら?カルト(ぼーる通信版)』 久保拓也
《Dream2》 『スポーツ風土記』 一豊
《Dream3》 『クールジャイアンツ』 慈恩美
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★ お品書きその1 『野球記録あら?カルト(ぼーる通信版)』 久保拓也
スポーツ紙が書かないはみ出し記録の決定版・野球記録あら?カルト
第3回 実働1年目の満年齢別最多本塁打
前回まではインプレー率とインプレー打率の話をしてまいり
ましたが、私は本来、長期連載形式が得意ではないし、また、
編集長のMBさんも私にそういう形式を別に期待しておらず、タ
イトルどおり、短めのアラカルト的なものを望んでおられたよ
うですので、今回より、その形式にて文章を書いていきたいと
思います。副題は、スポーツ紙が書かないはみ出し記録の決定
版。よろしくお願い申し上げます。
今回のテーマは、”実働1年目の満年齢別最多本塁打”です。
2003年の来日以来、2年連続本塁打王を獲得し、昨年リーグ
総本塁打ランキングにて38本で3位、今年もリーグ2位の30本
塁打を放っているT.ウッズ(中日)。今月19日で37歳になりま
すが、いまだ大きな衰えは見られません。
しかも、満34歳のシーズンで来日した外国人選手の中では出
色の通算153本塁打を既に放っており、満34歳のシーズンが実働
1年目の選手における最多本塁打記録保持者、D.ロバーツ(近
鉄バファローズ)の183本塁打を通算で超えそうな勢いです。
来季もウッズのプレーを見る事ができれば、34年ぶりの記録
更新の可能性は充分にあるといえるでしょう。
ちなみに実働1年目が満16歳から満35歳までの選手の中で、
それぞれの年齢での通算本塁打数上位5傑を見ると、現役選手
は14人がランクインしており、そのうち最多本塁打を記録して
いるのは、金本知憲(現阪神タイガース・24歳)とA.カブレラ
(現西武ライオンズ・30歳)の2人です(下表参照)。
また、今季中に同ランキングにおける上位5傑に入りそうな
選手が3人います。F.セギノール(日本ハム)は満27歳が実
働1年目の選手の中で、2006シーズン途中現在、ランク8位の
112本塁打。5位タイのC.ポンセ(大洋ホエールズ)とN.
ウィルソン(近鉄バファローズ)には7本差。今期の本塁打ペ
ースだと厳しい状況ですが、達成可能性はまだまだ残っていま
す。
ちなみに、満29歳が実働1年目の選手では、J.フェルナン
デス(楽天イーグルス)が6位の113本塁打を記録。5位のT.
クルーズ(日本ハムファイターズ)とはこちらも7本差。今季、
残り試合をフル出場し、このままのペースで本塁打を量産すれ
ば、単独5位に入りそうな勢いです。
最後に、満33歳が実働1年目の選手では、ベニー.A(ロッ
テ)が6位タイの59本塁打を記録しています。5位M.ホール
(中日)までは5本差と、一度くらいの固め打ちがなくては、
到達は難しいかもしれません。3選手とも、ぜひ、それぞれの
1年目実働年齢ランキングで、上位5傑入りして欲しいもので
す。日本人選手よりも、来季の契約更改可能性は低いでしょう
しね。
[記録は8月13日現在]
●実働1年目が満16歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
212 右 西沢 道夫 中日ドラゴンズ
2 右 古沢 憲司 広島カープ
●実働1年目が満17歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
47 右 岩本 章 広島カープ
38 左 金田 正一 読売ジャイアンツ
8 右 山田 潔 大映スターズ
1 右 大平 茂 阪急ブレーブス
1 左 中河 美芳 黒鷲イーグルス
●実働1年目が満18歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
504 右 衣笠 祥雄 広島カープ
331 右 松原 誠 読売ジャイアンツ
265 右 青田 昇 阪急ブレーブス
263 右 豊田 泰光 サンケイアトムズ
194 両 柴田 勲 読売ジャイアンツ
●実働1年目が満19歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
868 左 王 貞治 読売ジャイアンツ
657 右 野村 克也 西武ライオンズ
522 右 清原 和博 オリックスブルーウェーヴ
504 左 張本 勲 ロッテオリオンズ
465 右 土井 正博 西武ライオンズ
●実働1年目が満20歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
486 右 大杉 勝男 ヤクルトスワローズ
396 右 山内 一弘 広島カープ
352 右 江藤 智 西武ライオンズ
292 右 真弓 明信 阪神タイガース
285 右 木俣 達彦 中日ドラゴンズ
●実働1年目が満21歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
382 右 大島 康徳 日本ハムファイターズ
347 左 加藤 英司 南海ホークス
251 右 山崎 武司 楽天イーグルス
232 右 柏原 純一 阪神タイガース
203 両 松永 浩美 ダイエーホークス
●実働1年目が満22歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
567 左 門田 博光 ダイエーホークス
444 右 長島 茂雄 読売ジャイアンツ
367 右 江藤 慎一 ロッテオリオンズ
338 右 長池 徳士 阪急ブレーブス
278 右 田代 富雄 大洋ホエールズ
●実働1年目が満23歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
536 右 山本 浩二 広島カープ
474 右 田淵 幸一 西武ライオンズ
382 右 原 辰徳 読売ジャイアンツ
348 右 有藤 道世 ロッテオリオンズ
315 右 小久保 裕紀 読売ジャイアンツ
●実働1年目が満24歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
352 左 金本 知憲 阪神タイガース
260 左 松中 信彦 福岡ソフトバンクホークス
217 右 古田 敦也 ヤクルトスワローズ
232 左 小笠原 道大 日本ハムファイターズ
229 右 島谷 金二 阪急ブレーブス
●実働1年目が満25歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
282 左 藤井 康雄 オリックスブルーウェーヴ
236 右 石毛 宏典 福岡ダイエーホークス
232 右 マルカーノ ヤクルトスワローズ
153 右 和田 一浩 西武ライオンズ
133 右 仁志 敏久 読売ジャイアンツ
●実働1年目が満26歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
510 右 落合 博満 日本ハムファイターズ
277 左 大豊 泰昭 中日ドラゴンズ
268 右 レオン ヤクルトスワローズ
218 右 シピン 読売ジャイアンツ
167 右 R.ローズ 横浜ベイスターズ
●実働1年目が満27歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
259 左 ブライアント 近鉄バファローズ
189 左 マーティン 大洋ホエールズ
174 右 ラミレス ヤクルトスワローズ
160 両 デストラーデ 西武ライオンズ
119 右 ポンセ 大洋ホエールズ
●実働1年目が満28歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
360 左 T.ローズ 読売ジャイアンツ
223 左 ペタジーニ 読売ジャイアンツ
161 右 アリアス 読売ジャイアンツ
155 右 別当 薫 毎日オリオンズ
131 左 ハドリー 南海ホークス
●実働1年目が満29歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
283 左 リー ロッテオリオンズ
277 右 ブーマー ダイエーホークス
246 左 クラレンス 近鉄バファローズ
202 左 バース 阪神タイガース
120 左 クルーズ 日本ハムファイターズ
●実働1年目が満30歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
238 右 カブレラ 西武ライオンズ
160 左 ウィンタース 日本ハムファイターズ
136 左 ニール オリックスブルーウェーヴ
74 右 タイローン 南海ホークス
70 左 メイ 南海ホークス
●実働1年目が満31歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
171 左 クロマティ 読売ジャイアンツ
166 左 リトル 南海ホークス
153 右 ゴメス 中日ドラゴンズ
123 左 オマリー ヤクルト)
117 右 デービス 近鉄バファローズ
●実働1年目が満32歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
189 左 マニエル ヤクルトスワローズ
129 右 ロペス 広島カープ
125 右 杉浦 清 国鉄スワローズ
117 右 ボールズ 西鉄ライオンズ
104 右 マルティネス 読売ジャイアンツ
●実働1年目が満33歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
155 左 ソレイタ 日本ハムファイターズ
122 左 レポス ヤクルトスワローズ
113 右 ミッチェル 日本ハムファイターズ
92 両 ボーリック 千葉ロッテマリーンズ
64 左 ホール 中日ドラゴンズ
●実働1年目が満34歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
183 左 ロバーツ 近鉄バファローズ
153 右 ウッズ 中日ドラゴンズ
126 左 カークランド 阪神タイガース
102 左 ギャレット 広島カープ
66 右 パリス 東京オリオンズ
●実働1年目が満35歳
[通算本塁打数] [打] [名前] [球団]
205 左 アルトマン 阪神タイガース
152 右 スペンサー 阪急ブレーブス
71 右 ボイヤー 大洋ホエールズ
49 右 スチュワート 大洋ホエールズ
44 左 M.フランコ 千葉ロッテマリーンズ
※所属は実働最終
(久保拓也)
野球記録あら?カルト
> http://www16.ocn.ne.jp/%7Ekarin/
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★ お品書きその2 『スポーツ風土記』 一豊
一豊のスポーツ風土記
第28回 「2006夏・聖地甲子園・夢と感動の観戦記」
今回から数回にわたって、8月に大阪を訪れた際、甲子園球
場にて観戦した全国高等学校野球選手権大会についての特集を、
集中的に組みたいと思います。
何かと話題の多かった今年の甲子園大会。読者のみなさまも、
脳裏に選手のみなさんの熱いプレイを再生しながら、ぜひ私の
駄話におつきあいください。
2006年8月10日・木曜日。
この日より地元・高知にて行われる「よさこい祭り」の本祭
の喧騒を避けて、私は子供の頃からの憧れであった全国高校野
球選手権を観るため、プロ野球の阪神タイガースの本拠地にし
てその聖地であると同時に高校野球の聖地でもある阪神甲子園
球場へと、足を運びました。
前日にすでに大阪入りしていた私は、友人である野球ファン
仲間のきんぐさんと京セラドーム大阪でのオリックス・バファ
ローズVS西武ライオンズ戦を観戦したのですが、その観戦結
果に対するネガティヴな興奮がおさまらないのと、いよいよ今
日から観戦する甲子園大会への大きな期待があいまって、複雑
な心境の中、突発的な興奮がたびたび訪れてきたためにとても
眠る事が出来ず、深夜の1時まで起きていたのですが、今日9
時30分から第1試合が行なわれる関係で、睡眠時間がたとえ
短かろうと早起きをしないといけなかったので、ムリヤリ寝た
のでした。
そして今朝。何とか4時間睡眠で6時前に目を覚まし、身支
度と食事を済ませた後、バッグに筆記用具などを入れてから9
時前に道頓堀のホテルを出て、一路甲子園へと出発。
地下鉄のなんば駅から御堂筋線で梅田へ。いつも大阪へ旅行
した時に感じる事ですが、ラッシュアワーから時間が外れてい
るのにもかかわらず、この人の多さは何なんだ!?と思うぐら
いになんば駅での客の乗り降りは本当に多いんです。
そのために結局座席に座れないまま梅田に到着した私は、今
度は阪神電車の梅田駅へと移動。御堂筋線の梅田駅から少し北
に歩くと阪神電車の乗り場につくのですが、こちらも高校野球
を観戦する熱心なファンと高校生でいっぱい。ということで、
私も甲子園駅までの520円の往復切符を買って、急行電車で梅田
駅を出ました。
それからしばらくして、ゆったりと走る電車が淀川の上を通
過すると、窓から見える川の流れは本当に穏やか。しかも、雲
ひとつ無い青空。まるで神様が「充分に楽しんでらっしゃい!」
と言わんばかりの上天気だったのでありました。そして、そん
なこんなしているうちに電車はあっという間に甲子園の駅に着
いたのですが、到着すると、駅の出口は黒山のような人だかり
だったのです。
私は、この人たちがみな試合を観にきたのかと思うと、改め
て甲子園大会の人気を肌で感じたのでした。また、球場前はま
だ朝であるにもかかわらず、すでにオープンして営業をはじめ
ているグッズショップの出店や売店などでにぎわっており、そ
れらの活気を見た私の胸は、次第に高鳴ってきました。
その後私が、名物のツタが蒼々と茂っている球場の入り口に
近づくと、タイミングよく爽やかな風が軽くさらりと吹き込ん
できたので、黒山のような人だかりと暑さにうだっていた私も、
思わず背骨をシャン、としました。
この日は大会5日目で、私が観戦する予定になっていたのは、
1回戦の3試合。特に第3試合では、夏の全国大会3連覇を目
指す南北海道代表の駒大苫小牧高校が登場し、山口代表の南陽
工業と戦う事になっていたのですが、果たして駒苫のエースで
ある田中投手の出来がどうなのか、ということが私にはとても
気になりました。
ところで、スタンドへの入場チケットを買いに窓口に向かう
途中、私は、メジャーリーグ通算714ホーマーをマークしたベー
ブ・ルースのレリーフがある記念碑を目にしました。
なんと、こんなところにも1934年に行なわれた日米対抗
野球で来日した、メジャーリーグ選抜一行の足跡があったので
すね。私はこのレリーフを見た途端に、この甲子園球場の伝統
の重さというものを肌にひしひしと感じ、さらに身が引き締ま
ってきました。そしてこの日は、球史における大舞台としての
場を提供してきた甲子園球場に敬意を示すため、純白の半袖の
ワイシャツを着てきたのですが、うだるような暑さとその緊張
感のために、せっかくのそのワイシャツも、すでに汗でべとべ
とだったのでした。
チケット売り場で1,200円の1塁側の内野自由席を購入すると、
私はついにスタンドへと足を踏み入れました。第一印象は、と
にかく蒼い!そして広々!グラウンドは本当に雄大で芝の蒼さ
と内野の黒土のかもし出す輝きとが見事にマッチしていて、も
しも野球の女神というものがいたのだとしたら、おそらくその
清冽な微笑みがこういうイメージなのだろう、と長澤まさみに
萌えている私はなんとなく考えたのでした。また、グラウンド
そのものも職員のみなさんによって綺麗に整備され、「だから
こそ、このグラウンドに立つことを高校球児みんなが夢見てい
るのか...」と感じさせるような見事さだったのでした。
しかし、スタンドにいた私はすっかり”酩酊”状態。別に前
夜、酒を浴びるように呑んだわけではないのですが、まるでゆ
れるボートの上でフラフラしながらオールを漕いでいるような
足元の覚束なさで、こんな事だったら無理してでももう少し早
く床に就けば良かった、と思ったのですが、今さら遅いのは言
うまでもありません。そして、そんなフラフラしている私の脳
天を直撃するように、第1試合のサイレンがけたたましく鳴り
響くと、三重代表の三重高校と熊本代表の熊本工業それぞれの
ナインが出てきてホームベースの前に整列、お互い帽子をとっ
て一礼してから、試合は幕を開けたのでした。
(つづく)
「一豊日々前進」
> http://blogs.yahoo.co.jp/tosakaze01
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★ お品書きその3 『クールジャイアンツ』 慈恩美
第28回 スポーツ道中膝栗毛シリーズ第2弾
AAA世界野球選手権なぜか侵入ルポ 〜その10〜
はじめに
1、8月21日より、シアトルへ遠征しました。目的は22〜24日
のマリナーズvsヤンキースです。そこでの内容は、私のblogにて
公表予定です。
> http://www.plus-blog.sportsnavi.com/giants3so/
2、6月から始めた私のblog、ご支持頂き誠にありがとうござい
ます!!!上記URLまでアクセスお待ちしています。
12.終戦
長く待たせて済みません!!!最終回、再開します。
台風の影響で、試合日程が、終盤に大幅に狂いまくったこの大
会。最終日の天気予報も芳しくなく、やはり雨。朝の私の移動も
やっぱりタクシーでした(銭が…)。
新荘棒球場到着時、場内スタッフだけがいました。外を見たら、
記者は誰一人出てこんでしょう、絶対に。そのぐらいの天気でし
た。
そこですぐに言われたのは、「大会最終日は開催せず、前日ま
での試合結果をもとに優勝チームや個人タイトルを決める」とい
うことでした。
しばらく球場にいたのですが、何の変化もないので正午前に一
旦部屋に戻り荷物を整理した後、選手、関係者用の宿舎へ向かい
ました。最初に言われた大会のスケジュールの裏を取るためです。
天気に散々振り回されているので、何が何でも強引に決勝戦く
らいはやりたいだろう、と考えている気がしたので、ひたすら試
合を有無を探っていました。
そうしたら、宿舎のロビーでIBAFの大会運営委員が出てきたの
で、英語で質問したら(こんぐらいの英語は学校で勉強している
ぞ!)、「17:00より決勝戦・日本―キューバ、その終了後に3位
決定戦・韓国―アメリカを天母棒球場で行う。グラウンド状態は、
聞いた限り大丈夫そうだ。」という返事がきました。この組み合
わせの根拠は、各組予選1位同士(決勝)と2位同士(3位決定戦)
ということです。
その後、選手の動向を探ったら「キューバと日本の選手達が、
さっきバスで移動した」という事を聞き、知り合いになった選手
の父兄達に連絡。私は、タクシーを捕まえすぐに球場へ移動しま
したが、タクシーだけでドえらい出費!
20分ほどで球場へ着いたら、すでに選手達はグラウンドで体
を慣らしていました。先発オーダーも決まっていて、後は試合を
始めるのみ、の状態でした。
雨は一時的に上がったものの、夕刻前にまた振り出したので、
相変わらず降ったままでした。その影響で、17:00開始が16:45に
前倒しになってしまいました。
試合は、こういった不規則な状況に不馴れなせいか、日本は先
発のダルビッシュ有(現北海道日本ハム、当時東北高)がつかま
り、キューバに惜敗しました。打線も途中までノーヒットノーラ
ンを喫するのではないか、というくらいキューバの投手に抑え込
まれました。
得点は「惜敗」でしたが、内容は「完敗」だった試合でした。
試合終了後は、両チームの監督が記者会見した後、すぐに表彰
式に入るというドタバタぶりでした。そこでは、今は亡き偉大な
(?)ノタリIBAF会長が選手達にメダルを掛け、トロフィー等の
授与を行っていました。
表彰式終了後は、バスの待ち時間まで台湾記者のサポートで渡
辺元智監督(横浜高監督)にお話を聞いて、一部の選手達としゃ
べっていました。
その後行われた3位決定戦は、20:30頃に開始。試合は22:00
を過ぎてやっと終了。その後の表彰式は、駆け足且つ強引で終わ
らせていました。一方の私は、眠気を押さえての観戦&大会スタ
ッフの手伝いを少々やって、深夜に彼等の打ち上げに参加しまし
た。しかし、疲労困ぱいの私は酒が入ってからは、記憶が無く、
眠気に襲われ、ボケまくって周りの人たちに笑われていました。
こうして、私の初プレスパス取得&取材初体験記は、ドタバタ
しながら面白く終わりました。
この経験は、その後台湾プロ野球(CPBL)でのパス取得、少年
野球チームの通訳、アジアシリーズ…、と生かされてますが、悲
しいかな銭になってません、チクショ〜!
私にとって、台湾野球界で取材活動ができる原点ともいえる大
会でした。
このまま勢いにのって、MLB等、上の世界へと進出していきた
いと思っています。
今回でクールジャイアンツ編は閉めますが、来回からはいつ
もどおり、『就是愛棒球〜Gotta Love Baseball〜』に戻ります。
そして読者のみなさんのために、野球大好きな人たちのために、
ファンから取材活動を目指す人たちのために、私及びぼーる通
信は、前進します。
これからも、御愛顧よろしくお願いします。
(慈恩美)
就是愛棒球 〜ブログ支部〜
> http://www.plus-blog.sponavi.com/giants3so
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(c)2002 ぼーる通信
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