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2008.02.28

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          ☆★☆ STREET JOURNAL ☆★☆
                                
                                2008/2/28
====[今日のメニュー]========================

■美味にまつわるエトセトラ:Thirsty Soul 〜 文化の咀嚼
■美味しい街パトロール:奈良田温泉で出会った“朴の木めし”
■シアターコラム/「明日への遺言」 /究極の理想の上司とは?
■私的日記: 一日分の余裕
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■美味にまつわるエトセトラ:Thirsty Soul 〜 文化の咀嚼
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 まもなく三月になろうとしている。
 

 今年の冬は、例年のことながら暖かい冬だったなあ、というのが今のところの感覚。
 雪も降ったし、東京のビル風は確かに身の縮む思いがするほどなのだが、それにして
も寒さがどこか角がない、シバレるという感覚に程遠い寒さなのですよ。
 
 
 そんな中、年度末を迎えて皆様はいかがお過ごしだろうか。
 進学や進級、就職であったり転職であったり、引越しなどに慌ただしい方も多かろう
と思う。師走の忙しなさとはまた一味違った、どこか早春のうららかな日和に彩られた
慌ただしさ。春のエトセトラはまずはひな祭りの話題から。。。
 
 
 とはいうものの、これもまた毎年書いているので重複は避けようと思う。・・・・・・・・エイッ!!
 

 http://archive.mag2.com/0000089621/20050227181000000.html?start=20
 http://archive.mag2.com/0000089621/20070228153113000.html

 
 とまあ、何かしら毎年のようにひな祭りには触れております。私のお店でも、そろそろ
桃の花でも飾ろうかな、と思っている。
 
 
 ところで

 
 先日はのん兵衛仲間と梅を見に行ってきました。日当りのいいところではもう散って
いたりもしましたが、なかなかに楽しいひと時でした。
 益子焼きの徳利に、私は清水焼の小さめの杯、友人は小ぶりのぐい飲みでまったりと
飲ませていただきました。奈良漬と針子の炙りが肴です。それくらいでいいのですよ、
本当に。
 
 
 そう、針子(ハリコ)。
 
 
 あまり有名ではないのかな?サンマの小さいやつです。板前上がりのお客様と私で、
やたらと気に入って最近では私の小料理屋の定番になりつつありますね。軽く炙って頭
からかじるとワタの苦味がなんともいえず、噛めば噛むほど、いい塩梅の干物の旨さが
口の中に広がるわけですよ、これがまた酒によくあうのであります。
 
 
 魚を干すという行為は、ただ単に保存だけではなく、ある意味ひとつの調理の形態で
あります。だから魚によって、また用途によって干し方が変わってくるのです。小魚な
どは丸のまま干すことが多いけど、例えば出汁をとるためなら焼き干し、保存用なら塩
を利かせて塩干しに。大きな魚になると開いて干すことが多く、それもまた干し加減で
ずいぶんと味が変わるもの。
 
 
 変わったところでは北陸の「いしる」というのもありますね。魚醤にくぐらせて味と
香りをつけて干しあげるもので、醤油や塩など、ベースによっても味が変わってくるな
かなかおいしい干物です。これが大島のほうになると「くさや」になって、独特の味と
香りのある珍味になります。
 
 
 干し魚といえば、実家にいたころはよく「ちりめんじゃこ」を食べましたね。
 よく、関東では「しらすぼし」、関西では「ちりめんじゃこ」と呼び名が変わるのだ
という説を聞きますが、これは実際のところは干し加減の違いなのであります。ちりめ
んじゃこのほうが硬く干してあるのですよ。山椒と一緒に混ぜあえた「ちりめん山椒」
が有名。しらすぼしはもっちりと柔らかく、こちらはシラスおろし等が有名かな。それ
ぞれに用途が違って食べ分けをしています。
 
 
 最近では流通経路の発達からか、ちょっとこった居酒屋などでは「なましらす」とい
うのがこの時期のお品書きに出てくるかと思う。「しらす」はそもそもがいわしの仲間
の稚魚のことを指すわけで、小指ほどもない半透明な魚に、小さくつぶらな黒い目がつ
いていて、これはすし屋などでは軍艦に握る。刺身で食べるときは生姜などをあしらっ
たりして、ほろあまい食感と味わいを楽しむのであります。
 
 
 同じくこの時期に、もう少し先かな、お品書きに上がるのが「生の桜海老」。駿河湾
に水揚げされる桜海老は、かつては天日干にした干し海老にするのが常識であったが、
チルドの技術と高速便、なにより酒客のニーズが全国的に桜海老の刺身なるものを普及
させた。この生の桜海老は、もちろん刺身でも食べるが、天麩羅屋等では掻揚げにした
りもする。やはり小指ほどもない大きさで、それでもしっかりと海老の形をしているの
だから面白い。噛むと甲羅も柔らかく、生海老特有の身の甘みが磯の香りとともに口中
に広がるわけでありますよ。
 
 
 ですが
 
 
 私どうもこの、「なましらす」 「生さくらえび」 あたりを好んで食べない。確か
に味わえばおいしいのだが、しらすは干したほうが干物独特の甘みが出るし、硬く干し
てちりめんじゃこにすると噛む楽しみができるわけで、これまた骨のうまみなどがにじ
み出てくる味わいがある。
 桜海老も、干すことによって甲羅と身の締りがよくなり、味わいが凝縮されるような
気がするのだ。また甲殻の出汁というものは、火を入れることで味わいと香りを増すも
のだから、生で食べるときよりも断然海老としての香りを増すと思うのですよ。

 
 
 干物は文化なのです。
 
 
 最近の珍客は、肉でも魚でもなんでも「生=フレッシュ」がいいと思いがちだが、加
工調味することで味わいが増すものもやはりあると思う。お店もお店で、そんな嗜好に
かこつけて馬鹿高い値段でやたらと「生であること」を強調するが、これはいかがなも
のかと思うのだ。山の人は山の幸を、海の人は海の幸を、そしてそれぞれの味わいの交
流や流通が、干物や漬物の文化になって今に至っているのだ。現代の江戸に住む人間
が、遥か九州あたりで獲れたかつおを航空便でとりよせて「初ガツオ」と粋がるような
滑稽さがそこに見える気がする。
 
 
 さてさて、最近の食品業界はあまり良い話題が無いけれど、ともかくも春は巡ってく
るわけですよ。暖かな陽だまり、風に舞う沈丁花や早咲きの山吹の香り、のどかな鶯の
声ももうまもなく。木の芽が吹いて景色が若草色に染まる頃には、桜並木が今年の花を
咲かせ始める。
 
 
 春はいいなあ。。。
 
 
 それでは皆様、今しばらくは冬の名残を惜しみつつ、楽しい毎日を。。。
 
 



   
 

  
                RYO.S/小料理&Bar「菊水」マスター   
    
 



     
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■美味しい街パトロール:奈良田温泉で出会った“朴の木めし”
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山梨県早川町にある西山温泉に行ってきた。ここには、慶雲館という
源泉掛け流しの宿がある。ご近所の飲み仲間が、「絶対損はさせないから」と
誘ってくれたので、便乗させてもらった。


新宿駅から特急あずさに乗って、甲府に向かう。
飲み仲間との旅だから、車中に乗り込んだら案の定、缶ビールの蓋が開く。
各自が持ち寄ったつまみが、ほどよくアルコールの減りを後押しし、
甲府で乗り換える頃には、みんなすっかりできあがっていた。


甲府からは身延線に乗り換え、下部温泉駅で下車。
駅前の食堂で昼食を食べていると、雪がちらほらと降ってきた。
慶雲館の送迎バスに乗り込んだら、満腹なのも手伝いすっかり寝入ってしまった。


駅から山道をバスにゆられて1時間。「着きましたよ〜」という運転手さんの
声で目が覚めると、あちこちから歓声があがっている。あたり一面が雪景色に
変わり、慶雲館から見る山の斜面には、胸がすくような美しい雪景色が
広がっていた。(ちょうど、慶雲館のホームページにその時と同じような
写真がのっているので、ご紹介→http://www.keiunkan.co.jp/)


実は、慶雲館を囲むように並んでいる南アルプスは、私にとって見慣れた景色。
学生時代には、北岳、間ノ岳、農鳥岳、仙丈ケ岳、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、
塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳、光岳と主稜線はほとんど歩いている。


しかし、目の前に広がる美しい里山の雪景色は、私の心を奪うのに
充分な情緒が漂っていた。


ところで、西山温泉は、早川の支流である湯の川に面しているが、
本流の早川をもっと上流にさかのぼると、奈良田温泉がある。


この温泉地で、朴の木(ほおのき)めしという料理に出会った。
朴の木とは、日本で一番大きな葉を持つ広葉樹。朴葉(ほおば)を使った
料理としては、飛騨の朴葉味噌や朴葉寿司が有名らしいが、奈良田では
山仕事へ行く際の朝飯と昼飯の間の「中入れ」(中間食)に、朴の木めしを
食べたんだそうだ。


昔からの伝統的なものは、朴の葉で米を包んで塩水でゆでるという簡単なものだが、
それを現代風にアレンジした朴の木めしは、うるち米を細かく切った人参、椎茸、
筍などの具材を朴葉を上手にたたんでくるみ、椎茸の戻し汁、醤油、みりんで
作っただし汁で炊き上げた、炊き込みご飯。


朴葉にくるんだまま炊き上げると、朴葉の香りとだし汁の香りがあいまって
なんとも滋味に満ちた炊き込みご飯ができあがる。


本来は5月から6月頃の若い朴葉を生で使うらしいが、冬葉は塩漬けした朴葉を
塩を抜いて使っているそうで、生の朴葉でくるまれた朴の木めしを
いつか味わってみたいと思った。きっと葉の香りが、ぐっと豊かになるに違いない。


田植えの時期にもう一度、奈良田温泉を訪れてみたいと思った。


                        ライター/長友慎治


<今月のパトロールメモ>
・早川町の辻町長は、現皇太子を北岳に案内した山のプロ。
 慶雲館には、成婚前の皇太子と雅子さんがお忍びで宿泊され、
 辻町長は皇太子から雅子さんを紹介されたそう。(辻町長本人談)


・下部温泉駅前の丸一食堂は、馬刺しや桜もつ煮が美味。
 ちなみに、その日の夜は旅館で鹿肉が出て、馬肉と鹿肉を一緒に
 食べるというおもしろい旅ができるのも、山梨ならでは。 
 



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 ■シアターコラム 「明日への遺言」 /究極の理想の上司とは?
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 理想の上司とはなんだろうか。

 頭がキレて、信頼できて、部下に仕事を押し付けたりしなくて、

 ユーモアのセンスがあって、こだわらない人柄で……。

 「求める上司像」について語りつくしたら、

 「理想の恋人像」を話し出すのと同じくらいとりとめのないものではなる人も多いのでは? 

 上司について不満を持っている人、

 そして、自分がどんな上司になろうか悩んでいる人に必見なのが、

 今回の映画『明日への遺言』だ。

 

 

 この映画は、第二次大戦終戦後、GHQによる統治下でおこなわれた戦犯裁判が描か れている。

 この裁判の論点は、戦中の日本でおこったとされるB29の

 アメリカ人パイロットの殺害事件の「責任の所在」。

 検事側は「B29に乗っていたパイロットは国際法では捕虜の扱いのはず。

 裁判も抜きに不当に殺害されるのは間違っている」と主張し、

 対して弁護側は「国際法では、兵士以外の殺害は禁じられている。にもかかわらず、

 本土を襲撃したB29はそもそも国際法違反なので、

 そもそも捕虜としてかくまわれる権利はない」と反論する。

 

 

 そして、その裁判の渦中に置かれるのがアメリカ人パイロットを殺害した

 日本兵の上司に当たる中将だ。

 その彼が被告として裁判で裁かれる経過を描くのが、本編のストーリーだ。

さきほど書いた「兵士以外は殺害してはいけない」と国際法で決まっているくだりや、

当時の生々しい映像、戦犯裁判の様子など、

これまでまったく知らなかった事実がふんだんに盛り込まれている。

これだけでもかなり観るには値すると思うのだが、やはり映画の一番の見所は、

この裁判の中心人物の中将の立ち位置だ。

「自分が指揮したのだから、部下の責任を取るのは当然。

責任は全部自分にある」というスタンスを貫きながらも、

「B29のパイロットは国際法に違反していることを忘れないでほしい」という

視点を決して崩さない。

自分が極刑に科せられるかもわからぬ状況で、

ここまでポリシーを持ち続けるその姿は、まさに「大和魂」。

 

 

最近、連日のように企業の不祥事が話題になっていたけれども、

やはり最終的な論点は「責任の所在」だ。

責任を取らなければならないのは誰か、

そして、その不祥事が起こったのはどうしてなのか。

その観点を抜かしてただ「謝るだけ」の上司や、

「責任を部下になすりつけよう」とする上司が増えているこのご時勢、

映画に登場する中将のように「責任は取るが、同時に原因究明も忘れない」存在は

非常に貴重だと思う。

今後、社会で働く管理職の人々に、彼の姿を観て、

自分たちのあり方を再考してほしいと痛感させられた。

 

 

 戦争映画は、「重い」とか「歴史モノは苦手」、

 「説教くさい」と思って苦手意識を持つ人は多いかもしれないが、

 そうやって避けて通るには、実に惜しいほど見所ある一本だった。

 

 
                    ライター/風味絶佳



    
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          私的日記: 一日分の余裕
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 今年はうるう年。
 
 二月が一日長いのですよ。毎年二月の編集後記に、「いやあ、二月は短いのを忘れて
た」 なんて判で押したように言ってるから、これももはやマンネリかと思ってやめて
みました(笑)
 
 
 でも、うるう年って不思議ですね。一日多いんですよ 笑
 
 
 春分から秋分、また春分まで。時間を刻んで日にちを刻んで暦は作られているのに、
丸一日多い。
 去年よりも、太陽が一回多く昇って一回多く沈むわけです。なんだか得した気分にな
りますね(^^)
 
 
 さて、今回はちょっとエトセトラが辛らつなセリフになっています。たまにあります
ね、筆が走ることが。まあ、仕方ないとしましょう。
 
 
 さて、私、引越しをします。



 長年(もう十年です)住み慣れた早稲田を引き払って、まだ確定はしていないのだけ
れど目白か落合か、まあそんなところに引っ越したいと思っているわけです。山登り関
係の後輩が不動産屋さんなので非常に助かっております。色々大変なこの時期に、何か
とワガママな私に付き合ってくれて有難うございます。この場を借りて後輩と、同じ不
動産屋さんのアルバイト諸君に感謝感謝♪





 なぜ引っ越すのかというと。。。





 今の私の家には、テレビというものを置いていません。つまりニュースも番組も映画
も見てません。そして家での生活というものがほとんど無いわけですよ。職業柄どうし
ても外食になるし、昼間に起きるからなかなか部屋でまったりというわけにはいかない
のです。。。という生活を改善したいわけですよ、はい!





 ですからテレビを買います!そしてレンタルDVDとか借りて、部屋でのんびりと映画鑑
賞などしようかな、と思っているのです。映画なんかホント観てないから、風味サマに
レクチャー&チョイスしてもらわないといけないなと思ってる次第であります。





 とまあ、そんなどうでもいい近況報告で、今月は締めくくります。今からまた不動産
屋さんに遊びに行かないといけないですしね(笑)





 それでは皆様、また来月に!








 野球青年のコラムです!最近は書いていないようですが・・・


 http://blog.mag2.com/m/log/0000138731/ 

 

 将棋青年のページです!あんまり更新されていないような・・・


 http://www7a.biglobe.ne.jp/~shimaken/



 
それでは皆様、また来月に・・・












 蝦夷はまだ冬だろうね、江戸は梅も散ったけど・・・                                                                 (白)


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