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未来の国の株式・政経情報


2008.04.25

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≪ヘッジファンド対機関投資家・個人投資家の壮絶な戦い≫

夜中にパソコンと格闘しましたが、残念ながら回復せずご迷惑をおかけして
いるかも知れません。サーバーまでメールメッセージは来ていると思います、
後でとりにいきますので、懲りずにメールはお送り下さい。

かなり前になりますが、次のように書きました「企業業績やファンダメンタル
によって株式投資をすると思わぬ損失を蒙ることもあります」。このような投
資手法は20年前には有効だったかもしれませんが。現代はそれこそ「ファン
ド」の時代、特にヘッジファンドの動きを注視しないと「損失は膨らむばかり
」でしょう。

前に指摘したとおり、円安は続いています、NYでは104円台中ごろ最高値
からは10円近く下落したことになります。昨日はドル買いユーロ売りが活発
ドル対ユーロは1.6から1.56台に一気にドル高へ、金先物も20ドル近
く下落、原油も続落です。ダウ・ナスダックとも大幅上昇です。さて何が起き
ているのでしょうか。「情況は何も変っていないのに」こう嘆く機関投資家・
個人投資家のうめきが聞こえます。ショートポジションをとっていた人の「踏
み上げ」が続いています。

原因はこの前書いたように、ヘッジファンドの仕掛けです。いまや毎日数十兆
円を越す資金を動かす存在にまで成長しています。中国株(上海総合指数)の
3000ポイントから強烈な買い仕掛けを実行2,3日で20%の上げを演出
した犯人も同じでしょう。

米国の金利が急激に上昇しています。28日のFOMCがどのような政策を採
るか見ものです。このヘッジファンドの仕掛けを見破っているなら、利下げは
しないほうがよいでしょう。なぜか?次の段階での政策選択がなくなるからで
す。

ではヘッジファンドがこの仕掛けを終えたときの次の行動は何でしょうか。合
理的に考えるなら:ドル売り、円・ユーロ買い、株式売却債権買いです。

商品価格は地政学的情況によっては大きく調整することが考えられます。皆が
シートポジションを解消したときに彼らは当然反対売買に向かいます。しまっ
たと思ったときには時すでに遅しとなるのが私が予想しているシナリオです。
ではその切っ掛けは何でしょうか、何かの材料がなければ彼らも仕掛けられな
いでしょうから。材料がない場合は、マスコミを使った情報操作をしてきます。

私が予想した4,5月の相場はこのような分析に基づいています。ファンダメ
ンタルズ分析より資金がどのように動いているのか、そしてその資金を誰が操
作しているのかを見つめることが株式投資に勝つ絶対条件です。ヘッジファン
ド対機関投資家・個人投資家のバトルは続きます。しかし、ではこのトレンド
を実感するにはどうしたらよいでしょうか。実に無責任と言われようとこうい
わざるを得ません。

≪耳を済ませて資金の移動の足音を聴く≫こと。

つまりいかに世界に対してセンシティブになれるかでしょう。どんなに論文を
読もうと、経済書を読もうとこの足音は聞えてきません。むしろ昔ながらの「
チャート分析」を実行したほうがよいかも知れません。と言って経済の常識は
頭に叩き込んでおかねばなりません。

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■発 行:東京フィナンシャルグループ
   
■編 集:高橋 誠(Makoto Takahashi)
    E-mail: macotto@alma.co.jp
『未来の国の株式・政経情報』に掲載された内容を元にして発生した損
害やトラブルに対しては発行人はその責を一切負いません。
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