2008.06.26
未来の国の株式・政経情報
≪先物に振り回されるマーケット≫
あいも変らず先物に振り回される東京株式市場です。出来高も少ないですし、
上げ下げに一喜一憂していると精神的によくないと思います。経済評論家が
あるいは証券会社が「株価の動き」をさもわかったような調子で解説してい
るのを聞いていると「何をいっているのか」とあきれるばかりです。まあ彼
らは、毎日解説することが飯の種ですからしょうがないといえばそれまでで
すが。曰く「日本はインフレに強い社会体制だから」とかしたり顔で述べて
います。省エネ構造は確かにありますが、石油に依存していることについて
はヨーロッパよりはるかに遅れています。一部輸出メーカーはどんな境遇にも
かかわらず世界でもトップクラスの業績を上げてきただけで、内需関連企業
はエネルギー価格の上昇に対する抵抗力はないのです。
一言で言えば現在の東京株式市場は「異常」の一言、一日中パソコンの前に
座っていられる投資家の方にはおおきなチャンスがある相場ではありますが
(ざら場の値動きが大きいので)「まともな投資家」には非常にきつい相場
かと思案します。出来高が少ないときには先物によって振られる幅もおおき
くなります。今日もそのような相場になることでしょう。
米国FRBは予想どおり、利上げはならず現状維持の2%で据え置かれまし
た。経済状態がよくなる上の利上げでないことがFRBの舵取りを困難にし
ています。世の経済学者がいうようにスタグフレーション(不況下のインフ
レ)にすでに突入しているようです。このような歴史上特異な情況において
は予期しない出来事が起きる可能性があります。異常な市場には異常な出来
事が勃発するものです。2010年にかけて世界は私たちの予想をはるかに
超えるところで動いてゆきます。今月末は一つのメルクマールになる可能性
があります。東京マーケットは、常識が通じるような状態ではありません、ロ
ングもショートも配分を吟味し、持ち高調整をしてどのようなことにも対処で
きるような体制をとることをお勧めします。もちろん米国株と日本株ではちが
ったスタンスが必要であることも論を待ちませんが。
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■発 行:東京フィナンシャルグループ
■編 集:高橋 誠(Makoto Takahashi)
E-mail: macotto@alma.co.jp
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