2008.07.01
未来の国の株式・政経情報
≪さて月末は過ぎましたが≫
ようやく日本もファンダメンタルズに素直に反応してきたようです。しかし
未だに日本株を買え買えと声高に叫んでいる輩がいます、外人だけでなく日
本人もです。曰く「日本はインフレに強い」とか「企業収益は好調」である
とか言っていますが何をいまさらの観です。日本だけが世界的株式下落から
自由でいられるわけないのですが。
米国もドル防衛で必死です、財務長官がECBの議長に急遽会いに行くよう
ですが、ECBが利上げしないように恫喝しにいくのでしょう。懇願するこ
とはないでしょうから、脅かす材料は何でしょうか。世界中でインフレはか
なりひどい情況になっているようです。インフレ退治は自己通貨切り上げ、
利上げと相場は決まっていますが、世界的に決して景気はよくなっているわ
けではなく、欧米を筆頭として新興国も同様です。それでもECBは利上げ
するしかないのですが(EUの物価上昇は4%に上っています)。利上げは
自国通貨上昇に寄与しますが、輸出主導国家では景気に悪影響を及ぼします。
ドルは全面安の情況になっています。1ドル108円を超えてきましたが一
時105円を切る水準にまで戻っています。対ユーロでも、最安値に近づい
ています。ドルは再び下値模索の様相です。
13年ほど前ですが「2010年に米国・中国は崩壊する」と書いた記憶が
あります。ロシア・東欧が崩壊して5年ほどたったときです。根拠は現在の
ようなアブプライム問題や住宅価格の下落ではなく、「多民族国家の理念が
崩壊する」でした。米国式民主主義が9・11以来、信頼に値するものでな
いことが明白になり、いまや米国の主要産業自動車産業さえ危機的な情況に
落ちいっています。一方中国も米国と非常に似通った国家です。多くの庶民
を含めて拝金主義そのもの、これは近いうちに破壊の要因となるものです。
ムーディーズが日本国債が格付けを上げましてやっと中国より一段階上とな
りました。今の段階でなぜと思いますが、円を持ち上げたいのでしょうか。
格上げの理由が「財政再建への努力」とか言ってますが言語明瞭意味不明で
す(懐かしい言葉でしょう)。巷では消費税上げについて様ざまな議論がお
きてはいますが、やるべきことはまずそれこそ「無駄の排除」です。10兆
円位の節約は出来ます。官僚の天下り先はほとんどいらない組織です。公務
員は定年後は自分の力で民間企業に就職すればいいのです。後期高齢者医療
制度など即廃止、たかだか2兆円の原資の捻出など簡単でしょう。道路もも
ういらないでしょう。いつも言っているように「日本国家の未来」をどうデ
ッサンするかです。自分の定年後のデッサンしかしない官僚に何が出来ると
いうのでしょうか。日本はこのままでは、衰退してゆくしかありません。2
008年の危機は経済的な問題だけではありません、日本社会の危機なので
す。
米国株価の底値は見えず、欧米の対立状態は日に日に増しているようですし、
世界は金融戦争に突入しています。つまり現在は従来の常識が通用しない戦
時経済体制といってよいかも知れません。対立は国家間であると同時に国内
諸勢力がしのぎを削っています。日本株もいずれ海外勢力が自身の要因で売
ってくるでしょう。世界同時株式に日本も巻き込まれます。しかし真の危機
は原油など商品バブルが終了するときです。その時世界はスタグフレーショ
ンからデフレーションに変容する可能性があります。
================================
■発 行:東京フィナンシャルグループ
■編 集:高橋 誠(Makoto Takahashi)
E-mail: macotto@alma.co.jp
『未来の国の株式・政経情報』に掲載された内容を元にして発生した損
害やトラブルに対しては発行人はその責を一切負いません。
================================
■メルマガの読者登録及び解除は次のページより行ってください。
http://www.kaijo.com/
検索文字を「未来の国の株式情報」で「メルマガ検索」を
クリックしてください。
■ご意見・ご感想は下記のアドレスにお願いします。
macotto@alma.co.jp
----------------------------------------------------------------
Powered by まぐまぐ http://www.mag2.com/
----------------------------------------------------------------
シ友達にメールで教える
ニュース・情報源ランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ