2008.05.24
パリ、恋人たちの2日間 こんな映画は見ちゃいけない!
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☆ こんな映画は見ちゃいけない! 2008/5/24号 Vol.851 ☆
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こんにちは、発行人のオテロです。
本日、俎上にのせる作品は
「パリ、恋人たちの2日間」です。
真剣に話し合うことが理解を深めるための最大の近道とばかり、どん
な他愛のない話題でも自分の意見を堂々と主張する。しかし、米仏と
生まれ育った環境が違うふたりの間ではその論点が少しずつずれてい
て、論理的に筋道を通して白黒つけようとする米国人に対し、巧みに
ユーモアと皮肉でくるむフランス人。欧州に脈々と伝えられてきた修
辞学の伝統を受け継ぐパリ市民の、米国人への経済的な劣等感と文化
面での優越感という微妙で複雑な気質がエスプリたっぷりに描かれる。
米仏の国際カップル・ジャックとマリオンは、ベネチア旅行の帰りに
パリにあるマリオンの両親を訪れる。マリオンの家族・友人を紹介さ
れるうちに、ジャックはマリオンのことを何も知らなかったと気づく。
父親がフランスの豊かな食文化を紹介しようとしても、結局ハンバー
ガーをほおばるジャックは、フランス人から見れば野蛮人以外の何者
でもない。また、分かれた恋人同士が友人でいるという習慣にもなじ
めず、ジャックは昔の恋人と親しげに話をするマリオンに嫉妬する。
そのあたりにも恋愛観における米仏の成熟度の違いが如実に現れる。
身の回りのあらゆる物事が議論の対象になり、まるでそれが最大の娯
楽のごとく言葉のやり取りを楽しむフランス市民文化の奥行きにジャ
ックは驚くばかり。長距離列車からふたりがダンスを舞うラストまで、
すべてのシーンがチャーミングで、会話の隅々までウイットが行き届
いている演出と脚本は洗練の極みだ。
お勧め度=★★★★* (★★★★★が最高)
「パリ、恋人たちの2日間」
についての詳細は、
http://www.otello.com.ua/
を参考にしてください。解除もこちらからできます。
本日はもう一本
「幻影師 アイゼンハイム」です。
人生は幻影にすぎず、信じられるのは愛だけ。現実の中に巧みにトリ
ックを交え、目で見たものを虚構に変えていく。稀代の奇術師が巨大
な権力に仕掛けるマジックは、時間や空間だけでなく次元の壁まで飛
び越えて、無から有を生み出し、生と死の境を取り除く。もはや奇跡
とも言える所業、その陰に一途に思い続けた女への気持がこの映画に
参加する者の予想の裏を行く。
奇術好きの少年・エドゥアルドは公爵令嬢・ソフィと駆け落ちするが
失敗、ふたりは引き離される。十数年後、彼は奇術師アイゼンハイム
としてウィーンに現れ、舞台の上でソフィと再会する。
アイゼンハイムは19世紀末のウィーンの退廃が産んだ鬼っ子、少年時
代の身分違いの恋が支配者階級に対する憎しみを産み、その頂点たる
王権を継ぐべき皇太子に矛先は向かう。アイゼンハイムのタネを見破
ろうとした皇太子にエクスカリバーの伝説を引き合いにして恥をかか
せて怒りを買うなど大人気ないところもあるが、逆に皇太子の地位の
不安定さでもある。斜陽の帝国の実像がよく反映されている。
引き裂かれた愛は再び強く求め合い、禁じられた関係だからこそ燃え
上がる。アイゼンハイムとの密会を皇太子に知られ、婚約を破棄した
ソフィは何者かに殺されるのだが、アイゼンハイムの降霊術で犯人を
仄めかす。皇太子の腹心の警部を狂言回しにしたミステリー仕立ての
展開は小気味よく、最後までスクリーンから目が離せなかった。
お勧め度=★★★★ (★★★★★が最高)
「幻影師 アイゼンハイム」
についての詳細は、
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を参考にしてください。解除もこちらからできます。
余|談|
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電車・バスのIC乗車券を買おうと思って申込書を取り寄せたのですが、
PASMOもSuicaも書いてあるよく分りません。
ただ、今持っているICカードにオートチャージ機能をつけたいだけな
のに、余りにも種類が多い上、それぞれ微妙に機能が違っています。
WEBサイトを参照にしてもPASMOはさらに分りにくく、Suicaのほうは比
較できるので何とか理解できます。
結局、ビックカメラSuicaカードというのにしたのですが、いまだにこ
の選択がベストだったのか疑問です。。。
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