2008.05.31
ラスベガスをぶっつぶせ こんな映画は見ちゃいけない!
出┃光┃カ┃ー┃ド┃ま┃い┃ど┃プ┃ラ┃ス┃
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☆ こんな映画は見ちゃいけない! 2008/5/31号 Vol.854 ☆
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こんにちは、発行人のオテロです。
本日、俎上にのせる作品は
「ラスベガスをぶっつぶせ」です。
ツキに頼るのではなく、記憶力と確率論でブラックジャックに挑む。
駆け引きの入り込む余地はなく、頭の中で冷静に計算し判断できるも
のだけが勝つことができるのだ。映画は数学センスを持つ大学生を中
心としたチームがラスベガスに乗り込んで、自分たちの理論を実践し
つつ大金を稼ごうとする過程を通じて、ギャンブルを知的ゲームとし
て解析した上で人間的な要素を持ち込むことにも成功している。
MITの学生・ベンはミッキーという教授が主催する秘密の集会に誘われ
る。そこはカードカウンティングというブラックジャック必勝法を研
究するクラブで、学生が役割分担しながらカジノ荒らしをしていた。
優秀な成績にも関わらず、学費の高さから医学部進学をあきらめざる
を得ない日常。一方でラスベガスでの優雅なホテル滞在。それはもち
ろんミッキーの指導通りに動いたチームの成果だ。最初は学費分を稼
ぐだけといっていたベンも徐々にカネの魅力に取り付かれ、ボストン
での友人たちとの間に溝ができていく。このあたりベンの弱さと苦悩
がリアルで、ゴージャスなラスベガスでの非日常と見事な対比をなす。
やがて傲慢になったベンはスタンドプレーに走り、ミッキーから破門
にされる。地道な生き方を選ぶのかと思いきや、もうひと勝負挑もう
とする。クライマックスはカードゲームと見事なトリックの融合で心
地よく騙してくれる。ただ、「濡れ手に粟」的なカネを手にしたベン
にこの結末は少し甘い気がするが。。。
お勧め度=★★★* (★★★★★が最高)
「ラスベガスをぶっつぶせ」
についての詳細は、
http://www.otello.com.ua/
を参考にしてください。解除もこちらからできます。
本日はもう一本
「Mr.ブルックス」です。
勤勉な実業家で理想的な父親という表の顔と、殺人依存症の冷酷なシ
リアルキラーという裏の顔。本能を抑えて生きるのか、欲望を実現さ
せなくてよいのか、そんな誘惑にいつしか屈してしまう主人公。しか
し、彼を殺人に導く別人格を具現化させ幻覚に実体を与える手法は陳
腐な上、物語も目撃者や女刑事、脱獄囚や一人娘などが絡み、盛りだ
くさんにしすぎて整理がつかなくなっている。
ビジネスマンとして成功したアールは2年ぶりに殺しを復活させるが、
犯行現場をスミスと名乗る男に撮影され、脅迫される。その内容は次
回の殺人の現場に立ち合わせろというものだった。
殺人鬼の一面を持つことに対してはまったく罪悪感を感じていないの
に、一人娘が自分の血を引いた人殺しであると知ったときのアールの
狼狽振り。自分より、娘と娘のおなかにいる赤ちゃんの将来を心配す
る。愛する娘が殺人鬼になったことを恐れている父親の姿がリアルだ。
そのあたりの感情が、娘に殺される夢に象徴される。アールは、殺人
者とビジネスマンの人格にほとんど差がないのが不気味だ。
映画は、アールを追うトレイシーという女刑事の離婚訴訟なども絡め
ているが、結局アールとトレイシーは最後に携帯で短い会話を交わす
だけ。一見無関係な要素が伏線になるのがこういったミステリー仕立
ての作品には不可欠なのに、この作品にはそういった工夫がなく、行
き当たりばったりにエピソードをつなぎ合わせた感じが否めなかった。
お勧め度=★★ (★★★★★が最高)
「Mr.ブルックス」
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余|談|
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遅ればせながら赤坂サカスに行ってきました。といっても今回はショ
ッピングゾーンではなくBizタワーのほうです。
そこにテナントとして入居している某広告代理店にお邪魔したのです
が、訪問者はいちいち受付番号を交付してもらった後に入館証を発行
してもらうという、非常に厳しいセキュリティ。
社員食堂は高級料亭が入っていて、ライトアップされた国会議事堂を
見ながらの食事はなかなかいい気分でした。
ただ、ワイングラスはなく、なぜかプラスティックカップ。内装やソ
ファの高級感とは対照的な安っぽさはなんだったのだろうか。。。
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