2008.05.04
◎日蓮大聖人の御書を拝して◎ 報恩抄 その156
日蓮大聖人の御書を拝して 第1128号 平成20年5月4日発行
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【 今日の御聖訓 】 報恩抄 その156
建治二年(1276年)七月二十一日 聖寿五十五歳御著作
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故道善房はいたう弟子なれば、日蓮をばにくしとはをぼせざりけるらめども、きわ
めて臆病なりし上、清澄をはなれじと執せし人なり。
地頭景信がをそろしといゐ、提婆・瞿伽利にことならぬ円智・実城が上と下とに居
てをどせしをあながちにをそれて、いとをしとをもうとしごろの弟子等をだにもすて
られし人なれば、後生はいかんがと疑う。
(新編御書1030ページ、御書全集323ページ)
◇◆◇◆◇◆
■現代語訳
故道善房は、大切な弟子のことですから、「日蓮が憎い。」とは思わなかったので
しょう。
けれども、極めて臆病である上に、「清澄寺を離れたくない。」と、執着した人(道
善房)であります。
「地頭の東条景信が恐ろしい。」と、道善房は云っていました。
また、提婆達多と瞿伽利(注、提婆達多を師匠として、舎利弗や目連を誹謗したた
め、地獄に堕ちた釈迦族の者)との関係のような、円智と実成(注、二人とも、日蓮
大聖人に敵対した清澄寺の住僧と思われる。)が清澄寺の上と下に居て、道善房は脅
されていました。
それらのことを必要以上に恐れて、愛おしいと思う年頃の弟子等さえも捨ててしま
った人(道善房)ですから、「後生は、如何なるものになるのか。」と、疑っていま
す。
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