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日蓮大聖人の御書を拝して


2008.05.09

◎日蓮大聖人の御書を拝して◎ 報恩抄 その161


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   日蓮大聖人の御書を拝して 第1133号 平成20年5月9日発行


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    【 今日の御聖訓 】 報恩抄 その161
       建治二年(1276年)七月二十一日 聖寿五十五歳御著作

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 大は大につけ、小は小につけて、題目をもて肝心とす。大日経・金剛頂経・蘇悉地
経等、亦復かくのごとし。 
 仏も又かくのごとし。大日如来・日月燈明仏・燃燈仏・大通仏・雲雷音王仏、是等
も又名の内に其の仏の種々の徳をそなへたり。
 今の法華経も亦もってかくのごとし。如是我聞の上の妙法蓮華経の五字は、即一部
八巻の肝心、亦復一切経の肝心、一切の諸仏・菩薩・二乗・天人・修羅・竜神等の頂
上の正法なり。 

 (新編御書1031ページ、御書全集324ページ)
      
                       ◇◆◇◆◇◆
                                                 
■現代語訳
      
 大乗経は大乗経なりに、小乗経は小乗経なりに、それぞれの経典の題目を以て、肝
心としています。
 大日経・金剛頂経・蘇悉地経等においても、また、同様であります。 

 仏も、また、同様のことが云えます。
 大日如来・日月燈明仏・燃燈仏・大通仏・雲雷音王仏等々、これらの仏も、また、
その御名前の内に、種々の徳を備えられていらっしゃいます。

 今、この法華経においても、また、同様であります。
 法華経序品第一の冒頭の『如是我聞』の上にお記しになられた、『妙法蓮華経』の
五字は、即ち、法華経一部・八巻の肝心であり、また、一切経の肝心であり、そして、
一切の諸仏・菩薩・二乗(声聞・縁覚)・天・人・修羅・竜神等の頂上の正法であり
ます。 
      
                       ◇◆◇◆◇◆
                                                 
■参考文献
      
 『報恩抄文段(日寛上人)』
   
 当に知るべし、此等の法門は当流の深義なり。
 若し本迹一致は但権実相対、名通の一辺を知って、尚義別の辺を知らず、況んや功
帰の辺を知らんや。
 若し諸の勝劣の流は但義別及び本果肝心を知って、未だ本因肝心の義を知らず。
 謂く、彼は但本迹相対を知って未だ種脱相対を知らざる故なり。
 但当流のみ能く文底の深義を知り、本因所証の妙法を了するなり。
 当に知るべし、玄文の意は「如是我聞の上の妙法蓮華経の五字」は、即ち、戒壇の
本尊の南無妙法蓮華経なりと云云。能く能く思うべし。




 
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