2008.07.02
◎日蓮大聖人の御書を拝して◎ 報恩抄 その166
日蓮大聖人の御書を拝して 第1138号 平成20年7月2日発行
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【 今日の御聖訓 】 報恩抄 その166
建治二年(1276年)七月二十一日 聖寿五十五歳御著作
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問うて云はく、汝が心如何。
答ふ、南無妙法蓮華経肝心なり。
其の証如何。
答へて云はく、阿難・文殊等、如是我聞等云云。
問うて曰く、心如何。
答へて云はく、阿難と文殊とは八年が間、此の法華経の無量の義を一句一偈一字も
残さず聴聞してありしが、仏の滅後に結集の時、九百九十九人の阿羅漢が筆を染めて
ありしに、妙法蓮華経とかかせて如是我聞と唱へさせ給ひしは、妙法蓮華経の五字は
一部八巻二十八品の肝心にあらずや。
(新編御書1032ページ、御書全集325ページ)
◇◆◇◆◇◆
■現代語訳
質問致します。
あなたのお考えは、如何でしょうか。
お答えします。
「南無妙法蓮華経が肝心となる。」ということです。
その証拠は、如何なるものでしょうか。
お答えします。
阿難尊者と文殊師利菩薩等は、『如是我聞』(注、是くの如く、我は聞いた。)等
と、云われています。それが、証拠となります。
質問致します。
その真意は、如何なるものでしょうか。
お答えします。
法華経が御説法されていた八年の間、阿難尊者と文殊師利菩薩は、この法華経の無
量の義を、一句・一偈・一字も残すことなく、御聴聞されています。
そして、阿難尊者と文殊師利菩薩は、仏(釈尊)の御入滅後、仏典結集をなされて
います。
九百九十九人の阿羅漢が筆に墨をつけていた際に、阿難尊者と文殊師利菩薩は、『妙
法蓮華経』と(阿羅漢に)書かせてから、『如是我聞』と(阿難尊者と文殊師利菩薩
が)お唱えになりました。
この仏典結集の所行こそ、「『妙法蓮華経』の五字は、法華経一部・八巻・二十八
品の肝心となる。」ということへの証拠であります。
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