2008.01.01
ニャンでもわかる結婚・離婚・家庭の掟
■■ 質問 ■■
離婚件数は、ここ数年は増加していないとのことですが、どうしてでしょ
うか。
■■ 回答 ■■
厚生労働省の人口動態調査によりますと、 日本における離婚件数は昭和
39年以降、昭和58年から平成2年の間の減少はありましたが、概して年々
増加して、平成14年に過去最高の28万9836件に達しました。
しかし、その後平成15年からは減少に転じました。
平成16年270,804件、平成17年261,917件、平成18年257,475件と少しづつ
ですが年々減っています。
H19年9月時点での1年間(H18年10月〜H19年9月までの1年間)では
258, 286件で、 H18年9月時点での1年間(H17年10月〜H18年9月までの
1年間)と比べて△ 4,951件減少しています。
離婚が増えたり減ったりする理由は明らかではありませんが、いろいろ
と推定されています。
増える理由としては、個人の権利の意識が浸透し、離婚を後ろ向きにと
らえるのではなくより良い人生を送るための選択肢として考え、子供の
ために離婚を我慢するとか、世間体が悪いとかいう感情が薄くなった、
女性の経済的な地位が高くなったからとかいわれています。
一方、離婚が減る理由としては、平成19年4月に施行された離婚時の厚生
年金分割制度の開始を待ってから離婚したいという人が離婚を先延ばし
にしたとい解釈が生まれましたが、実際に 離婚時の年金分割が始まって
も離婚は増えず減少傾向は続いています。
同居していた期間別に比較してみると、5年未満のカップルの離婚の比率
が一番高くなっていますが、年金分割が若いカップルの離婚にとっては
期待したほどのものでないせいもあるでしょう。
不況だと離婚が減るという見方と増えるという見方と両方あり断定が難し
いところです。
失業率が高まると、少し期間がずれて離婚率も高まるし、失業率が低下す
ると離婚率も低下するとの分析もあります。
今後の離婚件数の推移に注目したいと思いますが、離婚件数は地域、年齢、
景気、社会制度、人生観、夫婦関係のあり方等々に関係がありそうです。
いずれにしても離婚が減ることは社会的には望ましいことです。
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