【営業マン★レスキュー講座】プロが教える営業のコツ |
2008.05.15
08.05.15 【営業マン★レスキュー講座】 売れないモノとは?
◆── 吉見です (^_-)-☆ ──────── ☆.:*:・:’
◇────────────────── ☆ .:*:・:’
── どんな先生なの?
という私の質問に……。
コンサルタントは、クライアントの事業を成功させようとし
てはいけません。
って、教えている先生です。
── ふうーん、そうなの……。
ん!
な、なんだと?!
クライアントを成功させるなだって!!
「吉見さん、とにかくこれを読んで!」
と、この先生の著書を提供してくれた営業コンサルタントの
表情は真剣でした。
それだけではありません。
最近、私と出会っているコンサルタントは全員、この先生の
名前を口にします。
しかも……。
順調に実績を伸ばしているコンサルタントばかり……。
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◆─ Mail Magazine 2008.05.15 ───── ☆ .:*:・:’
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【営業マン★レスキュー講座】 プロが教える営業のコツ
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あのぉ〜。
もしかして、あなたも……。
売れないモノを売ろうとしていませんか?
そんなアホな質問をするな!
と、怒られそうですが……。
先日、相談されたのが、まさにコレ。
「売れそうもないモノを売る方法」です。
売れそうもないモノを前にして……。
── どうやって売ったらいいでしょうか?
って、聞かれても、ねぇ。
そんなもん相談されたってムリだよね。
だって売れそうもないんだもの……。
でもね。
当人は絶対に売れると思ってる。
── ちゃんと説明するとわかってもらえます。
── それにニーズがあることだって見えています。
そう主張するんです。
でも、売れない!
どんな売り方をしてきたのか。
その辺を聞いてみると、なんとなく見えてきます。
売れない理由を当人はよくわかっているんですね。
・伝え方がわからない。(だから売れない)
・上手く表現できない。(だから売れない)
この商品をどう説明すればいいのか、よくわからない。
要は、商品のよさがパッと伝えられないことが最大の悩み。
── この商品の必要性が伝われば、絶対に売れるはずだ。
そう信じています。
でも……。
このままでは売れません!
どうする?
◆── Today's Subject ──────── ☆ .:*:・:’
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売れないモノとは?
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■ 顧客の欲しいモノが売れる!
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── こんなもん作って、これが売れるのか?
社長が手にしているのは試作品の延長コードです。
試作品といっても私が間に合わせに作ったもの。
なので、あまり美しい仕上がりとは言えません。
それでもどんなものかを説明するには十分です。
完成品がイメージできればOK!
コンセントに差し込むキャップは稼働式。
壁のコンセントに挿してから、邪魔にならないようにクリッ
て折り曲げてフラットにできるタイプです。
特別な構造ではありません。
コードの先端分部のテーブルタップの差込口は三つ。
これも一般的な、ごく普通のタイプです。
普通でないのは、ただ一点。
電源コードの長さ。
これは普通ではない。
というか、かなり異常。
延長コードのくせに、延長することを考えていないだろ!
と、ツッコミを入れたくなるほど短い!
なんたって、たった50センチしかありません。
これでは延長する意味がない。
なぜ、こんな延長コードを作る必要があるんだ?
実はこれ、延長コードのようで延長コードではない。
そもそも延長することを全く考えていない延長コードです。
全長50センチの延長コード?
なんじゃこりゃ?
── こんなもん、誰が使うんだ?
社長は私の鼻先に、この試作品を突きつけた。
でも、私はこれを売りたかった!
☆ .:*:・:’
ここで営業マンの仕事を覗いてみます。
営業マンは商品を売りに行く。
それが仕事です。
営業の現場では、毎日、同じ説明を繰り返しています。
飽きてくるんですね。
毎日、毎日、同じことばかり言い続けるのって。
引き合いに出されるライバル企業の製品は、どこに行っても
同じです。
A社は安い。
B社はもっと安い。
君のところはどうなんだ?
一ケ月もしないうちに、どんな反論がくるかも見えてきます。
── ああ、またこのメーカーの商品と競争するのか。
機能に大きな違いがあるわけではありません。
性能だって圧倒的な差があるわけでもありません。
どこの企業でも最先端の加工技術を使っています。
最新技術を使わない製品なんてイマドキ通用しませんから。
最先端に近づけば近づくほど、製品の精度は上がります。
改良の余地がないほど、いい商品になっていきます。
それはそのまま、他社との違いがなくなってくることを意味
します。
すると、どうしても他社製品と酷似してくる。
で、どうなるかというと……。
価格を下げろ!
になりやすい。
だって、性能に違いがないんだもの。
いい商品ほど、どこから買っても変わらない。
同じ性能の商品を購入するなら、少しでも安く仕入れたい。
お客様の気持ちも、わからないこともない。
A社は、さらに5%の値引きに応じてくれたよ。
せめて同じ価格になりませんかね。
もし値下げができないとなると……。
検討する余地はありません。
ライバル企業にごっそり持っていかれる。
なんてことの繰り返しです。
うんざりです。
☆ .:*:・:’
業界に関係なく、私にセミナーに参加されている営業マンの
多くは、こうした傾向がみられます。
みなさん、苦しんでいます。
どこへ行っても訪問先でライバル企業とぶつかる。
そして価格競争に巻き込まれる。
営業トークというよりも、ひたすら値引き交渉だけ。
いつもギリギリまで価格を下げて、やっとの思いで受注する
ことが多くて、忙しいだけでちっとも儲からない。
この状態になると、営業マンに「ある変化」が訪れます。
それは市場に出回っている商品に対する「感度」です。
アンテナの「感度」が上がってきます。
それも、変わったものに過敏に反応するようになります。
多少の違いが妙に気になるようになってきます。
面白いものをキャッチしようとする気持ちが強くなる。
感性が研ぎ澄まされてくる。
☆ .:*:・:’
見慣れないものが目に飛び込むと、すぐに反応します。
その瞬間「これなら売れるかも!」と思うようになる。
そして営業トークが頭の中に浮かんできます。
架空のトークです。
そのトークを使っている場面が、頭の中でリアルに浮かんで
くる。
一度でもいい。
お客様を前にして、キッパリと断言してみたい!
そんな夢のようなトークです。
面白い商品を手に取りながら突入する空想の世界。
ここに突入すると、中々戻ってこれません。
快感なんです。
これなら売れそうだ。
これなら言える。
お客様にキッパリと断言できる!
「これは他社では扱っていません!」
それは何物にも変えがたい魅力的な響きを持っています。
まさに差別化された商品だけが持つパワーです。
☆ .:*:・:’
ああ、こんな面白い商品を扱えたら……。
でも、すぐに現実に引き戻されます。
そして出るのはタメイキばかり。
これ、ウチでも出来ないかなぁ〜。
目の前の変わった商品を手にとってみる。
これくらいなら、ウチでも作れるだろ!
そうだ、あきらめる必要はないぞ!
こうすれば作れそうだ!
そして、再び空想の世界に突入!
「これは他社では扱っていません!」
そう断言している姿が目に浮かぶ。
そうだ! これなら売れるぞ!
☆ .:*:・:’
営業マンは差別化が欲しい!
ノドから手が出るほど差別化された商品が欲しい!
そうすれば値引き合戦から脱出できる。
そう思っています。
ところが……。
現実はまるで違う。
従来の商品は他社との類似点が多すぎます。
営業するにはあまりにも不向きです。
困ったことに、お客様は既に類似品を持っています。
なのに売りたい商品には目新しさがありません。
一部改良しただけで新製品だと言っているにすぎません。
際立った特徴もない。
買い換えるほどの魅力もない。
頑張って営業したくても、期待通りには売れません。
たとえ反応があったとしても、最終的に値引き競争に巻き込
まれてしまのがオチ。
競合するライバル商品が多すぎる!
でも……。
これは違う!
これは他社では扱っていない!
やっと見つけたぞ!
スキマ商品だ!
ニッチを狙えるぞ!
これなら売れる!
ねっ!
こうなる気持ちって……。
なんとなくわかるような気がしませんか?
☆ .:*:・:’
でも、ちょっと待って!
ホントに売れるの?
他社がやっていない商品なら……。
それだけでホントに売れるの?
営業マンがはまりやすい思考回路がもうひとつあります。
それが「改良」です。
ここがよくないから売れない!
ここを改良すれば売れる!
これ、ホントでしょうか?
ホントに、そこを改良すれば売れるのでしょうか?
もちろん、改良は必要だと思っています。
改良する必要はない。
なんて言うつもりはありません。
でも、ホントに売れるの?
他社で扱っていなければ……。
改良されていれば……。
☆ .:*:・:’
話を戻します。
全長50センチの延長しない延長コード。
私は大量に発注しました。
倉庫にドンドン入荷してきます。
で、結果はどうだったのか?
売れました!
販売予定本数の何倍も売っています。
なぜ、売れたのか?
他社が作っていない商品だから。
従来の商品を改良したから。
これが売れた理由だと思い込みやすい!
ニッチな商品。
珍しい商品。
だから売れたと……。
☆ .:*:・:’
長年販売していれば、当然、業界に詳しくなります。
どんな商品が売れて、どんな商品が出回っているか。
他の業界の人間よりも、かなり詳しく知っています。
我々はシロウトではない!
業界に詳しい。
そうした思い込みが強くなります。
特に長年販売している営業マンには実績があります。
新製品が飛ぶように売れた時代を体験しています。
新製品は売りやすい!
と、インプットされていることが多いのも事実です。
従来型の商品よりも新製品の方が売りやすい。
漠然と、そう思っていることが多いのです。
☆ .:*:・:’
どうだ、この商品は売れるぞ!
この問題点が改良されている。
性能だって何倍も上がっている。
さらに価格も下げた!
これなら売れるだろ!
ヒットする可能性が高いぞ!
これで売れないのは営業マンの説明がヘタなんだ!
こうした気持ちがあると……。
他社が作っていない商品は売りやすい。
従来の商品を改良した商品は売りやすい。
ニッチな商品は売りやすい。
珍しい商品は売りやすい。
新製品は売りやすい。
これが売れる理由なんだと思い込みやすい!
新製品だ。
だから売れる…… と。
☆ .:*:・:’
全長50センチの延長しない延長コード。
これは他社が売っていない商品です。
長さが極端に短い。
新製品です。
だから売れたのか?
実は、これが売れた理由は全く別のところにあります。
珍しいモノを作ったから売れたわけではありません。
従来品を見て改良したから売れたわけでもありません。
今までにないモノだから売れたわけではありません。
どうして、こんなコードを作ろうと思ったのか?
延長しない延長コードなんて、なぜ作る必要があるんだ?
ポイントはここです。
会社の都合でもない。
営業マンの都合でもない。
販売店の都合でもない。
直接、お客様に聞いた。
そして作った!
これが売れた理由です。
☆ .:*:・:’
私が毎日、販売店の売り場に立って、電源コードを買い求め
にくるお客様に直接聞いていたからです。
質問はとてもシンプルです。
「このコードを何にお使いになるのですか?」
たったこれだけ。
── 部屋の模様替えをしたのよ。
── そうしたら、どうしても壁のコンセントがタンスの裏
に隠れてしまうの……。
── もっと短いのないかしら?
これが「延長しない延長コード」を作った理由です。
商品名は「タンスの裏からひっぱりダコたっぷ」です。
店内POPはタンスの裏からひっぱり出してきた延長コード
のイラストを使っています。
お客様から直接聞いた。
サンプルを作った。
そしてその後も、お客様に売り場で何度もインタービューし
ています。
何センチあればいいのだろう?
何人ものお客様からアドバイスをいただいます。
それから製品化しています。
変わったモノを作ろうとしたわけではありません。
新製品を出すために、作り出したわけではありません。
私が見ていたのはお客様です。
「タンスの裏からひっぱりダコたっぷ」は、売り場に並べた
だけで売れました。
☆ .:*:・:’
自社製品ばかり見つめて問題点を探し出し、改良した商品は
売りにくい。
このサイズならロスがない、という視点で商品化した商品は
売りにくい。
きっとこれなら喜んでもらえるだろうという思いつきだけで
製品化した商品は売りにくい。
自社のスキマを埋めるニッチな商品が欲しいからと開発され
た商品は売りにくい。
選択肢は多い方が市場シェアが取れるだろうとアイテム数を
増やしただけの商品は売りにくい。
ライバルに対抗するために開発された商品は売りにくい。
お客様が「こんなのが欲しい」と言ったのか?
その声を自分の耳で聞いたのか?
これが大切なポイントになります。
売れた理由は「誰がその改良を望んでいるのか」にある!
☆ .:*:・:’
きっと困っている人がいるはずだと、あなたが勝手に想像し
ただけで作った商品は売りにくい!
そんな切り口で開発された商品は売りにくい!
お客様に直接会って、一度も意見を聞かずに、いきなり売ろ
うとしていませんか?
想像だけのトークは誰も聞いてくれません。
アンケートでは確認することができない「お客様の生の声」
を直接聞いていますか?
商品だけを見つめて開発していませんよね?
お客様の問題点を、ちゃんと確認していますか?
お客様は「その問題点を解決したい」と思っていますか?
私が売れたのは「営業トーク」がうまいからではありません。
「モノ」ではなく「ヒト」に焦点を合わせた。
だから売れたと思っています。
あなたの営業のヒントになりますか?
◆── Tips for Business ────────☆ .:*:・:’
◇───────────────── ☆ .:*:・:’
売れない商品とは?
顧客不在で生まれた商品です。
売れる商品とは?
「モノ」ではなく「ヒト」を見て製品化した商品です。
あなたが最初に研究するのは商品ではありません!
お客様です。
お客様が求めているのは「モノ」ではありません!
問題が解決した後の、新しい生活です。
┏┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣◆┫ 編集後記
┗┻┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
週に一度だけ、ビジネススクールで講師をやっています。
若い人たちと一緒になって、具体的な事例を取り上げながら
マーケティングの授業をしています。
教えているというよりも一緒になって研究しています。
それがまた楽しい! (^^♪
☆ .:*:・:’
先週は、私の自宅に配達された新聞の折込広告の中から、光
ファイバーの折込チラシを教材に使っています。
通信系の大企業は、マーケティング理論をどのように応用し
ているのか?
たった一枚のチラシですが、学ぶことがたくさんあります。
90分の授業をフルに使って読み取っていきます。
見開き広告の中に巧みに織り込まれた顧客心理のハードルを
解除させようとするパーツを解読していく作業は、ホントに
楽しいですネ。
☆ .:*:・:’
今回は、ナイキとアシックスの販売戦略の違いが、同年代の
若い人たちにどのように反映されているのか?
なんて、ことを調査してもらいました。
理論的な分析結果や、本を研究して得られる調査報告よりも
もっとリアルで、もっと面白い結果を得ることができて、受
講生よりも、講師の私の方が興奮していたかも (^_^;
販売戦略の違いによる影響力の差を肌感覚で実感できます。
やはり、リアルな調査って、机上の研究よりも何倍も面白い
ですネ!
来週の授業は、架空の顧客モデルに関する研究です。
これもリアルな調査があるので、とても楽しみです (^^♪
◆── セミナーのお知らせ ───────☆ .:*:・:’
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前回のセミナーでは、満席の会場から一斉に拍手が……。
そして、怒られた!
二時間じゃ短い!!
もっとタップリ聴かせろ! って (^_^;
その時の参加者の声はこちら
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【営業マン★レスキュー講座】プロが教える営業のコツ
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営業ツール専門のコンサルタント 吉見 範一
Address: 〒232-0006
神奈川県横浜市南区南太田4-11-9
Mail: n-yoshimi@deluxe.ocn.ne.jp
HP: http://www.yoshiminorikazu.com/
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