まぐまぐメルマガアーカイブ

Let's Enjoy Music! おもしろ音楽院


2008.02.07

Let's Enjoy Music! おもしろ音楽院 【 08/02 第54号 】


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

◇--------------------------------------------------------◆
  ┃       ┏━━     ┏┓┏┓        
  ┃       ┣━━     ┃┃┃┃        
  ┗━━et’s ┗━━njoy ┃┗┛┃usic!   
                              
                 ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐  
     お  も  し  ろ  │音│━│楽│━│院│  
                 └─┘ └─┘ └─┘  
             2008年2月号   vol.54
◆--------------------------------------------------------◇


  ※1.このメルマガは等幅フォントに最適化されています。
  ※2.ここの記事を無断転載しないでください。


■□■ 冬らしい冬だけど ■□■

 ここ数年、暖冬だと言われてきました。地球も温暖化でだんだん気温
が上がっているとも言われています。しかし、富良野の冬は例年にも増
して冷え込みが厳しい上に、雪もよく降ります。久しぶりに冬らしい冬
を迎えているように思います。ただ、いつもなら今頃はインフルエンザ
ですごいことになっているのに、現在は全くインフルエンザの話を聞き
ません。冬休み前に流行りかけていたので、学校が始まったらどうなる
ことかと思っていましたが、子供達に聞いてもインフルエンザどころ
か、意外と風邪を引いている人も少ないようです。寒さが続くと、か
えって体が覚悟を決めて強くなるのでしょうか。私も正月こそ辛い思い
をしましたが、今は元気です。このまま春を迎えたいものです。みなさ
んもご自愛ください。



♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭


★☆INDEX☆★

1.「今月のKitene」
2.「強弱〜繊細かつ大胆に」
3.「楽譜を速く読むには」


===========================================================
 

---------------------------
 1.「今月のKitene」
---------------------------


 バーチャルコンサートホール「Kitene」では毎月演目を変え
てオンライン発表会を開いています。今月のプログラムは下記の
通りです。


《2月の催し》


◎ オンライン発表会

 1.泉のほとり:サーヤン(小3)

 2.SKIP:U-TA(小6)


◎ DELTA

 1.パッヘルベルのカノン

 2.ラ・セレナータ


◎「カラクリット・ゼン=マイスキー博士の大発明」
  〜'04ピアノ連弾コンサートより
  (ストリーミング動画)
  ※このプログラムを見るためには Quick Time が必要です。


●バーチャルコンサートホール「Kitene」

 http://homepage.mac.com/naoki_isoe/kitene/


===========================================================


-----------------------------
 2.「強弱〜繊細かつ大胆に」
-----------------------------


 人は泣いたり笑ったり怒ったりするときに、自然と声の大きさや話す
速さが変わります。また、興奮したときと落ち着いているとき、自信の
あるときと無いときでも、微妙に声の大きさや速さは変わります。つま
り、「速さ」と「強弱」は人の感情を表現するためのとても大切な要素
となるのです。前回はその「速さ」について述べましたが、今回は「強
弱」について述べたいと思います。

 楽譜には「f(フォルテ)」や「p(ピアノ)」と言った記号が書かれて
います。その他に「クレッシェンド」や「デクレッシェンド」、「アク
セント」のようにだんだん音の大きさを変化させたり、特定の音を強く
弾くように求める記号が書かれています。こうした強弱記号は作曲家が
自分のイメージを忠実に再現させるために記した記号です。ですから、
演奏する人はその記号に従って強弱をつけなければなりません。ただ、
どのぐらい強くするか(または弱くするか)は、演奏者が自分で決めな
ければなりません。そして、その強弱の度合いが演奏者の技術と音楽性
の問われる所なのです。


必要な技術を得る

 プロのピアニストは繊細な美しい音も出せれば、荒々しく迫力のある
音も出せます。そうした音を出せるようになるためにはまずは、イメー
ジを持つ事が大切です。つまり、「こういう音を出したい」と言う目標
を持つ事です。ただやみくもに弾いているだけでは色々な音を出せるよ
うにはなりません。プロの演奏を聴いたりCDを聴いたりして、自分がど
んな音を出してどんな演奏をしたいのか、具体的な目標を定めましょ
う。
 そして、強い音を出すときにも弱い音を出すときにも大切な事が一つ
あります。それは、「脱力」です。人間の筋肉は縮んだり緩んだりして
体の色々な部分を動かします。力を使う時に筋肉は縮みます。しかし、
ずっと力を使っていると筋肉は疲れてきます。あまりにも酷使しすぎる
と、筋肉痛になったり腱鞘炎(けんしょうえん)になったりしますし、無
理な力が加わると肉離れを起こす事もあります。そうならないために
は、常に力を使い続けるのではなく、必要な時にだけ力を使って、必要
の無い時には力を抜いて筋肉を緩める事が大切です。
 脱力を上手に行うためには、やはり日頃からそれを意識した練習をす
る必要があります。まず、指を高く上に上げる事をやめましょう。手の
構造上、筋肉は内側に多くついていて、外側にはあまりついていませ
ん。それなのに、指を高く上に上げてばかりいると、その少ない筋肉を
酷使する事になります。それに、指を上げる事は音に全く影響がありま
せん。そして、鍵盤は「叩く」のではなく「押す」のが基本です。ピア
ノの鍵盤は「てこの原理」で音が出ます。「てこ」は叩くものではな
く、押すものです。鍵盤の上に指を置いて体重をかければ、それで音が
出ます。筋肉を使わなくても、重さのかけ方次第で強い音も弱い音も出
せるのです。力を込めて強い音を出そうとせず、腕の重さや体重を指先
に伝えるようにして、一つ一つの音を出せるように意識しましょう。特
に音階練習をする時には、指の一本一本に均等に腕の重さがかかるよう
に、上からストンストンと落とすように弾く事を心がけましょう。そう
やって、なるべく筋力を使わずに効率よくしっかりした音を出す事を心
がけるのです。そうすれば、弱い音も強い音も思い通りにコントロール
できるようになって行くでしょう。


音楽性を身につける

 どのぐらい強く、あるいは弱く弾くべきか。この点も、やはりプロの
演奏を聴いて学ぶ必要があります。そして、強弱の付け方で自分がどん
な印象を受けたかを覚えておきましょう。
 自分は強弱をつけているつもりでも、自分が思っているほど演奏には
なかなか現れないものです。ですから、強弱は少々大げさにつけるつも
りで練習すべきです。大胆に強弱を表現する演奏は聴いていても退屈し
ないからです。
 ただ、曲によっては強さが細かく定められていたり、クレッシェンド
やデクレッションドを多用し、柔らかな演奏が求められる事もありま
す。そんな時に大切なのは、どの強さを基準にするかという事です。例
えば、普通に弾く強さがmf(メゾフォルテ)なのかmp(メゾピアノ)なのか
を自分で決めて,それを基準にして他の強さを定めるようにします。ま
た、クレッシェンドやデクレッシェンドを頻繁に使うときはストリング
スの演奏をイメージしましょう。そのためにはバイオリンやチェロなど
がどんな風に強弱をつけているかを、CDなどで聴いて学ぶ必要がありま
す。そうやって自分の中に演奏のイメージを作り、ピアノでストリング
スの演奏をするつもりで滑らかな強弱の変化を付けられるように練習し
ます。

 このような練習を続けて行けば、繊細かつ大胆な強弱をつけられるよ
うになり、生き生きとした演奏ができるようになる事でしょう。


===========================================================


---------------------------
 3.「楽譜を速く読むには」
---------------------------


 「楽譜を読むのが苦手なんですけど、どうしたら良いですか?」と言
う質問をしばしば受けることがあります。私の所にピアノを習いにくる
生徒の中にも、そうした目標を掲げている生徒がいます。楽譜を速く読
むためにできることは一つしかありません。それは「簡単な楽譜をたく
さん読む」ことです。
 楽譜を読むことは本を読むことに通じます。本をたくさん読んでいる
人は、あまり本を読まない人に比べるとかなり速く読むことができま
す。それはなぜでしょうか?
 音符カードで音符を読む練習をすることは、文字を読む練習に相当し
ます。一目で何の文字か、何の音かが分からないとなかなか楽譜や本を
読むことはできないでしょう。しかし、その練習はあくまでも個々の音
をや文字の読み方を学んでいるに過ぎません。楽譜や本を速く読むため
には、一つのフレーズをまとめて読めるようになる必要があります。
 例えば、本を読み慣れている人は一文字一文字を拾って読むのではな
く、単語や熟語、あるいは一つの短い節ごとに、ある程度の固まりを一
気に認識します。一つ一つ拾うよりも、がばっとわしづかみにする方が
速く片付くと言うのは当たり前ではないでしょうか。楽譜を速く読むた
めにもそう言う技術が必要です。
 モーツァルトのトルコ行進曲の楽譜を見て下さい。楽譜を読み慣れて
いない人は、右手の部分を「シ」、「ラ」,「ソ」,「ラ」,「ド」と
言うように一個一個の音を読むでしょう。しかし、楽譜を読み慣れてい
る人は「シラソラド」を一目で読みます。もっと慣れている人は次の
「レドシドミ」まで読めるでしょう。この違いはどこから来るのでしょ
うか。それは「基礎力」が身に付いているかどうかです。
 難しい曲は指の練習や表現の練習にはなります。しかし、楽譜を読む
基礎力を身につけるための練習にはなりません。楽譜を読む基礎力を鍛
えるためには、ごく簡単な楽譜をパッと見てすぐに弾く練習をする方が
良いでしょう。そして、2小節か4小節のフレーズ単位で読むことを心
がけると効果的です。そのような練習を続けているうちに、いつの間に
か基礎力は身に付いて行きます。要は「習うより慣れろ」です。
 本当に楽譜を速く読めるようになりたいなら、たとえ回り道をしてで
も、こう言った基礎練習を地道に積んで行くことです。


♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭♯♪♭


■□■ 編集後記 ■□■

 現在LEM音楽院では、音符の読み書きの速さを競う「音符の鉄人レー
ス」を行っています。今、トップを独走しているのは高校生でも中学生
でもなく、大方の予想に反し小学4年生です。果たしてこのまま逃げ切
ることはできるのか、それとも大逆転が起きるのか、全く目を離せませ
ん。


○このメールマガジンは「まぐまぐ」http://www.mag2.com/を利用し
 て配信しています。

○登録解除は下記からできます。

   http://www2.ocn.ne.jp/~lemonweb/merumaga/index.htm


◎ご意見、お問い合わせは下記からどうぞ

 http://www2.ocn.ne.jp/~lemonweb/merumaga/askme.htm

◇------------------------------------------◆

  発行者:LEM音楽院/磯江尚樹(isoe)  

   http://www2.ocn.ne.jp/~lemonweb/    

◆------------------------------------------◇


メルマガトップ(記事一覧)へ
| 最新号 |

このページのURL
友達にメールで教える
まぐまぐアーカイブ検索

Web Services by Yahoo! JAPAN

エンターテイメントランキングトップ
まぐまぐアーカイブトップ
sお問い合わせ
(C)まぐまぐ