2008.07.07
赤十字国際ニュース
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赤十字国際ニュース 41号(通巻699号)
□□■□□ +++ Together for humanity +++
□■■■□ 〜人間を救うのは、人間だ〜
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発行日:2008年7月7日
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フィリピン(速報4)台風6号「フンシェン」
〜洪水と泥の被害が残るアクラン州カリボ市での救援活動〜
■日本赤十字社の救援活動報告
現在フィリピン赤十字社とともに救援活動中の宮脇職員(日赤医療センター)、
糸数看護師(沖縄赤十字病院)は、最初に活動したイロイロ州からマニラへ
戻った後、7月3日にパナイ島のアクラン州カリボ市に入りました。
二人は3日から5日まで3日間にわたり、フィリピン赤十字社アクラン支部
(以下アクラン支部)の職員やボランティア、及び地域災害対応チーム
(RDRT: Regional Disaster Response Team)と一緒に、食糧配付、給水活動
の視察、保健・衛生分野の支援ニーズ調査などを行いました。
以下は、宮脇職員からの報告です。
カリボ市では人口69,700人のうち47,784人が被災しました。ようやく水道が
使えるようになり、人々は家や商店の中、道路を掃除できるようになりました。
しかし飲料水として使える状態ではないため、清潔な水の供給が必要とされて
います。
■フィリピン赤十字社による安全な飲料水の供給
フィリピン赤十字社は、災害時に備えて常備している浄水設備を2台発動し、
カリボ市のアクラン総合病院に清潔な水を提供しています。
「毎日、多くのけが人が運ばれてきています。この病院はこの地域一帯で
一番大きな病院のため、遠くの町からも救急患者が運ばれてきています。
清潔な水を提供することで、被災者や多くの患者の力になれればと思い、
ここに設置しました。」と、フィリピン赤十字社緊急災害対応室のボンさ
んは話します。
■アクラン支部にも大きな被害
カリボ市にあるアクラン支部の建物も、洪水で被害を受けました。ボラン
ティアのジェイフリーさんは、「アクラン支部の建物が被災したため、
災害対策本部を近くの学校に移していますが、すべての機器が水びたしに
なってしまい、マニラへの報告もままならなかったと聞きます。」
日本赤十字社も青少年赤十字の支援活動として毎年文房具の提供をしており、
今年はアクラン支部で600セットが配られる予定でした。しかし、これらも
すべて水びたしになってしまったとのことです。
■献身的に活動する支部職員とボランティア〜現地の病院からも感謝の声
アクラン支部は、災害対策本部で連日食糧や古着を配付しています。
多くのボランティアが献身的に働いています。
ボランティアのジェイフリーさんは、「深夜12時にトラックがマニラから
届きました。被災者にいち早く届けたいと思い、朝から準備しています。」
連日の救援作業に、自らも被災者であるボランティアが精力的に働いています。
今回の食糧配付のため、日本赤十字社から提供されたトラックが使用されてい
ます。
未だに市内の道路が泥だらけのため、埃も多く、今後気管器障害が多くなる
可能性が指摘されています。さらに清潔な飲料水が不足しているため、消化器
官系の疾病も増えると予測されています。
アクラン総合病院のマカヒラス院長は「この地域で最新の医療を提供していた
のですが、1メートル近くも床上浸水したために多くの医療機器が使えなくなっ
てしまいました。そのため、必要最小限の医療サービスしか行えず、麻酔をか
けることもできませんでした。そんな中、先日ようやく代替機器が届きました。
電気も優先的に提供してもらい、またフィリピン赤十字社から清潔な水を提供
してもらったおかげで、多くの患者を助けることができています。
本当に、大きな助けです。」
私たちが訪問している間にも、何人もの救急患者が運ばれてきました。
ここでも赤十字は、助けを必要としている人々のため、精力的に働いています。
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