2008.05.16
海外ファンドで資産を作ろう! 第百二十四回
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『 海外ファンドで資産を作ろう! 』
執筆:国際フィナンシャルコンサルタント
海外ファンドアドバイザー 荒川 雄一
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■ 第124回 「検証!積立投資(ドルコスト平均法)」
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皆さん、こんにちは。
国際フィナンシャルコンサルタントの荒川 雄一です。
何だかとっても肌寒い日が続いた5月ですが、皆さんは体調など崩されていないですか?
さて、日本の株式マーケットですが、最近顕著な動きがあります。
ひとつは、4月から外国人の日本株の“買い”が続いていることです。
昨年秋口から年初にかけて大きく売り越しをしていた外国人投資家が、ここにきて
4月の第1週から5月第2週まで、連続して買い越しをしています。
まだまだあまり魅力的な日本の市場とは言えませんが、下がり過ぎれば、“割安感”は
ありますからね。
反面、売り越しに転じているのは、個人投資家です(第2週に入りやっと買い越しに
なりました)。
昨年末で売り損ね、大きく含み損を抱えた個人投資家が、最近の戻りを受けて、
利益確定(または損失縮小のため)売りに転じていたようです。
昨年あたりの傾向として、外国人と個人投資家の動きが逆に向かうことが、
時として起こっています。
はたして、その結果、勝っているのは・・・・
で、最近の傾向でもうひとつ気になることがあります。
それは、個人投資家がETF(上場投資信託)を用いて、“信用売り”をしている
ということです。
特に、注目は、日経225連動型のETFです。
5月に入ってから特に売り残が急増しています。
要因はいくつか考えられますが、単純に考えれば、現物株を持っている個人投資家が、
相場の下落をヘッジするために、信用で「空売り」をしているということでしょう。
個人投資家が、「ヘッジ」をかけることが比較的簡単にできるようになった
ということは、基本的には良い傾向ではないかと思います。
さて、問題は、この“先”です。
私は現在、株は「お休み中」ではありますが、相場を観ていると、色々と気づく
ことがあります(かえって、相場を張っていないほうが冷静によく観えます。
ほんとですよ!)。
色々、“仕掛け”をするには、面白い時期かもしれませんね。
さて、皆さんは、このあとの相場をどう読みますか?
で、どう動きますか?
特に、「相場」を張る方は、“先”を読む必要がありますからね。
皆さんなりに、考えてみてくださいね(笑)。
さて、本日も、ファンド情報などをお伝えして行きたいと思います。
<今日のコンテンツ>
1.「米ドル・ユーロ建 元本確保型ヘッジファンド」情報!
2.検証!積立投資(ドルコスト平均法)!!
1.「米ドル・ユーロ建 元本確保型ヘッジファンド」情報!
さて、前回お知らせした米ドル・ユーロ建の「元本確保型ヘッジファンド」ですが、
6月3日までの期限で、現在継続募集を行っています。
昨年から今年にかけて、ヘッジファンド指数が下げている局面においても、
CTA(いわゆる先物系ヘッジファンド)は、まずまず好調に推移しています。
今後の商品マーケットの先高感などを考えると、一本は入れておきたい手法では
ないかと思います。
とはいっても、先物系ファンドは、ボラティリティ(価格変動性)は、
比較的高いため、「リスク許容度」の低い投資家には、あまり馴染まないと言えます。
その点では、このような元本確保型のファンドであれば、比較的「安心」して
投資を行えるかもしれませんね。
ファンドの詳細については、前回第123回のバックナンバーをご覧ください。
↓
http://archive.mag2.com/0000121186/20080502210000000.html
尚、いつもながらサポートには時間がかかりますので、今回が最終のご案内となります。
ご興味のある方は、お早めにこちらから「元本確保型ヘッジファンド2008年5月」の
ファンド名でお問合せください
↓
http://www.ifa-japan.co.jp/form_mail2.html
2.検証!積立投資(ドルコスト平均法)!!
さてさて、常日頃メルマガでもお伝えしていますように、「投資」は必ず
“検証”を行わなければならないと思っています。
私が面談時に、お客様にお話しすることは、
「どんなに投資の“コンセプト”や“投資哲学”が素晴らしいものであっても、
結果が伴わなければ、投資家の“目的”は達成できません。
従って、必ず検証を行ってください」
ということです。
当然、そのような考え方ですので、弊社のメインサービスである
「ポートフォリオ・マネジメント・サービス(PMS)」をご説明するときも、
必ず、極力長期の過去のデータを用いて、プランニングをするようにしています。
「検証無くして、投資は無い」(どっかで聞いたような・・・)
といっても、過言ではないと思います。
「投資」に限らず、「政治」や「経済」など、“過去の検証”をすることによって、
得られることはたくさんありますからね。
さて、本題に戻って、今回は昨年お伝えした「ドルコスト平均法」を
用いた積立型投資の昨年度の“検証”を行ってみたいと思います。
まず、ドルコスト平均法による投資のメリットをまとめてみると、
1.価格の“ブレ”を平準化できる
2.ボラティリティ(変動幅)の高いファンドも組み込むことが出来る
3.少額で複数のファンドを購入することが出来る
4.常にマーケットに“へばり”付いていなくて良い
5.価格が下がった時でも「安心して寝れるzzz」
などが考えられます。
この辺りのお話の再確認は、是非第93回のバックナンバーをご覧になってください。
グラフも見ることができ、積立投資のメリットがご理解できると思います。
http://archive.mag2.com/0000121186/20070406222000000.html?start=20
では、昨年の4月にご紹介した積立投資の結果はどうなったのでしょうか!?
私がこの時に決めた選択基準は、
1.エマージングマーケット(新興国・地域)中心
2.エクイティ(株式)ファンドが80%
3.単一国だけでなく、地域分散(グローバル)しているエクイティファンドの採用
4.相関性を考慮し、債券とREITも一部採用
といった4点でした。
エマージングとはいっても、あまり将来性が高くなかったり、
マーケットのサイズがあまり大きくないものは、はずしました。
さて、具体的に選んだのは、
まず、エマージング系の株式ファンドからは、インド、ラテンアメリカ、
東欧、中国・香港、インドネシア。
それに、アジア太平洋地域のエクイティ、グローバルグロースエクイティ(世界成長株)、
グローバルストラテジックエクイティ(世界戦略株)。
そして、エマージングマーケットボンド(新興国債券ファンド)、
英国商業施設REITという10本のファンドでした。
で、昨年の4月20日時点で、その前1年間の各ファンドのリターンは
次のようなものでした。
グローバルグロースエクイティ 22.7%
インド 23.8%
ラテンアメリカ 25.8%
東欧 25.2%
アジア太平洋エクイティ 41.6%
中国・香港 74.2%
インドネシア 38.1%
グローバルストラテジックエクイティ 17.6%
エマージングマーケットボンド 18.3%
英国商業施設REIT 26.8%
わかりやすいように、上記の10本のファンドに、各10%づつ投資を行ったと仮定して、
平均リターンを計算すると、何と“31.4%”となっていました。
では、昨年から今年にかけてのリターンは、一体どうなったのでしょうか?
グローバルグロースエクイティ -15.4%
インド 24.1%
ラテンアメリカ 23.6%
東欧 11.9%
アジア太平洋エクイティ 7.2%
中国・香港 24.3%
インドネシア 7.2%
グローバルストラテジックエクイティ -10.6%
エマージングマーケットボンド 2.6%
英国商業施設REIT -9.7%
同じく、上記の10本のファンドに、各10%づつ投資を行ったと仮定して、
平均リターンを計算すると、
“3.37%”
でした。
結果からみると、昨年大揺れに揺れた株式市場ですが、年初は高騰し
、秋口から下げに転じたエマージング系(新興国・地域)のファンドは、
インド24.1%、ラテンアメリカ23.6%、東欧11.9%、中国・香港24.3%と、
年間ではプラスとなっています。
反面、世界株安を受けて、グローバル(世界)の成長株や戦略株ファンドは、
-15.4%、-10.6%とそれぞれ下げています。
また、アメリカのサブプライム問題の影響を受けて、英国の不動産ファンドも
-9.7%となっています。
さて、この結果をみて、皆さんはどのように感じられたでしょうか?
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
結果から客観的にわかることは、
1.グローバル株式よりも、エマージング株式の方が成長性が高い分プラスに運用された
2.分散投資を行ったことで、サブプライム問題に揺れた2007年度においても
プラスで運用できた
ということが言えると思います。
では、下落したグローバル株式や不動産ファンドに投資をすべきではなかったので
しょうか!?
相場を張った一時投資(1回のタイミングでの投資)であれば、確かにそうだったかも
しれません。
しかし、積立投資の場合は、必ずしもそうとは言えません。
私の場合、少なくとも、最低10年以上の積立期間を想定しているので、
その間に基準価格は大きく乱高下をして当然です。
逆にいえば、下落している局面は、積立投資にとっては、“取得単価を引き下げる”
絶好の期間と言えます。
さきほどの第93回のバックナンバーをまだご覧になっていない方は、相場下落時に
取得単価引き下げのメリットを、以下のグラフよりご確認ください
↓
http://www.ifa-japan.co.jp/images/mag93/3.jpg
書いてあるポイントとしては、基準価格が仮に、1000円だったものが400円に
値下がりしても(60%の下落)、積立投資をし続けたおかげで、60000円の
投資元本が、107200円(78.7%のリターン)に増加することができたという
事例です。
逆に、60000万円の投資元本を一時投資していたら、24000円に
大幅下落していたということです。
もちろん、分かりやすいように少し価格変動を大きくして説明していますが、
考え方は実際の投資においても、全く同じです。
実際に、私は国内の投資において、日経平均が7500円になっても積立投資を
継続した“お陰”で、日本株投信で行っていた積立投資は、すべてプラスで
運用することができました。
つまり積立投資は、
「価格の変動をうまく利用して、投資を行うことができる」
ということなのです。
この辺りが、積立投資の“最大のメリット(特徴)”ということができるでしょう。
さて、話題を戻して、では、単年度だけでなく、複数年のデータではどのように
なっているのでしょうか?
上記ファンドを5年間の累積パフォーマンスで見た結果は、次のようになっています。
グローバルグロースエクイティ 118.2%
インド 664.0%
ラテンアメリカ 498.7%
東欧 165.8%
アジア太平洋エクイティ 222.8%
中国・香港 463.4%
インドネシア 382.1%
グローバルストラテジックエクイティ 138.7%
エマージングマーケットボンド 96.7%
英国商業施設REIT 64.2%
「オーーーーーーーーーー!」
結構すごい数字ですね。
では、全てのファンドの5年間累積パフォーマンスの平均値を出してみましょう!
何と
281.46%
となります!
単純に年平均に換算すると、
56.29%
となります!
従って、昨年1年間のパフォーマンスは、あまり芳しくはありませんでしたが、
5年と言う複数年でみると、その伸びの大きさがわかるのではないでしょうか。
この実績をみると、
「5年前にこのポートフォリオを買っていたら、年平均56%の収益があったのかぁ〜」
と思う方もいるかもしれませんが、まぁ、投資は過去を悔やんでも仕方ありません。
現実的に、このボラティリティ(価格変動性)の高いポートフォリオを持ち続ける
ことができる方は、そうはいません(やはり安心して、寝たいですからね・・・苦笑)。
ただ、ご希望があれば、お申し出くださいね(笑)
ですが、積立による分散投資であれば、この“ブレの大きさ”によって、
非常に投資妙味が高まるということです。
運用期間(積立期間)に余裕が持てる方でさえあれば、投資の初心者の方でも、
比較的「安心」して運用をすることができるでしょう。
あとは、投資期間である10年後、15年後を見据えて、今よりも経済発展して
いるような国や産業などに投資を行うことが重要なポイントです。
そのような意味においては、前述した「エマージング国(新興国・地域)」などは
面白い選択肢ではないかと思います。
さて、上記の「積立型投資」の考え方が理解でき、また賛同できる方は、
一度検討してみてはいかがでしょうか!?
特に、積立型投資は、「いつからでも」始めることができます(タイミングは
ほとんど関係有りません)。
積立投資についてご興味がある方は、こちらから「海外ファンド積立投資」の
タイトル名でお問い合わせくださいね
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また、これからも引き続き、積立投資に限らず、「検証」の機会を持ちたいと考えて
いますので、ご期待ください。
それでは、今日はここまで!
また次回もお楽しみに!!
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