2008.04.23
●週刊 北海道雑学百科● エトピリカ
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┃\/┃ [週刊] 北 海 道 雑 学 百 科 ! Vol.196 2008/04/23
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N ■ 本 日 の 北 海 道 豆 知 識 !
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< エトピリカ >
国内では北海道限定で見られる鳥のひとつに「エトピリカ」があります。
▼エトピリカとは?
エトピリカはチドリ目ウミスズメ科の海鳥です。体長40cm。全身は黒色
ですが、大きなくちばしは橙色、足も橙色、頭部の上部・顔面は白色、東
部の後ろには飾り羽がついていておしゃれです。黒に白にオレンジに、と
にかくあざやかで派手な鳥です。
黒とオレンジの色合いと白い飾り羽から、別名は「花魁鳥(おいらんどり
)」。英語では「Tufted Puffin」と表記します。日本語の「エトピリカ(
etu-pirika)」という美しい名前は、実はアイヌ語「美しいくちばし」に由
来します(ピリカが「美しい」に相当)。
▼エトピリカの生息域は減少中
生息地は北太平洋沿岸の亜寒帯地域で、東部は北米カリフォルニアまで、
西部は北海道までとなっています。北海道がエトピリカ生息域南限、西限と
いわれています。
国内では北海道東部の太平洋岸の島々や岬、つまり、ユルリ島、モユルリ
島、大黒島、霧多布小島、友知島、湯沸岬、霧多布岬、アゼチの岬、落石岬
が中心(市町村で言うと根室市、浜中町、厚岸町)ですが、すべてあわせても
繁殖数は10つがい程度で、環境省レッドリスト絶滅危惧IA類(CR)、国内希少
野生動植物種に指定されています(世界的にはIUCNレッドリスト(LC))。
かつて、上述の島々では数百羽生息・繁殖していたとされていました。
たとえばモユルリ島では250羽いた1960年がピークとされており、1970年
頃には100羽ほど、1990年頃に20羽程度になってしまいました。現在はモ
ユルリ島、ユルリ島が繁殖地の中心になっています。
そんなわけで、いつの日か日本で見られなくなる可能性があります。環境
省では、保護をするためにいろいろ手を焼いていますが、たとえば原因の一
つとされるドブネズミ大量生息問題(エトピリカやその卵を食べているとさ
れる)で、2006年以降駆除を実施しています。
▼エトピリカの生態
鳴き声はクルルルルルです。基本的に洋上で生活し、シシャモ、スケソ
ウダラ、イカ、カニなどを、ときには海中に潜ってとらえエサとします。
繁殖期は5〜7月ごろ。その時期になると沿岸部に戻り、草のある岩礁に奥
行き最大100m、直径最大20cm弱の穴を掘り、巣を作ります。
根室市、浜中町などでは、エトピリカをモチーフにしたかわいらしいマ
スコットを作っていたりします。みやげ物に最高です。
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■連載:行ってみたくなる北海道観光スポット探訪!
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【 白老仙台藩陣屋跡・仙台藩白老元陣屋資料館 】
定番度:★★
オススメ度:★★
住所:胆振管内白老町陣屋町681
MAP:http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=42/33/45.659&el=141/20/52.363&scl=25000&bid=Mlink
アクセス:白老駅から車で約5分
訪問最適時期:5月の桜の時期。
営業日/時間:通年(資料館は年末年始と月曜日(祝日なら火曜日)を除く9:30〜
16:30)。
滞在時間(目安):30分〜。
必要経費:無料(資料館は大人260円、小中学生130円)。
駐車場:無料約20台有。
江戸時代末期、江戸幕府が蝦夷地の警備を命じた際、仙台藩も担当した。
仙台藩は蝦夷地約3分の1にあたる白老から襟裳岬、国後島や択捉島までの
東蝦夷地を管轄した。
その仙台藩の蝦夷地本拠地となっていた元陣屋跡地が白老町市街地近く
の白老川支流ウトカンベツ川河畔にある。当初勇払の予定だったが、白老
に変更したという経緯がある。1856年に陣屋建設すべく着工、同年冬前に
竣工した。ちなみに出張所陣屋は広尾、厚岸、根室、国後、択捉に置かれ
た。勇払開拓も行い、島松駅逓を開業したのは仙台藩であった。
1966年に国指定史跡になり公園として整備した。元陣屋跡の面積は約
6.6ヘクタール(史跡指定は約33ヘクタール)。周囲には堀と土塁を円形に
設定。内曲輪(うちくるわ)、外曲輪(そとくるわ)によって構成される。
本陣、勘定所、穀蔵、兵具蔵、長屋、稽古場が敷地内にはあり、約120
名が常駐していたとされる。1859年には代官も設置されている。ここが廃
墟と化したのは戊辰戦争が原因で、仙台藩士が撤退、そのまま跡地となっ
た。わずか12年間の歴史であった。
5月には約300本の桜が咲く白老随一の桜名所としても知られる。アカマ
ツ1本(高さ約20m、幹周囲2.8m)については陣屋建築時に仙台から移植した
道内最古ともいわれる老木だ。7月にはあやめが堀の外側に咲く。愛宕神社
や塩竈神社も小高い丘にある。
そして隣接する形で「仙台藩白老元陣屋資料館」が建っている。白老町
制施行30周年記念にあわせた1984年10月にオープンした。年間約7000人が
訪れる。仙台藩による白老での12年間の警備などの活動に関する資料を展
示する。地図や模型なども含む。展示数は約300点。
資料館は大通りからは奥まっている。史跡の奥に隣接するため、歩いて
も行けるが、ウトカンベツ川沿いの道路を車で走っても行ける。
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【誌 名】 0000133694「週刊 北海道雑学百科!」
【発 行】 「北海道雑学百科-ぷっちがいど」企画編集部
【周 期】 週刊(水曜日予定)
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