2008.06.14
マーヤ大先生の人生コーチング塾
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■■マーヤ大先生の人生コーチング塾 205号■■
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■本日の講義■
「その昔、アングリマーラはアヒムサーカ(非暴力の人)へ改心した」
塾生諸君、
悲惨すぎる事件が起こりましたね。
秋葉原の歩行者天国で起きたあの事件です。
このような事件が毎日のように報道されており、本当に世の中が狂ったとし
か言いようのない状況です。
なぜこのような悲惨な事件が起こるのでしょうか?
テレビに映された犯人の顔を見たとき、思わず怒り心頭に達しましたが、何
度も見ているうちに「怒り」より「哀れみ」の方が強くなってきました。
人間の感情や動機は「愛」に基づいていると言われています。
直接的には、そうでないと感じる場合があるかも知れませんが、究極的な原
因や動機は「愛」だという説明は、人間の行動を理解する上で役立ちます。
例えば、あらゆる感情は、「愛」を元にして生まれると仮定してみてくださ
い。否定的な感情である「怒り」「妬み」「憎しみ」「悲しみ」も、肯定的
な感情である「喜び」「嬉しさ」「やすらぎ」「安心」も、例外はありませ
ん。
愛が失われる時、あるいは満たされない時、その程度に応じて、「不安」「
悲しみ」「恐れ」「憎しみ」「怒り」などの感情が生まれます。反対に、愛
が満たされる時、「喜び」「嬉しさ」「やすらぎ」「安心」などの感情が生
まれます。
この犯人の動機は、間違いなく、愛に飢えていた。満たされたいのに、満た
されなかったためでしょう。真に心のふれあいのない、都会の雑踏の中に居
ればいるほど、孤独感は増すものです。
しかし、だからといって、その非道を許せるものではありません。特に、被
害者が自分の身内であるなら、もう絶対に許せないものでしょう。被害者の
身内の方の心中は想像にあまりあります。「ぶち殺してやりたい」そう復讐
を誓っても仕方がないほどの理不尽な事件です。
久しぶりに憤りにかられて、その答えを探しに、仏陀の教えにヒントがない
かと本屋さんに出かけました。まるでこれを読んでくださいとばかりに手に
取った本がありました。
本当の極悪人を許した事例が歴史にはあったのです。
その極悪人の名前は「アングリマーラ」といいます。
許したのは夫を殺されたスジャータでした。今から約2500年前の話です。
アングリマーラは後にブッダの弟子になり、非暴力の人(アヒムサーカ)と
呼ばれるようになるのですが、ブッダに出会うまでは、人を殺し、その指を
切り取り、それを首輪にするというような極悪非道な人間でした。
何故、スジャータは自分の夫を殺したアングリマーラを許すことができたの
でしょうか?それはブッダの命を掛けたアングリマーラへの説得により、ア
ングリマーラが目を開かれ、改心したことが背景にあったのですが、スジャ
ータはそれを見て、どんな極悪人でも改心ができるとその可能性を信じ、復
讐より寛容を選んだからなのでしょう。(「もう殺さない」サティシュ・ク
マール著より)
詳しくは、本をお読み頂ければと思いますが、このお話をした理由は、この
本の主張でもある、「憎しみの連鎖を断つ」ためです。
今、地球は大変な時代を迎えています。このような事件や多発する地震や大
災害、食糧危機や得たいの知れない病気の発生など、人間のあくなきエゴの
追求の結果、人心や地球環境が破壊されています。
その結果、大事件や大災害が頻発しています。もう状況は取り返しが付かな
いところまで来ているようです。しかし、諦めるのはまだ早い、ここに大変
興味深い、エピソードがあります。
オーストラリアの森にバンクシアとう植物が自生しているそうですが、山火
事が発生したとき、その自然災害をまっていたかのように、堅い殻に守られ
ていたバンクシアの果実がはじけて、中から種が放出されるのだそうです。
(トータルヘルスデザイン 元気アップニュースより)
それは焼け跡から新しい森が再生するためという自然の知恵のようなもの
で、このことから、山火事という災害が古い殻を脱ぎ捨てるために起こって
いる現象だと理解することができるのです。
同様に、今、地球で起こっている大災害や、このような事件はいわばこの古
いからを脱ぎ捨てるための現象ではないか?地球の歴史始まって以来の大
きな転換点に来ているのではないか?
しかし、きっとその先には良い未来が待っているのではないか?今は夜明け
前の暗さではないか、、、そう信じたいのです。
我々、一人ひとりができることは限られていますが、出来ることはある。
人の行動の真の理由は「愛」であることを理解し、憎しみの連鎖を断つこと。
自分の外側への平和運動ではなく、自分の心を平和にすることが世界の平和
に貢献することでもあることを信じ、争いのない自分になること。生活をシ
ンプルにして欲望に限度を設けることなどです。
もし、自尊心を自分で満たすことが出来れば、自分を満たすための自己主張
は不要になり、争いごとはなくなります。自尊心を自分で満たすためには、
自分は誰であるかを知ればよい。
インドの聖者、サイババが「あなたは神ですか?」という帰依者からの質問
に答えていわく、「そうです、私は神です。しかし、あなたもまた神です。
あなたと私の違いは、私は自分が神であることを知っていますが、あなたは
自分が神であることを知らないことです」と答えています。
さて、月を回っている月探査衛星「カグヤ」からの地球の映像を見た塾生諸
君は多いことと思いますが、宇宙の暗闇に何と美しい星が浮かんでいること
でしょうか?生命にあふれた本当にかけがえのない、我々の母なる星です。
環境は自分自身の心の反映です。環境を守るためには一人ひとりの心が平和
になることが、大切です。地球的規模の災害がこれからも続くのでしょうが、
その現象が真に我々に求めるもの(天の意図)は「人間の改心」ではないで
しょうか?ちょうど、アングリマーラが、アヒムサーカ(非暴力の人)に
改心したように、、、。
それでは塾生諸君、ごきげんよう、、。
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