2008.04.20
気ままおやじの「花と遊ぶ」
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┃ 〜 気ままおやじの“花と遊ぶ” 〜 第171号 2008/4/20
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┃ 大阪の花屋の「気ままおやじ」です。花を通して触れ合ってきた人々への
┃ 感謝の気持ちを文章にしたいと思っています。
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情緒
「情緒」とは何でしょうか?
辞書で引いてみました。
「思いにつれて起こる様々な感情」とあります。
「思いとは?」=「おもうこと」「かんがえ」と有ります。
「誰に=何に」思うことなのでしょうか?
何かと「対峙(たいじ)」し合って、初めて起こるのが「思い」ではないでしょうか?
「対峙」とは「向かい合って立つ事」「はりあうこと」とあります。
日本語(大和言葉)には、かならず何か対峙するものが必要な言葉になっています。
私たち日本人の原点がここにあるのではないでしょうか?
こうした言葉の文化が世界に類を見ない「情緒豊かな民族」を創り上げた様に私には
思えます。
「朽ち葉」の中にも美しい色が存在することを発見して、その心を大切に「いとおし
んできた文化」が今も続いているわけです。
美しい言葉こそが、すべての原点であると言い切れるような気がいたします。
お花(いけばな)においても「花の美しさ」だけを追求してきたのではなく、その花
のもつ「美しい」という「思い」を大切に表現しようとしてきたのです。
花の色は単なる「絵の具」ではなく、「情緒表現の道具」なわけです。
咲いている花の美しさだけでなく「散り行く」桜、もみじ、の時間の経過までもを表現
し様と頑張ってきたわけです。
「ゆとりの時間を存分に楽しむ」究極の文化ではないでしょうか?
私はお稽古のときに「鯛一匹」の話をします。
鯛一匹をそのまま料理すると、「一品料理」一品しか出来ません。
三枚に下ろして、最高の部分を、鯛その物として「いただき」ます。
余分なものは、なにひとつ有りません。
しいて言えば「むらさき(醤油)」と「つま(野菜?)」だけです。
残りを利用して「あらだき」「おすいもの」を創ります。
こうして3品以上のものが作れるわけです。
お花も同じことが言えるのです。
美しい花だけを使って、後は「ごみ」としている生徒さんが多いです。
茎も葉も「花のために」一生懸命生き抜いてきた「花の立役者」なのです。
もっと大切に、もっと注意を払って、もっと敬意を払ってあげても良いのでは有りま
せんか?
3品までは創れないにしても、もう少し利用価値があるのでは?と思っています。
こうした「相手に敬意を払う心」が日本文化の原点なのだと思うのです。
「慈しみ」「いたわる」心が「相手を思いやる」心に変わることが情緒につながるの
ではないでしょうか?
情緒豊かな環境を取り戻していかなくてはなりません。
それは私たち一人一人の感情が、「決めて」になるのではないでしょうか?
世界中に伝えたい「こころ」が私たちの国の文化なのです。
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