2008.02.16
防犯・防災情報メールマガジン■再確認!石油ストーブ使用の注意点
再確認!石油ストーブ使用の注意点
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あなたとご家族を災害・事件・事故から守る!
防犯・防災情報メールマガジン
2008.02.16号
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防犯・防災情報メールマガジンの“雑学王”、板倉です。
立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね。特に強い風は、体感温度
を下げます。
先日、(おそらく)石油ストーブが原因による出火で、老夫婦と孫たちが命を
落とすという痛ましい事故のニュースがありました。
この時期多いのが、ストーブからの出火です。
今回は、ストーブの取り扱いの注意点についてまとめてみました。
“一酸化炭素中毒の仕組み”などの雑学も身につきます。
長文ですが、絶対に参考になること、請け合いですヨ!
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■今号の内容
1)防災ニュース【石油ストーブ使用の注意点!】
2)防犯防災ドットコムからのお知らせ
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■防災ニュース 【石油ストーブ使用の注意点!】
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寒い時期にしかない災害のひとつが、石油ストーブからの出火による住宅火災
です。エアコンや石油ファンヒーターの普及で、件数そのものは減ってきてい
ますが、ひとたび火災が起こると私たちの人生にも大きなダメージを与えます。
そこで今回は、石油ストーブによる事故の原因と対策をご紹介しましょう。
1.一酸化炭素中毒
石油ストーブから起こる事故のうち、致死率が高いのがこれです。一酸化炭
素そのものは無色透明で無臭ですし、初期症状は風邪に似ているので、気付
かないまま重大事故に至るケースが多いようです。
原因は、灯油の不完全燃焼にあります。石油を完全燃焼させると、主に二酸
化炭素と水が出ます(石油ストーブを使っているは部屋が乾燥しないのはこ
のため)が、不完全燃焼の場合は一酸化炭素が激増します。
ご存知のように、私たちの体内の赤血球にあるヘモグロビンは酸素を全身に
運ぶ働きをします。しかし一酸化炭素は、実は酸素の30倍もヘモグロビンに
くっつきやすいのです。つまり一酸化炭素の多い環境では酸素が全身に行き
渡らなくなります。
最初の症状は頭痛・耳鳴・めまい・嘔気など。風邪かな?と思っているうち
に全身が動かなくなり、眠くなります。一酸化炭素中毒か!?と思ったとき
には、体が動かず、意識も朦朧として、そのまま昏睡してしまうそうです。
◇ 対策は、なによりも“一酸化炭素を発生させない”こと。
◇ 完全燃焼していると判断しても、1時間に1回の換気を行うこと。
「芯」が不ぞろいで、燃焼が安定していないときや、部分的に火力が強かっ
たり弱かったりするとき、燃焼筒に煤(スス)やゴミがついているとき、薄
い煙を上げているときは危険です。使用を中断して業者にチェックしてもら
いましょう。
◇ 次に“初期症状が出たら即座に換気”すること。
頭痛・耳鳴・めまい・嘔気があったり、同室の誰かがそう訴えた場合、まず
は換気しましょう。その上でストーブに注意するか、使用を中断してくださ
い。
敵は目には見えません! それだけに注意を怠らないことが大切です。
2.異常燃焼
寒い日や部屋が広い場合、火力を上げてしまいがちですが、芯を上げすぎた
り、燃焼筒にタール分(ススやゴミなど)が付着している場合、急に発火す
ることがあります。特に芯が黒く煤けている場合は、消火してもタール分が
燃え続ける場合があり、またネバネバしたタールで耐震自動消火装置が固まっ
てしまうこともあります。
◇ タール分、汚れ、ベタベタしていないかを十分にチェックしましょう。
3.燃えやすいものがストーブに落下
多いのが、室内に干した衣類だそうです。人の動きによってストーブに落ち
ることもありますが、熱による空気の対流で、ハンガーにかけてあったタオ
ルが滑り落ちて発火したケースもあるようです。また、棚においてある可燃
物がストーブに落下して火災に至るケースも考えられます。
洗濯物などを早く乾かそうとしてストーブの真上にかける人を見かけますが、
これは自殺行為です。また、壁の近く、カーテンの近くでの使用も避けま
しょう。
◇ 絶対にストーブの上には何もかけない(置かない)ようにしましょう。
4.消火せずに給油
これ、かなり多いそうです。火を消したときの灯油の匂いを避けたいとか、
部屋を冷やしたくないといったことが原因だそうですが、ときおり大惨事を
引き起こしています。
石油ストーブから抜いたカートリッジに灯油を入れたものの、キャップ(カー
トリッジの底についている、ねじ込み式やボタン式のもの)の締め付けが不
十分で、ストーブにカートリッジを戻そうとした際にキャップが外れ、灯油
がそのままストーブにかかってしまったケースもあります。文字通り、火に
油を注いだわけですから、これはほとんど爆発です。飛び散った灯油に発火
したため、ごく一瞬で人体にまで飛び火してしまいました。
◇ カートリッジを抜くときは、確実に消火してから行いましょう!
◇ こぼれた灯油は、かならずふき取ってからストーブに戻しましょう。
5.誤給油(油脂間違い)
石油ストーブにガソリンを入れてしまうことで起こる事故です。農家などに
は灯油や軽油、ガソリンが置いてあることもありますので、「家にガソリン
がある可能性」も考慮しておきましょう。いつどこでストーブへの給油を頼
まれるか分かりません。
かくいう私の実家も、ガソリンと灯油が混在しています。これは実家がやは
り農家で、農機具用の燃料としてガソリンも置いているからです。
私のガソリンと灯油の見分け方です。
・タンクに油脂名を書く(基本です)
・色(ガソリンは赤の着色剤が入っているので、少しピンク。灯油は無色)
・指で触った感覚(ガソリンは揮発性が高いのですぐに乾く)
・匂い
じつは少量の燃料を紙につけて点火し、燃え方を見ることでも分かります(ガ
ソリンは黒い煙を上げて、比較的早く燃え尽きる。灯油や軽油は黒鉛が少なく、
ガソリンよりも燃焼速度は低い)が、危険なので絶対にやらないでください。
6.その他の注意点
◇石油ストーブを使っている部屋で、ガスコンロなどの他の燃焼機器を使う
と、急激に一酸化炭素量が増えるので、なるべく避ける。
◇ストーブの近くにスプレー缶を置かない(爆発事故の実例があります)
また、石油ファンヒーターの注意点も、石油ストーブと全く同じです。
特にファンヒーターの場合は、
◇背面にある空気取り入れ口のフィルターをこまめに掃除する
ことが、一酸化炭素中毒を防ぐ最大のポイントです。
そしてなによりも
◇外出時には確実に消火すること!(出かける準備をする前に消すのがベスト)
を忘れないようにしましょう。
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