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2008.03.14

防犯・防災情報メールマガジン■勧誘撃退マニュアル


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       勧誘撃退マニュアル1:ネットワークビジネス


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あなたとご家族を災害・事件・事故から守る!

           防犯・防災情報メールマガジン

                             2008.03.14号
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防犯・防災情報メールマガジンの板倉です。

「防犯」というと、空き巣や放火、強盗などから自分自身と家族、そして財産
を守るというイメージが強いかと思います。こうした犯罪は、過去にご紹介し
たように、防犯ガラスやこじ開けにくいカギへの改良、地域のコミュニケー
ションなどで発生を減らしていくことは可能です。

しかし実際に身近で起こりやすい犯罪というと、「振り込め詐欺」に代表され
る詐欺事件や「ネットワークビジネス(マルチ商法)」をはじめとする、社会
通念上問題の多い商行為です。
こうした犯罪、犯罪スレスレの行為の特徴は、被害者が最初はだまされている
事に気づかず、自らが進んで金銭を支払ってしまうことにあります。

防犯は、物理的な防止方法と、心理的な防止方法の二つが必要で、どちらが欠
いても犯罪に巻き込まれやすくなります。そこで今回から、「勧誘撃退シリー
ズ」として、詐欺や怪しい商法の傾向と、騙されないための心の備えをお伝え
して参ります。


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■今号の内容

1)防災ニュース【勧誘撃退マニュアル:ネットワークビジネス(1)】
2)防犯防災ドットコムからのお知らせ
3)身を守る!マメ知識【なぜ多くの呼び方があるの?】

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■防災ニュース【勧誘撃退マニュアル:ネットワークビジネス(1)】

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【第1回:知識編】


ネットワークビジネス、MLM(マルチ・レベル・マーケティング)、マルチ
商法。これらはすべて同じものです。1970年代に日本に持ち込まれたもので、
会員組織がピラミッド状に構築されていくことが特徴です。

よく「ねずみ講」と比べられることがありますが、ねずみ講は完全に違法であ
るのに対し、ネットワークビジネスは違法ではありません。両者の違いは、ね
ずみ講はピラミッド組織を作るだけでお金が動くのに対し、ネットワークビジ
ネスは実際に商品が流通しているということです。社会通念上問題が多いとは
いえ、お金を払って商品を買うという行為が成立しているので、ネットワーク
ビジネスは“違法ではない”とされています。

では、なぜネットワークビジネスが問題視されるのでしょう?

それは、組織の仕組みがピラミッド状であることです。ネットワークビジネス
(以下MLM)は、ピラミッドの下部会員が商品を購入すると、上部会員(下
部会員を入会させた人)にその商品の購入代金の数%が支払われる仕組みに
なっています。それも、すぐ上の段の会員だけではなく、もう一段、二段上の
会員にまで同様の措置がとられます。つまり、自分が勧誘して入会させた人
(子会員)や、その子会員が勧誘して入会させた人(孫会員)が商品を買うと、
自分にそれら購入金額の一部がキャッシュバックされるわけです。

問題をややこしくしている点は、MLMがネットワーク“ビジネス”と言って
いることで、これを全く問題のない商行為だと思い、友人知人をどんどん勧誘
し、強引に商品を買わせる人が後を絶たないことにあります。勧誘する側も、
入会者が増えて商品を買ってくれればいいわけですから、「会員を増やせば働
かなくても一生収入がある」「この人は高級車を何台も買った」「あなたなら
成功できる」「一緒に人生の成功者になろう」などと甘い言葉で組織の構築を
促します。また、上部会員に支払われる金銭を「権利収入」などと不思議な名
称で呼び、印税(著作権収入)と同じようなものと錯覚させるような説明もす
るようです。

しかし、これは言い換えれば上部会員が下部会員を食い物にしているとも取れ
る行為です。また単純に1人の会員が2人を勧誘すると、わずか30段階ほどで
日本の人口に達してしまうという構造上の限界があることも問題です。他にも、
上部会員に支払われる金額が商品の単価に付加されているために、同等の市販
品と比べると価格が高くなってしまうことがあるという点や、一般に流通して
いるものと違って個人単位で会社から直接購入するため、輸送コストが莫大に
なる点、勧誘が原因で友人を失うといった人間関係の破綻を招く可能性がある
点など、商法そのものにもムリ・ムダがあります。

ちなみに中立な立場の調査では、MLMで利益を得られる人は、全体の数%
(4%前後だという調査結果もあります)で、9割以上の人は、収入の数十倍
を商品の購入資金にあてています。なにか別の商売をはじめたほうが成功率が
はるかに高く、人にも迷惑をかけないのは、お話しするまでもないでしょう。

そして、なによりも大きな問題が、こうした欠点をうまく隠し「これから伸び
るビジネス」「今はじめなければ間に合わない」などと焦燥感を出して入会さ
せようとする一部会員の姿勢にあります。セミナーに行けば、危機感を煽られ
るビデオを見せられ、成功者と呼ばれる人の「誰でもできる」という演説を聞
かされ、その気にさせられます。

ところでこのMLM、一度ハマってしまうと、なかなか抜け出せません。

皆さんの中にも、MLMをはじめた友人が目を輝かせ、とりつかれたように勧
誘してきたり商品を説明したりしている姿を見たことがあるかもしれませんが、
これは一種のマインドコントロールに陥っている状態と見ていいでしょう。
(心理学を勉強した人なら、見ただけで判断できるはずです。)

こうなってしまうと、とても説得して引き戻せる状態ではありません。
逆に、「セミナーに来てみればわかる」「私の先輩にあってみれば分かる」と
いわれ、さらなる勧誘を受けるか、逆ギレされてしまうだけでしょう。

気の毒な話ですが、ある程度失敗して自分で矛盾に気づき、悩み始めるまで何
もしないことが、本人を救う最善の方法なのです。


  次回は、MLMの勧誘の傾向と、勧誘されないための心得・理論武装
  をお届けします。



【参考資料】

警視庁「だまされる前に」
 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/anote/maruchi.htm
東京都消費生活総合センター「若者をターゲットにするマルチ商法」
 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/kyouiku/shouhisha/101/8.htm
国民線活センター「学生の連鎖販売取引に係るトラブル」
 http://www.kokusen.go.jp/jirei/data/200403_1.html


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■防犯防災ドットコムからのお知らせ

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http://bouhan-bousai.com/

防犯防災ドットコムでは、防災時の心構えとなる情報の提供や、最低限サバイバ
ルに必要なグッズのご紹介、販売も行っています。
Webサイトでは、特に地震や火災を想定した情報の提供を中心に行っておりますが、
突発事態に対する精神的・物質的備えは、基本的には大きく変わりません。

当メルマガと並び、Webサイトの情報もぜひご一読ください。
また、ご相談やお問い合わせもお気軽にお問い合わせください。

http://bouhan-bousai.com/


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■身を守る!マメ知識【なぜ多くの呼び方があるの?】

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ネットワークビジネス、マルチ商法、マルチ・レベル・マーケティング。

なぜいくつもの呼び名があるのでしょう?
これは、「マルチ商法」という言葉のイメージが悪くなったためです。

MLMは、そもそもマルチ商法の語源になった言葉です。ネットワークビジネス
という言葉は、2000年くらいから聞かれ始めました。ちょうどITが急速に普及
した時期に重なります。時代の最先端を進んでいるというイメージと、インター
ネットビジネスとの混同をあえて狙ったものだといわれています。

しかし、いくら呼び方を変えても、やっている内容や構造は基本的には同じです。

そして、いつの時代も「新しいビジネス」「始まったばかりのビジネス」という
文句で勧誘します。(これまで何度も勧誘された私の実体験です)

ちなみに私が最初に勧誘されたのは、1997年の夏のことでした。そのときも「21
世紀に爆発するビジネス」だと、友人に言われました。しかし、経済学をかじっ
た人でなくても、冷静に考えればMLMがビジネスの主流になることなど100%
ありえないことはお分かりいただけるでしょう。

ほんの数%の会員を、その他多くの会員の出費で支えるMLMの構造は、商売の
原則であるWIN-WINの関係も成り立ちません。そもそも、マスコミなどから定期
的に問題が指摘され、ネットの掲示板でも「肯定派」「否定派」に分かれて存在
意義そのものが議論されるようなビジネスには、手を出さないのが賢明でしょう。


 怪しいと言われるビジネスには、必ず裏があります。

 勧誘されたらまず誰かに相談を!

 熱くならず、思い込まず、冷静に考えることが必要なのです。



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[防犯防災メールマガジン] 2008.03.14号
発行者:株式会社ユータック 防犯防災事業部/臼井企画事務所
    info@u-tack.com
問い合わせ先:
 株式会社ユータック 坂戸事務所
 〒350-0268 埼玉県坂戸市金田164-2
 電話:049-284-8482 FAX:020-4624-4423


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