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断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術


2007.10.02

★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★


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 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第61号 (通算85号)寒露編           2007年10月 1日発行
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    ┃断┃熱┃・┃気┃密┃・┃防┃湿┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
    ┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┫
    ┃快┃適┃・┃健┃康┃・┃省┃エ┃ネ┃の┃技┃術┃ ┃ ┃
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 ●● 省エネルギーは我慢することではありません。
      貴重なエネルギーを、本当に必要なときに
        大切に使い、もっと豊かで幸せな暮らしを実現することが、
          わたしたちの目指す省エネです。

    「省エネ」のために暖房や冷房を弱くするよりも
      より少ないエネルギーで快適に暮らせる仕掛けをつくり、
          本当に豊かな暮らしをはじめましょう。

    家の建替えや、リフォームのときに
      少し気を配ればあなたの暮らしは遥かに省エネなものになります。
       つまり、建替えやリフォームは省エネな暮らしに変わるチャンスです。

    もうすぐ訪れる化石燃料の終焉の時代を、快適に安全に乗り切る家は、
      僅かなエネルギーで温度のバリアフリーを実現する
             人と地球に優しい家です。          ●●
  http://www.sotodan-souken.com/

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 皆さん、こんにちは
 東京では10月に入る寸前になって漸く涼しさを感じるようになりました。
 東日本は西日本に比べて涼しかったようですから、今年の西日本各地の暑さは想像
を絶するものだったのでしょう。

 私は9月に入って、一日だけ関西に行く用事がありました。暑さ寒さも彼岸までの
彼岸直前でしたが、日差しはまだ夏のものでした。

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 暑かったせいではありませんが、9月17日発行予定だった第60号の「断熱・気密・
防湿 快適・健康・省エネの技術」をお休みしてしまいました。

 暑さでぼけた頭には原稿の整理ができず、筆が進みませんでした。平にご容赦お願
いします。
 また、本号も発行が遅れました。合わせてお詫びします。

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 何度か調湿の話のサワリをお話していますが、外断熱と内断熱のRC住宅の温度湿
度データを眺めながら次のようなことを考えています。建物の湿度環境には外気の湿度や建物の調湿能力のほかに、
 1 住む人が暮らしの中でどれだけ水蒸気を発生するか?
 2 建物がどのような換気設備を持ち、どのように使われているか?
といった要因が実際の湿度環境に影響します。

 人がどのように水蒸気を発生させ、どのように換気しているかを定量的に測定する
ことは実務的にかなり難しいことです。
 二種類の建物について温度湿度データを得たからといって、そのデータから建物の
調湿性能を客観的に比較できると思うのは大きな間違いかもしれません。

 しかし、調湿能力の違いは何らかの形で相対湿度や絶対湿度の変化に現れるはずで
す。多くのデータを集めて建物の調湿能力にどんなことが期待できるのか確かめるこ
とはできそうです。

 今判っていることはほんの少しだけです。ちょっとご紹介しますのでお付き合いください。

 1 厨房や風呂場から出る水蒸気量はかなり大きい。
  一年を通じて、常に住宅内部の空気に含まれる水蒸気量は外気に含まれる水蒸気
 量よりも多くなっています。これは、室内で大量の水蒸気が発生していることを示
 しています。

 2 換気には水蒸気排出効果がある。
  24時間稼動する換気装置を持たない家では冬の室内水蒸気量が増加し、冬の平均
 湿度が80%近い値を示します。
  24時間稼動する換気装置を持つ家の冬の平均湿度は加湿していても40%程度です
 から、外気に比べて室内の水蒸気量は換気装置がある場合に約2倍、換気装置がな
 い場合は約4倍ですから、適切な換気で室内から水蒸気を排出することが大切です。

  夏は冬に比べて換気装置の有無が水蒸気量に影響する度合いは小さくなります。
  窓を開けて換気すれば室内水蒸気量は外気水蒸気量に近づきますし、窓を開けず
 に冷房しても冷房と同時に除湿が働くので室内は水蒸気の少ない状態になるからで
 しょう。(この続きは4で説明します。)

 3 冷房や除湿機によって室内の水蒸気量は減る。
  エアコンで冷房するとき、アルミの熱交換器は低温に冷えていて熱交換器上で激
 しい結露が起きています。同じ冷房でも輻射パネルを使った低温輻射冷房では僅か
 な結露しか起こさないのであまり除湿効果はありません。

 4 換気の悪い建物で冬に何が起きる?
  冬になると換気設備のない家ではなかなか適正な換気が行なえません。換気は冷
 たい外気を室内に取り入れることですから、寒い時期にわざわざしたくないのが人
 情です。換気を行なわなければ室内で発生する水蒸気は室内の湿度をどんどん高め
 ていきます。
  換気されていない建物の気温と水蒸気量(水蒸気圧)の分布を見ると、湿度が80
 %を越えるあたりから面白い傾向が見えてきます。
  温度の変化と水蒸気圧の変化が同じ波形を描くようになります。そして、これは
 一見調湿作用により湿度を一定に保っているようにも見受けられます。しかし、こ
 れが本当に調湿作用の結果だとすればなぜ湿度の低いときに調湿作用は発揮されな
 いのでしょう?
  そう考えると、このとき何が起こっているか思い当たることがあります。

  室温を計っているといってもそれは室内のある場所の温度を計っていることにな
 ります。室内のほかの場所ではもっと温度が高かったり、あるいは低かったりする
 はずです。どこかに温度が高い場所があっても別に問題はありませんが、温度の低
 い場所があると、そこで結露が始まります。単板ガラスの表面やアルミサッシ、熱
 橋になる床と壁の取り合い部分などの温度が室内の空気の露点温度になると、夏の
 エアコンの熱交換器が室内の空気から水蒸気を取り除いたように、冬の室内空気か
 らも水蒸気が取り除かれていきます。

  暖かい場所におかれた湿度計は決して結露の開始を示す湿度 100%を示すことは
 ありませんが、温度と水蒸気量が連動するように見え始めたことはどこかで見えな
 い結露が始まっているサインなのです。

 5 調湿はどう働くか?
  この項目は次の号でご紹介させていただくことにしましょう。
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サイトリニューアル情報
 このところ大きなサイトリニューアルをしていません。

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 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第62号 (通算86号)霜降編 は 2007年10月15日に発行予定です。

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