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断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術


2007.11.19

★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★ 第64号 (通算86号)小雪編           2007年11月19日発行


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 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第64号 (通算86号)小雪編           2007年11月19日発行
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    ┃断┃熱┃・┃気┃密┃・┃防┃湿┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
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    ┃快┃適┃・┃健┃康┃・┃省┃エ┃ネ┃の┃技┃術┃ ┃ ┃
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 ●● 省エネルギーは我慢することではありません。
      貴重なエネルギーを、本当に必要なときに
        大切に使い、もっと豊かで幸せな暮らしを実現することが、
          わたしたちの目指す省エネです。

    「省エネ」のために暖房や冷房を弱くするよりも
      より少ないエネルギーで快適に暮らせる仕掛けをつくり、
          本当に豊かな暮らしをはじめましょう。

    家の建替えや、リフォームのときに
      少し気を配ればあなたの暮らしは遥かに省エネなものになります。
       つまり、建替えやリフォームは省エネな暮らしに変わるチャンスです。

    もうすぐ訪れる化石燃料の終焉の時代を、快適に安全に乗り切る家は、
      僅かなエネルギーで温度のバリアフリーを実現する
             人と地球に優しい家です。          ●●
  http://www.sotodan-souken.com/

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 皆さん、こんにちは
 前号でご紹介した全館連続空調と局所間歇空調の空調コストの比較。如何でしたで
しょうか?
 計算した私自身が計算結果に驚いてしまいました。

 これまでの日本の家は空調するための造り方をされていません。「囲炉裏の煙が屋
根裏を抜けて家の外に出て行くように」と言えば少し大げさかもしれませんが、空気
が滞らないように造られた家を空調するには間歇空調以外の方法は「非常識」な方法
でした。
 日本でも1960年代から一般家庭でも部屋を温める暖房が使われるようになり、まも
なく冷房も普及を始めました。
 効率的に冷房や暖房を使うためには、部屋の空気を閉じ込め断熱性能を高める必要
がありますが、当時誰もそんなことは考えていませんでした。
 従来と同じ造り方の空気が滞らない(気密性能が低い)、断熱を考えない家に冷房や
暖房を入れたのですから、連続空調をすると家を暖めるよりも冬の寒空や灼熱の太陽
に向かって空調エネルギーを垂れ流すことになりますから、空調は局所間歇空調に限
るのは当然の成り行きでした。

 私が結果で最も驚いたことは、1日3時間空調したときに使うエネルギーと、1日3
時間だけ空調を切ったときに節約できるエネルギーの比率です。
 3時間空調を切ってもその間に節約できるエネルギーはそれほど多くないことは私
にも容易に理解できます。全館連続空調なら3時間室温を維持するためのエネルギー
から、3時間の間に失われたエネルギーを引いたものが節約量です。

 その量は床面積120m2の住宅で
木造    Q値=1.5  0.5KWH
RC外断熱 Q値=1.5  0.1KWH
木造    Q値=5.0  5.1KWH
RC内断熱 Q値=5.0  3.7KWH
といったエネルギーになります。

 私が驚いたのはこのエネルギーの節約量ではなく、3時間だけ空調したときのエネ
ルギー消費量です。エネルギー消費量計算の前提として躯体温度も空調温度まで引き
上げることとしています。

 同じ床面積120m2の住宅で、3時間空調するのに必要なエネルギーは
木造    Q値=1.5  46.5KWH
RC外断熱 Q値=1.5  61.9KWH
木造    Q値=5.0  90.4KWH
RC内断熱 Q値=5.0  128.0KWH
です。3時間だけ空調するときに必要になるエネルギーは3時間運転を休むときの18
倍(木造Q値= 5.0)〜 600(RC外Q値= 1.5)倍になるのだとしたら、空調する
家に「スイッチを切って省エネするよりも、省エネ空調が可能になる断熱性能を持た
せる」方が合理的なのは誰の目にも明らかでしょう。

 それでも日本の住宅の断熱化が進まない理由は長年の習慣や、伝統的な建築技術が
更新されるには相当な年月を必要とするからなのでしょう。
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 局所間歇空調したときに建物の中を熱がどう流れるかを追いかけてみて、建物内の
空調と室温のバランスが良く見えてきました。
 理屈はシンプルですが、「なかなか奥が深いなぁ!」という感じもします。

 家の中で熱は伝導や対流で伝わり、温度差をなくす方向に移動しようとし、床や壁
はそれぞれのK値で熱伝達を阻もうとしています。
 一体になったLDKや吹き抜けで繋がった大きな区画は空気が対流することで大き
な温度差が起きることはありませんが、間仕切りで細かく仕切られた部屋、天井とス
ラブで二重に区画された上下階は温度差が大きくなるリスクがあります。
 特に、床面積に比べて大きな外壁や窓を持つ部屋は大半の部分がペリメーターゾー
ンに入るため他の部分からの熱供給に依存すると熱エネルギーのバランスが取りにく
くなります。
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サイトリニューアル情報
全館連続空調と局所間歇空調
http://www/sotodan-souken.com/spot_air_conditioning

 久しぶりに発行日前に発送手続を終ることができました。今年も年内のメルマガ発
行はあと2通を残すだけになりました。

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 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第65号 (通算87号)大雪編 は 2007年12月 3日に発行予定です。

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