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断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術


2008.06.02

★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★ 第77号 (通算101号)芒種編


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 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第77号 (通算101号)芒種編           2008年 6月 2日発行
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    ┃断┃熱┃・┃気┃密┃・┃防┃湿┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
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    ┃快┃適┃・┃健┃康┃・┃省┃エ┃ネ┃の┃技┃術┃ ┃ ┃
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 ●● 皆様こんにちは。
    暑い日があると思えば冬の寒さを思い出させる日も混じり、不安定な気候が
   続きます。今年は梅雨入りが早くなりそうです。

    それでは、「局所間歇空調と全館連続空調」の第三回です。
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全館空調と局所空調 (その3)
 今回は、少し横道に入った話にします。

 私たちは冬に暖房を、そして夏に冷房をします。
 それはなぜでしょうか?

 「おーい、あんまり当たり前のしつもんをするなよ!」
 「そんなこと、小学生だってわかるじゃないか?」
そんな声が聞こえてきそうです。

 「外の気温も、室内の温度も 冬は寒く、夏は暑い。だから、冬に暖房が夏に冷房
が必要になる。」
 多分皆さんはそんな風に考えていらっしゃるでしょう。

 もちろん、その通りです。でももう少し細かく考えて見ましょう。

 建物は外気から熱を与えられたり、外気に熱を奪われたりします。そのほかに太陽
からの直射日光で温められたり、放射冷却で冷やされたりすることがあり、室内の空
気と屋外の空気に温度差があれば換気によって熱の移動が起こります。また、室内で
人が暮らすことによって調理・照明などによる発熱や住む人の体から発散される熱が
空調しなかったときの室温を決めることになります。

 「空調しなかった場合の室温が人の快適と感じる温度帯から外れるときが、空調が
必要になる時間帯だ」と言うのが、今日初めにした質問の答になります。

 であるならば、断熱は屋外と室内の間の熱移動(熱伝導)をなるべく少なくする工
夫であるわけですが、屋上緑化など夏の大きな輻射熱を取り込まないための工夫も重
要な省エネルギー対策になります。
 同時に夏は日射を取り入れないように、冬は日射を取り入れるようにする。冷房シ
ーズンに外気温度が下がれば窓を開いて、あるいはファンを運転して外気を取り入れ
るといった自然エネルギーの活用が必要なことは言うまでもありません。
 さらに、冬の昼間に太陽の輻射熱で湯を沸かし、日没後の暖房エネルギーとして活
用することによって実際に空調で必要とする購入エネルギーを削減する試みも有効で
す。

 「全館連続空調」という言葉は「局所間歇空調」に慣れた私たち日本人には何か贅
沢極まりないもののような印象があるかもしれませんが、前回お話したように熱容量
が大きく、断熱性能の高い建物では空調設備が小型化でき、エネルギー消費もほとん
ど増えないうえに、快適な暮らしが実現する合理的な空調方式です。

 建物の熱容量の大小に関わりなく、全館連続空調するときの空調機能力は
空調機能力=Q値×内外温度差×床面積
という単純な計算式で計算できます。
 局所間歇空調するときにはこれに空調開始時の室温低下を回復するたんのエネルギ
ーや、非空調室に奪われるエネルギーが加わるので建物によって数倍から場合によっ
ては10倍以上の空調機出力が必要になります。

 建物の種別ごとに熱容量と間歇空調用の空調機出力がどんな関係になるのかを空調
機メーカーに尋ねていますので、回答がありましたら改めてお知らせします。

 「全館連続空調」というと「エネルギーを使って力任せで室温を快適に維持しよう」
というイメージを持たれるかもしれませんが、冷房時には極力熱取得を減らし、放熱
を促進した上でなお余分になるエネルギーを冷房によって取り去り、暖房時には極力
熱取得を図り、放熱を妨げた上で不足するエネルギーを暖房によって加えるように配
慮すべきことは言うまでもありません。

 冷房で一番熱取得が多く室温上昇に繋がるのは夏の昼間、暖房で熱損失が大きく、
最も室温が低下するのは冬の夜更けです。
 夏の昼間と、冬の夜更けにどのような省エネ対策を講じるかが最も重要になってき
ます。

 「太陽も昇っていない冬の夜更けにどのような省エネ対策ができるのか?」と不思
議に思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、昼間に充分な温水を溜めておけ
ば自然エネルギーを使って温水暖房することもできます。温度が5℃以下になる外気
も地熱を使って暖めれば10℃以上に予熱して室内に取り入れることができるかもし
れません。
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サイトリニューアル情報
 特にリニューアルはありません。
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 ★★★★★★断熱・気密・防湿 快適・健康・省エネの技術★★★★★★
第78号 (通算102号)夏至編 は 2008年 6月16日に発行予定です。

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