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目からウロコの仏教入門


2008.07.27

目からウロコの仏教入門 ── 知識から血肉へ ──


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── 知識から血肉へ ──

どのような知識であれ、血肉にならなければ意味が無いわけです。

仏教も同様です。

仏教とは、人はいかに生きるべきかと説いた教えです。

本来は、もっとシンプルなものだったのですが、
それが時の流れとともに、複雑化して、
現在のようにとっつきにくくなってしまいました。

仏教の知識的なことを追求して行くと、キリがありません。
おそらく、生涯、調べ尽くすことは不可能でしょう。

一般の本屋さんの仏教書コーナーに行っても、
やさしい本しか置いてありませんが、
大学の図書館などで、仏教の専門書を読んでみますと、
「これはハッキリ言って、意味があるのか」ということが書いてあるわけです。

世の中には、「仏教学者」という存在があるわけです。
この人たちの社会への貢献というのも、もちろんあるわけですが、
とにかく、専門家ですから時間があるわけです。
その時間をつかって、研究成果を出さねばならない。

あらかたの事は、先人が研究し終わってますから、
当然、自分が新しい研究成果を出そうと思うと、重箱の隅をつっつく事になる。
そうしますと、
「これはハッキリ言って、意味があるのか」という論文が出来上がる。

一般の仏教徒が、そういう論文を手にして読んで、
「いや〜、こんな事まで知らないと行けないんだ」なんて思う必要は無いんですよ。

普通の人は、別に知らなくてもいいことを、彼らは書いているんですから。

学者というのは、それでメシが食えるので、まことに結構なことなんですけど、
一方、重箱の隅をつっついているうちに、
メインディッシュが何かわかんなくなっちゃうんじゃないかと思うことがあります。

物事には根っこと幹と枝葉があります。
枝葉ばかりに目が行きますと、根っこと幹がおろそかになる。

仏教にも、根っこと幹になる部分があるんだよと、私は言いたいわけです。

知識は血肉化しなければ意味はない。
にも関わらず、知識をベラボーに増やし過ぎますと、なかなか定着しないわけです。

器用貧乏という言葉があります。
あまりにも、たくさんの事に関心を持って、着手してしまう。
そうすると、何一つ、成就しないうちに終わる。

空手もやった。
剣道もやった。
囲碁もやった。
バドミントンもやった。
結局、どれもチョボチョボで終わった。

これが器用貧乏です。

仏教もそうなんです。
知識を広げすぎると、血肉化しないうちに終わる。

だからその反発として、禅では不立文字と言って、教養を遮断する。
修行中は、一切の活字を読ませない。
昔は、そういう禅寺もあったようです。

浄土真宗では、「門徒もの知らず」という言葉があるように、
知識が狭いほうが良いとされる傾向もある。

あんまり、他を知らなすぎるのもどうかと思いますが、
枝葉を切り捨て、核心を養おうという考え方は、大切だと思います。

仏教徒にとって大切なことは、知識を追い求めることではなく、
核心となる部分の知識を得たら、あとは血肉化に努めることです。

やたら得意げに仏教用語をふりまわす人がおりますが、
そういう人は、仏教がわかっていないのです。

仏教の修得というのは、仏教用語が出て来なくなったら本物だと思います。
仏教用語が出てくるというのは、まだ、知識がひっかかっているということ。
血肉化すれば、自分と一体化しているわけですから、もう用語が出てこないのです。

マニュアルを見ながら仕事をするというのは、効率が悪くてしょうがない。
マニュアルは無意識化するまで、頭に叩き込まねばならない。

仏教も、それと同じだということです。

私も、これまで仏教をずっと語って来ましたが、
知識的なことは、「まとめページ」に書かせていただております。
http://www4.ocn.ne.jp/~buddhism/meuro.html

それ以上に新鮮な知識は、さかさに振っても、もう出て来ません。

常に新しい知識を追い求める人にとっては、物足りないかも知れません。

しかし、仏教というものは、新しい知識を追い求めるものではなく、
本当の知識を掴んだら、その知識を、
どう人生や社会に適合させるかということが大事なのだろうと思うのです。


-【編集後記】---------------------------------------------------------------

今週も色んな事件がありましたな。

一つ、一つ、とりあげる気力がなくなるほど、ウンザリするような事件です。

日本全体が集団狂乱に陥ったとしか、言いようがありません。

根源にあるのは、ストレス社会なんでしょう。

金持ちも貧乏人も大人も子供も、みんな、ストレスにさらされている。

それが、ちょっとしたキッカケで、歪んだ形で表れる。

ですから、このストレスの原因を遮断して行かないと、
こういった事件は無くならない。

テレビのコメンテーターは、みな偉そうに弁舌しておりますが、
今は誰が犯罪者になってもおかしくないと思います。

みんな、ストレスを抱えているから。

だから私は、自分が「聖」で、
事件を起こしたその人が「俗」と言うような言い方は出来ない。

ふとしたキッカケで、自分がいつ、その人と似たようなことをするかわからない。

街で、人をぶんなぐりたくなることありませんか?

無い、という人はいないはずです。

「コノヤロー!ぶっとばしてやろうか」と思う事、あるでしょう。

そして、「コノヤロー!」と思う事が、年々、増えて来ているはずです。

それがこの時代なのです。

ですから、いつ、私が、そしてあなたが、実際に手を出してしまうかわからない。

「そうしないようにしましょう」なんて、あえて言いませんよ。
そういう当然な事は、私のメルマガでは言いません。

私が言いたいのは、
現代社会のストレスがどこから来たのかという問題を考えないと、
事件は無くならないということなんです。

厳罰化したって、しょうがないのです。

犯罪は、衝動によって起こるのですから。
その瞬間、「これをやったら死刑になる」などと言う理性は、働かないのですよ。

それどころか、かえって、自分の行動が刑罰に結びつくことに対する、
快楽さえ感じるのです。
子供があえて恐そうな店主のいる店で、万引きするような感覚です。

この辺の心理が理解できないと、厳罰化しても犯罪が減らないということになる。
それがアメリカ社会でしょう。

アメリカで社会的に力の持つ裕福層は、この心理を理解できない。
だから厳罰化して犯罪を抑制しようとして来た。
でも、犯罪は減っていない。
なぜか?

日本はそこに学ぶべきです。

根源は社会ストレスです。
ストレスの原因は格差です。

貧しい者は当然、ストレスを感じる。
豊かな者も、自分が尊敬されていないことによるストレスを感じる。

昔は豊かな者は、それなりに尊敬された。
でも、今は、尊敬されない。
それは格差社会だからです。
格差社会の中で、弱者を放置して、自分だけ甘い汁を吸う。
だから尊敬されない。

年収一千万はあるだろう官僚が、不正をしてまで、さらに金を手に入れようとする。
なぜか?
官僚という職業が尊敬されていないからです。

この辺の話は、機会があれば、また書きます。

こういう話って、ひがんでいると思われるのがいやで、
同じことを考えている人も、あまり語りたがらないのです。

私はそういうの平気ですので、おもいっきり語る。

ですから、このメルマガは、こういう話を聞ける数少ない場所の一つだと思います。

今後ともご愛顧ください。


-【お知らせ】---------------------------------------------------------------

以前ご紹介した、
メルマガ「自分が好きになるメンタルビューティートレーニング」
の発行者、角礼寿(すみ れいじゅ)さんが、このたび、本を出版されました。

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ご興味のある方は、読んでみてください。

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  詳細・ご応募は→ http://www.reiju-sumi.com/kokoro-c.html


-【著者運営サイト】--------------------------------------------------------

まとめページ
http://www4.ocn.ne.jp/~buddhism/meuro.html

ひとり仏教の会
http://buddhism.fc2web.com/

幻住書店
http://blog.so-net.ne.jp/genju/

なんとなく、とぎれとぎれに
http://ameblo.jp/astottarasata/

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◎著者へのメールは、このまま返信すると届きます。


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