2007.06.01
【読むと幸せになるメルマガ! #168】危険な道や毒のごとく
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【読むと幸せになるメルマガ! #168】危険な道や毒のごとく 2007.06.02
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【目 次】
●1 危険な道や毒のごとく
●2 お知らせ
●3 文献案内
●4 はじめて読んだ方に
●5 編集後記
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●1 危険な道や毒のごとく
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お元気ですか。発行人の寺崎です。
結局、5月は一度しか配信できませんでした。
公私ともに忙しかったことと、その忙しさのせいか、最後の一週間は気が抜けてしまい、
必要最低限のことしかせずに過ごしてしまいました。
この先もマイペースで配信して参りますが、末永くおつき合いお願いします。
さて、123番目の法句について考えてみたいと思います。
123、財貨(たから)多くして
伴侶(なかま)すくなき商旅(あきうど)の
危懼(おそれ)ある道を
さくるがごとく
長寿(いのち)を望むひとの
毒物(どく)をさくるがごとく
あしきことをさくべし
(現代語訳)同行する仲間が少ないのに多くの財を運ばねばならぬ商人が、
危険な道を避けるように、
また生きたいとねがう人が毒を避けるように、
ひとはもろもろの悪を避けよ。 (中村元訳)
「悪」をなさないということを、釈尊がいかに重要視していたかが伝わってくる一句で
す。
このことは、釈尊の生きた時代と社会にその一因があるのだと思います。
経済の発展によって、都市が生まれ、都市に人口が集中しました。
都市においては、旧来の価値観が迷信として退けられ、そのため物質享楽的な生き方を
追求するようになった都市生活者が、金やもののために強盗や殺人を犯すことも少なく
なかったようです。
人助けをするなどの善行ができればこれに越したことはありませんが、このような状況
では、まず悪事をなさないことが、重要なことです。
しかもそれは慎重になされねばなりません。
自分にその意思がなくとも、巻き込まれたりするからです。
人数が少ない隊商は山賊などに襲われる危険度は高くなります。
ですから、できるだけ危険な道を避けなければなりません。
露の如く脆弱な生身を保ち続けるには、毒は断じて遠ざけておかねばなりません。
同様に、できるだけ「悪」から身を遠ざけておくことが大切です。
「悪」は、少しばかり危険な匂いがし、場合によって魅力的です。
しかし、取り返しのつかない場合もあります。
試しに毒を飲んでみたら死んでしまった、では泣くに泣けません。
興味本位に、悪いことをし、他の人の命を害したり、そこまでいかなくとも信用を失ったりすれば、取り返しがつきません。
時には、石橋をたたいて渡らない、くらいの慎重が必要な場合もあるのではないでしょ
うか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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●2 お知らせ
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4月のはじめに、般若心経に関するサイト「般若心経ドットインフォ」をリニューアル
しました。
「般若心経を読誦する」のコーナーは、「般若心経読経(音声)」に変更しました。
→ http://www.hannyasingyo.info/dokuju/
また、『般若心経を読む』のコーナーには、「十、真言の力」「十一、すべてに幸いあ
れ」を加えました。
以前より読みやすくなりましたので、どうぞ一度ご一読ください。
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●3 文献案内
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当メルマガで使用している『法句経(ダンマパダ)』の翻訳本を紹介します。
1、友松圓諦『法句経』講談社学術文庫
名訳として知られています。詩のリズムを大切にして訳しています。
2、中村元『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫
仏教学の世界的権威の翻訳です。意味の正確さはさすがです。
『法句経』のほかに、『感興のことば(ウダーナ・ヴァルガ)』の
翻訳も収めてあります。
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●4 はじめて読んだ方に
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このメルマガは、最古の仏教経典の一つ『法句経(ほっくきょう)』を題材に
「幸せ」について考えようというものです。
だいたい毎週金曜日に配信しています。
末永くおつき合いをお願いいたします。
『法句経』についてはコチラをご覧下さい。↓
http://blog.livedoor.jp/blackbutter/archives/24112876.html
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●5 編集後記
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小学校五年生の末娘が寝言で、「疲れた」と言っていました。
親バカかもしれませんが、娘は前向きの性格で、どんなことでも「楽しかった」と言っ
て、決して弱音は吐かないのですが、どこかで無理をしているのかもしれません。
結構、見栄っ張りのところもあるからです。
教育再生会議の第二次報告が首相に提出されました。
「必要に応じた土曜日授業実施などで授業時間数10%増」が盛り込まれました。
週休二日は基本的にはよい制度だと思います。
連続二日くらい休まないと、休まらないと思います。
学校時代を思い返しますと、土曜の午後が嬉しくて、日曜の夕方には憂鬱になっていま
した。
末娘は、日曜の午後になると学校に行きたいと言い出していました。(今は、土曜日曜
とミニバスの練習があるせいか言わなくなりました)
じゅうぶんに休んだ証拠でしょう。
問題は過ごし方なのではないでしょうか?
「徳育」を新たな教科に格上げするというのも「?」です。
教科にするというのでから、成績をつけるのでしょう。
そんなことよりも、おとなが「悪」を遠ざけ、規範的な生活の手本を示すことが大切で
す。
少年犯罪の凶悪化が言われています。
しかし、その責任は親をはじめとするおとなにあります。
子どもはおとなの社会の鏡です。
自分の生活、生き方を再点検したいものです。
くれぐれもご自愛ください。
合掌
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読むと幸せになるメルマガ!
発行人 寺崎 敬道(てらさき けいどう)
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