マヤ先住民の宇宙的教育に触れて〜マヤン・カレンダー |
2007.09.23
マヤ先住民の宇宙的教育に触れて(マヤ・カレンダー周期 55)
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2007年9月23日 (オク13日 ヤシュ7月 チチャン5年)
本メルマガは、マヤの神聖暦「ツォルキ’ン」のサイクルに準じて、
伝統的なツォルキ’ン・カレンダーの13日目に配信しております。
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イン・ラケ’ッチ! 太陽のご兄弟、ご姉妹 !
マヤ(中米)と日本の架け橋として活動する
NAGA K'U(ナガク’)奥義学校の代表
小櫻正幸(マサユキ)、聖奈子(ミナコ)がお届けする
メールマガジン「マヤ先住民の宇宙的教育に触れて」。
皆様とのこのご縁に、心から感謝申し上げます。
日々の日常生活から得た気づきを、
マヤ先住民の長老フンバツ・メンから教えていただいた
宇宙的教育を交えながら分かち合わせていただきます。
私達にとっての学びが、
皆様の気づきのきっかけになれば大変嬉しく思います。
これからも末永く、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
NAGA K'U (ナガク’)奥義学校 ホームページ
http://www.nagaku.com
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マヤに行っていたため2回分の配信ができませんでした。
その代わりと言っては何ですが、今回は長文です。
じっくりお読みくださいませ。
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「長老、最後の時、そして始まりの時」
マヤ先住民の長老フンバツ・メンと約10ケ月ぶりに再会した。
待ち合わせたのはある大きな洞窟。
お互いに正反対の方角から約3時間かけてのドライブだった。
ゲートに到着。
降りてトイレに駆け込もうと、
何気なく後方に目をやると、見覚えのある車。
「あぁ!この車!」
降りてくる姿は、太陽にまぶしく光る真っ白な衣装。
長老フンバツ・メンの登場だ。
マジカルな磁力は互いを引きつけ合う。
別々の場所から出発した車は、
まさに同じ時間に同じ場所に到着。
エネルギーが高まる喜びの瞬間。
熱いハグとキス。
「またお会いできました!」感動的な嬉しさが込み上げる。
しかし、いつもとどこか様子が違う。
彼には珍しく、というか、初めて見たが風邪をひいていた。
ゼ〜、ゼ〜と肩で息をし、咳きをしている。
顔がむくみ体調が悪そうなのだ。
フンバツ・メンも、もう70歳に近いお歳。
母親が長寿とはいっても、
メキシコの平均寿命の年齢は超えている。
また、シャーマンは、いつでも死の影と隣り合わせ。
いつだって精力満々の姿しか見てこなかったから、
弱った時の彼を見ると、世界の宝を失う恐れ、
そして、いつか肉体を離れる「お別れの時」を想起して、
とても悲しい気持ちになった。
数日間、共に話をしていて気がついた。
彼は今、人生の中での「寂しいサイクル」にいるということを。
一人で生活していることがたまらなく寂しい時があると言う。
彼の家は、ユカタン半島のメリダ市郊外にある。
自らがデザインしたモダン建築。
外壁は高く、
その塀の上には泥棒避けに割れたガラス瓶が塗り込められている。
入口の両サイドの白い壁は、
何年か前にスプレーでいたずら書きされたまま。
泥棒やいたずらは、平和なメリダでも増加しているという。
塀の内側ではマヤ土着の植物や木々が風に揺れる。
入口からは、約4mの橋が架けられている。
居住空間を取り囲む庭は1.5m掘り下げられており、
ハリケーンがきても水没しない、お堀のような役目を果たす。
緑に囲まれた大きな敷地の一軒家。
確かに数年前までここは活気に満ちていた。
若い妻が微笑み、小さな愛娘が寄り添い、
友人の旅行会社のために快く部屋を貸していたので、
大勢の人が出入りしていた。
外国からの来客も多かった。
しかし昨年、多くの人が訪れ、親しんだこの家が売りに出されていた。
「自分はロルベ(建設中のマヤン・コミュニティ)に暮らす。
ハンモックが一つあればそれでいい」と話していた。
今回、まだ売れていなかった長老の家で、
じっくりと話を聞いていた時、
ふと、いたたまれない程の寂しさを感じた。
「見上げても、部屋の中は白い壁。
ロルベであれば、
緑の木々や動物、風や星も側にいてくれる。
一人ではないと感じさせてくれるから寂しくない」
そう話す長老の愛娘は11歳になった。
毎日電話で話すとは言え、
分かれた妻と別の所で暮らしている。
また、暦をはじめとするマヤの教えを与えた多くの人も、
自分とは考えが違うからと言って離れていった。
「最後になって一人で生きるのもシャーマンの道。
師である伯父もそうだった。
これも運命と分かってはいるが、
一人である寂しさを感じることもある。
私が人生で、長年取り組んできたマヤ・カレンダーの教えを、
この11月のイベントで終わりにするつもりだ」
そう言いながら、目の端にキラリと光る水滴が現われてはぬぐわれた。
あぁ!太陽の神官!
生きながらにして、既に伝説の長老フンバツ・メン!
私達がどうしようもなく寂しく落ち込んでいる時に、
いつも励ましてくれた太陽の神官が、
今、自らの寂しいサイクルの中にいるのだ。
私達はいつもあなたを愛しています。
日本には、あなたに会いたいと強く願う人が大勢います。
あなたが、
「太陽を見れば、いつも私はそこにいる」
と話してくれたことを決して忘れません。
今、微力ながら私達が彼を励ます時なんだと、強く感じた。
外に出てアイスクリームをおごってもらい、
外気にみるみる溶けるチョコレートを追いかけるようにほおばりながら、
これからの人生の新しい展開について話してくれた。
私達二人と時を同じくして、
長老も人生の次なるステップに踏み込んだことを知った。
私達は12年間、
フンバツ・メンの側で様々なものを見たり聞いたりしてきた。
本当に大勢の人が、彼の教えを得るだけ得て、離れていったこと。
どんなに歯の浮くような大きな話が持ち込まれても、
資本主義優先のハートの伴わない考えを提示された時には、
信念を曲げずに「ノー」と応えてきたこと。
「私はシャーマンだ」とか、「グルだ」とか、「グループのボスだ」とかは
決して言わず、そんな態度も一切、表に出さないこと。
いつだって変わらず愛情深く、
言葉がいつまでも不自由な私達を可愛がってくれた。
彼が話すことや行ないは、
12年前と一切変わらず、常に一貫している!
子供の頃に教わったことを、素直に疑いなく伝えているのだから!
彼がどんなに祖先を愛し、尊重し、
マヤの知識を大切に扱ってきたかを、
私達も充分に理解してきた。
現代に生まれたマヤのシャーマンの一人として、
現代文明と古代文明の教えの狭間で、
私達の想像を遥かに超えるほどのマインドの崩壊もあったと言う。
それを乗り越えた偉大な長老であり、愛に溢れた人なのだ!
それに比べて受け取り手のである現代人は何なんだ?
教えてもらった知識に対する尊重もなく、
換金しては自分の懐だけを温める。
師を師とも思わず、バカにしたり、陰口をたたいたり・・・。
いったい何なんだ?
これ以上、フンバツ・メンから何かを奪おうとなんてしないで頂きたい!
彼からの承認を得ようとなんで、しないで頂きたい!
私達の怒りは、
世界中に宇宙的なマヤ・カレンダーの知識や、
古代マヤの教えを惜しみなく与えた長老が、
心を許す私達にだからこそこぼした、
一人の寂しさや空しさを思うからこそ、
悲しくなって込み上がってくるのだ!
フンバツ・メンが生きているうちに、
一人でも多くの日本の方に、彼を実際に感じてもらいたいと思う。
そして、マヤの宇宙的教育の実践者となって頂きたい。
自分の人生はもちろんのこと、
後の世代の人々のために活用してもらいたいのだ!
それが彼の本当の願いでもある。
フンバツ・メンは決して人を悪く言わない。攻撃しない。
これは、絶対だ。
彼のスタイルであり、彼の生き方そのものだ。
どんなことも、「それは運命だ」と受け止める。
そんなフンバツ・メンを私達は伝説の長老として尊敬している。
そして、彼が生きている限り、
彼が差し出し、与えてくれるであろう、
新たな、魅惑的な提案に反応し続ける。
私達二人の人生をかけて、
これからも長老を応援し、支え、愛し続けると固く決意する。
授かった教えを大切に守り、深い尊重をもって、
未来に継承してゆくとここに誓う。
長文、お読みいただき、ありがとうございました。
マヤに、行きましょう!
父なる太陽の偉大なる光がいつもあなたと共にありますように。
イン・ラケ’ッチ!(私はあなた、あなたは私)
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